29 日米関係 -178- 《戦後》Ⅺ 占領期(1945-52)-12-
■まとめと考察 ⑴領土の縮小 3/3
1 「ポツダム宣言の領土事項」の描き方
●「ポツダム宣言の領土事項の内容」を説明している。 → 〇 7社(除:学び舎)
●上記について無記。 → ✖ 学び舎。
※この知識は、現在世界の状況理解のための必須知識だろう。
2 「主権を放棄した(させられた)領土」の描き方
●「台湾、朝鮮、南樺太、千島列島」のすべてに言及している。 → 〇 5社:育鵬社、帝国書院、教育出版、日本文教、清水書院。
●上記すべてについて無記。 → ✖ 学び舎。
●「南樺太、千島列島」について無記。 → △ 自由社、東京書籍。
※1に同じ。
3 「北方領土問題」の描き方
●上記について、基本知識を伝えている。 → 〇 6社:育鵬社、自由社、帝国書院、日本文教、清水書院、学び舎。
●「4島」であることに言及していない。 → △ 東京書籍、教育出版。
※「北方領土」という表現だけでは、ほとんどの中学生は理解できないだろう。/◎島名まできちんと伝えているのは、育鵬社、自由社、日本文教、清水書院の4社。
4 「沖縄と小笠原諸島」の描き方
●上記について、基本知識を伝えている。 → 全8社。
※「奄美群島」は、主権回復の翌年:1953年には返還されている。
~次回から、⑵GHQの占領政策 ①政治の仕組み~
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《著者:松永正紀 教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》
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