ツバメたちのその後。ご報告が、
すっかり遅くなってしまいました。
そろそろ巣立ち寸前、というところから先が、
なかなかドラマの連続で、
目が離せませんでした。

↑ 6月17日の朝、いつも通り、メスとオスによる給餌が始まっていました。
長い尾羽のオスが、獲物を持ってやってきました。
ひなはすっかり大きくなって、羽毛をふくらませていると、
親と同じくらいに見えることもあります。

↑ 父さんツバメは、なんのためらいもなく、ひなの背中にのりました。
ひなもあわてていません。
ひなの上にのっても大丈夫、と親もわかり
ひなのほうも、へっちゃらなわけです。
で、このとき。ひなが一羽いないことに気づきました。
あたりを見回すと・・・

近くの小さな窓枠に、ひながいました!
左のほうがひな。そして、右上には、母さんツバメがいます。
ひなは、母さんに近づこうとしているのか、
羽ばたきを繰り返していました。
つまり、巣から一羽のひなが飛び立ったというわけです!
この子↓

↑ いちばんに巣から飛び出した、いちばんの年長さん。
若鳥の貫禄が感じられるようにも見えます。
どうも、自力で巣からここまで飛んだようで、
これまでの巣立ちでは見たことがない、冒険心に富んだ若鳥のようです。

↑ 巣のひなたちは、大騒ぎ。
飛び立った若鳥がピィピィ鳴くと、ほかのひなたちもピィピィ鳴いて、
それはそれは大騒ぎ。親鳥のジュジュッという声も混じるのですが、
だんだん興奮して、巣に残っているひなのいちばん大きな子が、
他のひなの上にのって羽ばたいています。

↑ 巣立った若鳥が飛び立ち、父さんツバメがその後に続きました。
若鳥は、天井近くの茶色い桟(さん)を目指したのですが、
足の爪がすべって、うまく止まれません。

↑ 壁をすべり落ちる若鳥・・・
父さんツバメは、体を立てて、静止飛行でつき添いました。
結局、若鳥は、父さんツバメが見守るなか、
バランスをくずして床に落ちました。
母さんツバメも、同じように飛びながら、
若鳥を見守っていました。
床に落ちた若鳥は、ふたたび飛んで、元いた窓枠のところに戻りました。
それからしばらくたって、
父さんツバメも、母さんツバメも、外に出ていってしまいました。
子どもたちだけが残っていたとき、
窓枠にいた若鳥が、飛び立ち、
旋回した後で、外に出ていってしまいました。
朝10時10分のこと。
親がいないときに! たった一羽で出ていってしまった!
ああ、たいへん、どうなるんだろう、と胸がつぶれる思いでした・・・
そのあとは、親たちが戻ってきても、ひなは巣にいる3羽だけ。
出ていったあの子はどうなったんだろうと、気がかりでした。
その子の姿を再び見たのは、
午後1時50分のこと。
ツバメの家の前の電線に、若いツバメがいたのです。

↑ よく見ると、40センチほど離れて、母さんツバメがいました。

↑ 若鳥はとまった場所からほとんで動かず、
父さんツバメや母さんツバメがそばにきて、ともに時間を過ごしていました。
ときどき、食べものをもらっています。

↑ こんなふうに・・・
母さんツバメは、飛んできては、身をひるがえし、
「さあ、行きましょう」というふうなしぐさで
若鳥を誘っています。

↑ なんどもこうやって身をひるがえし、L字ターンで、
ツバメの家へ飛んでいきます。
そして!
ねぐらでもあり、巣があるこの場所に、
若鳥を連れ戻したのです↓

↑ この後、中に入っていきました・・・
翌日は、次の子どもが巣から飛び立ち、
そのまた翌日は、三番目の子どもが飛び立ちました。
なかなか巣から離れなかった四番目も、その翌日に飛び立ちました。
しかし、夕方になると、み〜んなこの場所に
戻ってきます。
ここは、子育ての場所だけではなく、
ねぐらになっていることが、よくわかりました。
この間の写真は、またの機会に。
明け方、ねぐらから6羽で飛び立って、夕方に帰ってくる。
そんな暮らしが、6月末まで続きました。
そして、7月に入って、
両親のツバメたちは、同じ空間の、しかし新しい場所に
巣づくりを始めています。
これからどうなっていくのでしょう。
それにしても、子どもたち全員の無事な巣立ち。
こんなに嬉しいことはありません!
親と子の距離感、見守り方、
いろんなことを教わった気がしました。
すっかり遅くなってしまいました。
そろそろ巣立ち寸前、というところから先が、
なかなかドラマの連続で、
目が離せませんでした。

↑ 6月17日の朝、いつも通り、メスとオスによる給餌が始まっていました。
長い尾羽のオスが、獲物を持ってやってきました。
ひなはすっかり大きくなって、羽毛をふくらませていると、
親と同じくらいに見えることもあります。

↑ 父さんツバメは、なんのためらいもなく、ひなの背中にのりました。
ひなもあわてていません。
ひなの上にのっても大丈夫、と親もわかり
ひなのほうも、へっちゃらなわけです。
で、このとき。ひなが一羽いないことに気づきました。
あたりを見回すと・・・

近くの小さな窓枠に、ひながいました!
左のほうがひな。そして、右上には、母さんツバメがいます。
ひなは、母さんに近づこうとしているのか、
羽ばたきを繰り返していました。
つまり、巣から一羽のひなが飛び立ったというわけです!
この子↓

↑ いちばんに巣から飛び出した、いちばんの年長さん。
若鳥の貫禄が感じられるようにも見えます。
どうも、自力で巣からここまで飛んだようで、
これまでの巣立ちでは見たことがない、冒険心に富んだ若鳥のようです。

↑ 巣のひなたちは、大騒ぎ。
飛び立った若鳥がピィピィ鳴くと、ほかのひなたちもピィピィ鳴いて、
それはそれは大騒ぎ。親鳥のジュジュッという声も混じるのですが、
だんだん興奮して、巣に残っているひなのいちばん大きな子が、
他のひなの上にのって羽ばたいています。

↑ 巣立った若鳥が飛び立ち、父さんツバメがその後に続きました。
若鳥は、天井近くの茶色い桟(さん)を目指したのですが、
足の爪がすべって、うまく止まれません。

↑ 壁をすべり落ちる若鳥・・・
父さんツバメは、体を立てて、静止飛行でつき添いました。
結局、若鳥は、父さんツバメが見守るなか、
バランスをくずして床に落ちました。
母さんツバメも、同じように飛びながら、
若鳥を見守っていました。
床に落ちた若鳥は、ふたたび飛んで、元いた窓枠のところに戻りました。
それからしばらくたって、
父さんツバメも、母さんツバメも、外に出ていってしまいました。
子どもたちだけが残っていたとき、
窓枠にいた若鳥が、飛び立ち、
旋回した後で、外に出ていってしまいました。
朝10時10分のこと。
親がいないときに! たった一羽で出ていってしまった!
ああ、たいへん、どうなるんだろう、と胸がつぶれる思いでした・・・
そのあとは、親たちが戻ってきても、ひなは巣にいる3羽だけ。
出ていったあの子はどうなったんだろうと、気がかりでした。
その子の姿を再び見たのは、
午後1時50分のこと。
ツバメの家の前の電線に、若いツバメがいたのです。

↑ よく見ると、40センチほど離れて、母さんツバメがいました。

↑ 若鳥はとまった場所からほとんで動かず、
父さんツバメや母さんツバメがそばにきて、ともに時間を過ごしていました。
ときどき、食べものをもらっています。

↑ こんなふうに・・・
母さんツバメは、飛んできては、身をひるがえし、
「さあ、行きましょう」というふうなしぐさで
若鳥を誘っています。

↑ なんどもこうやって身をひるがえし、L字ターンで、
ツバメの家へ飛んでいきます。
そして!
ねぐらでもあり、巣があるこの場所に、
若鳥を連れ戻したのです↓

↑ この後、中に入っていきました・・・
翌日は、次の子どもが巣から飛び立ち、
そのまた翌日は、三番目の子どもが飛び立ちました。
なかなか巣から離れなかった四番目も、その翌日に飛び立ちました。
しかし、夕方になると、み〜んなこの場所に
戻ってきます。
ここは、子育ての場所だけではなく、
ねぐらになっていることが、よくわかりました。
この間の写真は、またの機会に。
明け方、ねぐらから6羽で飛び立って、夕方に帰ってくる。
そんな暮らしが、6月末まで続きました。
そして、7月に入って、
両親のツバメたちは、同じ空間の、しかし新しい場所に
巣づくりを始めています。
これからどうなっていくのでしょう。
それにしても、子どもたち全員の無事な巣立ち。
こんなに嬉しいことはありません!
親と子の距離感、見守り方、
いろんなことを教わった気がしました。