日本会議唐津支部 事務局ブログ

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佐賀県議選 唐津市・玄海町選挙区の多彩な候補者群 ~原発再稼働とオスプレイ配備問題について~

2015年04月08日 | 投稿記事

 議席6に対して、10人の候補者! この選挙区の有権者は選択肢がいっぱい。

 そこで、8名の候補者について、《(玄海町にもある)原子力発電所の再稼働》、《佐賀空港・周辺へのオスプレイ配備計画》についてのご意見を比べます。

 《県政+国政に対する責任感がみられるか》という観点で考えてみます。

1 原子力発電所の再稼働について

 ~県民・国民の経済生活に対して(それなりに)責任感が感じられる方々(※あいうえお順)~

井上常憲さん(自民党) 国の安全基準をクリアしたら賛成。経済再生に必要。最終処分問題にも国は積極的に取り組んでいる。

大場芳博さん(自民党) 遠い将来は別として、現段階では、立地自治体社会存立問題、環境汚染の問題、安定したベースロード電源の問題等を考慮し、国民全体の問題として考える。

木村雄一さん(公明党) 産業・雇用の分野で大きな役割。将来は次第に依存度を下げたがよいが、当面は再稼働が必要。ただし、住民理解が必要条件。

田崎信幸さん(自民党) 国の責任や地域防災対策を求める。再生可能エネルギーの普及と併せた原子力の利点と課題を考慮し、住民理解が得られれば再稼働を進める。

桃崎峰人さん(自民党) ほぼ同上。

米倉幸久さん(自民党) ほぼ同上。

 ~私には政治家としての国民経済に対する責任感が感じられない方々~ 

井上佑輔さん(共産党) 原発事故は人と地域を壊す。再稼働は許せない。

宮崎泰茂さん(無所属:会派は県民ネットワーク) 玄海原発は即刻廃止すべき。 

■私の意見

(1) 中共(=中国共産党独裁国家)や朝鮮半島国家、ロシアなどとの敵対的あるいは競争的な国際関係で負けるわけにいかない。※負ければどんなことをされるかわからない。

(2) 現在の豊かな国民経済の維持あるいは発展をしたいと思うならば、現時点で原子力発電をやめることは(緩慢な)自殺的行為。

 より具体的に言えば、福島の教訓を活かした安全対策は当然の前提として、国家安全保障の観点での、自給的エネルギーの確保、「次世代の高温ガス炉」や「廃炉技術」などの世界最先端の原子力発電関連技術の保持、戦争抑止力としての核兵器保有の可能性の継続(または戦争抑止的核兵器の保有)が考えられます。

※将来的には

 ・日本では約7000年前に鹿児島南方の海域で起きたような、「約1万年に一度」「百年で1%の確率」と言われている「破局噴火」「超巨大噴火」「カルデラ噴火」が起きれば無事ではすまないので、将来的には「既存の原発」は順次廃炉にすべきだと思います。
(破局噴火では、日本全体あるいは半分ほどが壊滅的被害を受ける。可能性が高いのは九州と北海道だと言われている。)

 そして、現在研究が進んでいる「とても安全な高温ガス炉(=事故が起きても放射性物質の放出がない)」などが実用化できれば、それらをベースロード電源の一部として建設すべきです。

 ・現有炉では、津波と地震対策は着々と進んでいて、数年ですべて改修が終わるようです。したがって、その後は(「破局噴火」対策はできませんが)「軍事的攻撃」「テロ攻撃」への対策をとれば、当面の稼働を進めるべきです。それが、国民経済と安全保障の観点でみれば、現実的で責任ある国策ではないでしょうか。

 


2 オスプレイ配備計画について

 ~日本国の安全保障問題について責任感が感じられる方々~

・井上常憲さん(自民党) 賛成。防衛力整備は国の最重要課題。私たちは佐賀県民であり、日本国民。戦後70年、日本が平和であったのは「憲法9条」があったからではなく自衛隊と米軍がいたからというのが国際政治の常識。

・大場芳博さん(自民党) 国防に係る問題なので、国からの働きかけがあれば、沖縄1県に背負わせるのではなく、国全体の問題として前向きに考える。

桃崎峰人さん(自民党) 国防に関する重要な事案。沖縄の基地負担の軽減の大義を前提に、将来に向けた安全運用確証、地域住民の懸念に対する説明、国の全体計画の確認等を含め、県は正面から国との協議に臨むべき。

 ~態度保留~

木村雄一さん(公明党) 民間空港として発展させていくことが本来の姿。まず全体の計画を明らかにすることが第1義で、誘致するかどうかの判断をする条件が整っていない。

田崎信幸さん(自民党) 国防に関する重要な事案だが、全体的な計画が明確でない段階であり、地元住民の懸念される点について注視したい。

米倉幸久さん(自民党) ほぼ同上。

 ~日本人の政治家としての責任感がまったく感じられない方々~

井上佑輔さん(共産党) 騒音や風害、事故など多くの問題を抱えている。「戦争をする国作り」に反対。佐賀空港配備になれば韓国や中国までさらに近くなる。アジアに緊張感が増す。佐賀県を最前線基地にしたくない。

・宮崎泰茂さん(無所属:会派は県民ネットワーク) 絶対反対。安倍政権の集団的自衛権の行使容認から憲法改正までの戦争への道を阻止しなくてはいけない。
 

今日(4/8)の佐賀新聞の報道では…

・見出し・・・「8割が態度示さず」「判断できる情報ない」

・内容抜粋・・・「賛否を明確にしたのは9人」「会派で統一して回答した自民(無所属1人を含む)現職27人は…「計画が明確ではない段階で、動向を注視する」とのコメントを付け、「○×△」の回答は避けた。」

■私の意見

 配備に反対しているのは、共産党、社民党と無所属の一部。共通しているのは「戦争準備反対」ということのようです。

 ????? 反日政策の中共はしゃかりきに戦争準備、反日北朝鮮はもう核弾頭を10発以上も制作済み、韓国も反日まっしぐらで海軍増強、かつての戦争相手国:アメリカは世界最強の軍保持・・・このような国際状況で「日本だけは戦争準備(=防衛力整備)してはいけない」という日本人は、はっきりいって無知もうまいな人間。

 ただし、この「戦争準備反対」を叫ぶ方々は、政治家になれるほどのかなりの知性と教養をお持ちのお方ですから、論理的・合理的に考えれば、反対理由は、

1 日本や統治機構や統治者が嫌いでたまらない。

2 ものすごい臆病者(=つねに他人に守ってもらわないと生きていけない弱虫)。

3 政治権力を奪うための一時的な嘘つき。

4 外国勢力の宣伝・工作にのせられている。

5 すでに外国勢力の工作員になっている。

 のどれかではないかと推測できます。

 佐賀空港とその周辺の自衛隊基地を整備して、現在佐賀県吉野ヶ里町の町中にある「陸上自衛隊目達原駐屯地」配備のヘリ部隊を移し、新設のオスプレイ部隊を配備することについては賛成です。その理由は

1 共産党の井上候補者が言うように「佐賀空港配備になれば韓国や中国までさらに近くなる」から。仮想敵国から遠く離れていては防衛にならない。

2 佐賀空港の周りは、ほとんどが田んぼと海だから。※九州は広いが、住民が少ない山地や海などに新たに滑走路を作るには膨大な費用がかかりすぎる。

3 経済の観点だけみれば、佐賀空港は赤字垂れ流しの「やっかいもの」。だから、自衛隊が使ってくれれば、佐賀県(民)の毎年の負担が何億円も減るはず。
  ※井本知事時代に「強引に」作られた佐賀空港・・・当時も今も、ほとんどの県職員が「赤字経営は避けられない」と言い続けているのは事実。

 日本人のほとんどは、もちろん私も戦争したいはずがありません。《殺し合い、破壊するための武器や軍隊がない世界》がいいに決まっています。

 しかし、外国などから戦争やちょっかいを仕掛けられないために、必要悪として、武力:防衛力を整備する必要があるのです。

 それが「(戦争)抑止力」というものです。

<投稿:松永正紀>

※参考資料として主に「唐津タイムス 4月3日:22号」を使わせてもらいました。



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