にっち・自然に囲まれて

多様な生きものといっしょに生きる雑貨店。

ベルギーのチョコレート、入荷しました!!

2016-09-30 22:23:59 | にっち&くるみ:店情報
待ちに待った、ベルギーのチョコレートです!

夏の間、お休みしていたチョコ。
「チョコはまだですか?」と、お客様から聞かれることが
たびたびでした。



↑ 一押し、二押しの、コートドール・チョコレート。
  上は、タブレット・ミルク。下が、タブレット・ビター


それぞれ、板チョコが2枚、入っています。
一般の板チョコを考えると、これは、ずしんと重いです。

ベルギーでは、知らない人がいないくらいポピュラーで、
濃厚なカカオの味わい、芳醇なアロマの高品質チョコレートです。

1883年に誕生した、コートドールのチョコ。
ベルギーの人々にとって、生活の一部、といっても
言い過ぎではありません。

定番のミルクチョコレートもよし、
カカオ分48%のビターチョコレートもよし。
ぜひ、一度味わってみてください。





↑ こちらは、食べきりサイズのチョコ・バー。
  上が、トリュフ・バー。下が、ミルク・バー。

トリュフのほうは、ガナッシュ(チョコに生クリームを加えたもの)を、
ビターチョコレートでコーティングしたもの。

これまた、ひじょうにファンの多いチョコです!


今回は、初登場の ↓こんなクッキーも入荷しました。




チョコレートシン。
クリスピーなバタークッキーを、3種類のチョコレートでコーティングしたもの。

薄くて、さくっとしているのですが、まわりのチョコの味が、なかなか本格派。
大人のクッキーです。


さらに、プレゼントにも最適な、こんなクッキーも。



↑ ジュールスクラシック。赤いパッケージが、何ともいいですね。
 
バタークリスプ、アーモンドシン、バターワッフル、
この3種類が入っています。


いろいろ食べたけど、やっぱりバターワッフル、
という方には、↓バターワッフル個別のパッケージもあります。




バニラ風味が効いていて、いい味わいなんです。


気候が涼しくなり、コーヒーや紅茶にチョコやクッキーが
よく合うようになりました。


ベルギーのチョコを食べたい、
と思ったら、ぜひ、にっちまでお出かけくださいね!






「山が爆発だ!」 きのこ屋店主のつぶやき。

2016-09-28 18:11:23 | 東和&土沢ニュース
「山が爆発だ!」


「きのこやおいよ」さんがつぶやきました。
む? 土沢の岡本太郎か?!

なにが起こったのか、と、
まじまじと、おいよさんの顔を見つめました。

岡本太郎、知ってますよね?
「芸術は爆発だ!」の名言をはいたアーチストですが、
大阪万博の「太陽の塔」は、皆さんの脳裏に焼き付いているはずです。
(ある年齢以上の人にはね・・・)

で、話はもどって、
山のキノコが次々に出てきて、
もう、爆発状態・・・ってことなんです!

連日、すご〜い量のキノコが持ち込まれ、
おいよさんは、てんやわんや。



↑ 見て、見て! この松茸の量!


山の爆発(?!)で、キノコが湧き出るように出ているらしく、
キノコ採りに行くと、おもしろいんだろうなあ・・・




↑ 香茸も、いっぱい。




↑ マサカも、いっぱい。
  あ、マサカって、キノコの名前で、通称です。
  広葉樹林に群れて生える、ムレオオフウセンタケのこと。
  松茸に似ているところから、おっ、まさか松茸では、で、マサカの通称になったとか。ほんと?
  おいしいキノコですよ。




↑ 豊作だから、こんなにど〜んと、特価でも出ています。


さて、そんなわけで、

「きのこやおいよ」さんでは、アルバイト募集中!

キノコの季節労働に(イタリア、フランスでも、ブドウの季節労働ってありますよね)
興味ある方。

ぜひ、ぜひ、ご連絡ください。

連絡は、にっちまで。
TEL 080-4516-4643


にっちの営業時間中、10:00〜17:00
に電話をいただけると、助かります。


ぜひ、この秋、きのこ屋さんで働いて、
岩手の山のキノコに触れ、自然にぐんと近づいてください!




  



  

布カエルたちがいっぱい、届きましたよ!

2016-09-27 22:19:37 | にっち&くるみ:店情報
このところ、布カエルの手提げ袋などが
売り切れ状態で、さびしいな、と思っていたところ、
ど〜んと、作家さんからカエルの作品が届きました!

いつも、箱を開けるのが楽しみで、
「わ、これって、これまでにない柄!」「きゃっ、大胆な組み合わせ!」
などなど、スタッフといっしょに、わいわいいいながら、
ひとつ、ひとつ見ていきます。



↑ どれも個性的な色、柄。カエルの表情もちがっています。


手提げ袋は、まちもあって、A4サイズがゆったりと入り、
ひじょうに使いやすい大きさです。

葉っぱにしがみついたカエルもさまざまで・・・



↑ こんな子もいれば・・・もしかして、ボタン模様?




↑ ダンディな、黒白カエルもいます。




↑ また、袋の生地が、猫模様のものも! 猫とカエル、ユニークですねえ。


最近いらしたお客さまから、
「スマホ用の携帯入れはないの?」
と、聞かれました。

じつは、あったのですが、売れてしまって・・・


そうなんです。
このところ、とみにガラケイより、スマートホン用の携帯入れを
求めるお客さまが増えてきたのです。

2年前、1年前までは、まったく見られない光景でした。

ここ、土沢商店街は、時の流れがゆったりとして、
昭和の空気がいまだに漂っていますから、
ガラケイなんて、時代遅れを区別する必要もないくらい、
全体がガラケイ社会だったのです。

それが、何と・・・
ついに、スマホの流れがここにもやってきたみたいです!?




↑ 入りましたよ〜っ、スマホの携帯入れ。


持っているだけで楽しくなります。


見た人のだれをも、にこっとさせ、幸せにするカエルたち。
ひとつひとつが丁寧な縫製の、手作りです。

愛すべき布カエルたちに
会いにきてくださいね!







ハンズ・アラキ・トリオ、10月23日(日)ライブのお知らせ!!

2016-09-25 07:48:15 |  Hans Araki Trio
10月23日(日)の午後、
東和町で、ハンズ・アラキ・トリオのライブが行われます!




↑ 今回は、ハンズ、コリーンが来日、そしてギターの福江元太さんが加わったトリオです!

10月23日(日)
時間:13:00〜14:00 アイリッシュダンス・ワークショップ
   15:00〜17:00 アイリッシュ音楽ライブ
会場:東和総合福祉センター
   花巻市東和町安俵6区7(セブンイレブンのある交差点の角)
駐車場:通りをはさんだ向かい側。木が見えるところにあります。
料金:アイリッシュ音楽ライブ 2,500円
   アイリッシュ音楽ライブ+ダンスワークショップ 3,000円




ボーカリストのコリーンが作ってくれた、↓こんなチラシもあります。



↑ ここに出ていますが、ハンズのホームページ、見てくださいね。
  すてきな音楽も聴けますよ!



コリーンは、↑ポストカードの写真左で、手にもっているように、
バウロンも演奏しますが、
お姉さんたちは、アイリッシュ・ダンスのプロです!
だから、コリーンも幼い頃から、ダンスが日常の生活をおくっていたのです。

一昨年は、「こっぽら土澤」の「ワンデイシェフの大食堂」でライブを開催。
そのときに、皆さんの「踊って、踊って」の声で、
照れながらダンスのステップを踏み、踊ってくれたコリーン。

そのリズムと、かっこよさに、「すご〜い!」と喝采を浴びました。
ぜひぜひ、ワークショップをやって、という声があがり、
ついに初の、アイリッシュダンスのワークショップをやることになったのです。

昨年は、東和図書館内にあるギャラリー・スペース「けやきラウンジ」でのライブ。
とてもすてきな雰囲気に包まれました。

一昨年、昨年とも、定員が20名ほどでしたから、
今年は、もう少し多くの人が聴けるように、ということで、
東和町総合福祉センターでのライブになったのです。


にっちの店内でも、よく彼らのCDをかけています。







などなど、ほかにもいろいろあります。


日常に聴いていても、
やっぱり、ライブは違うのです。

ライブのよさって、なんでしょうね。
息づかいまで聞こえてくる臨場感。
わくわく、ドキドキ、もっと、もっと、
と、つい思ってしまいます。

あらゆる笛、フルートを吹くハンズ、
ハンズとの声の相性も抜群の、コリーン。
福江元太さんは京都在住で、関西で活躍中のギターリストです。


さきほど名前の出た楽器、バウロンは、
アイルランドの丸いフレームドラムで、
トネリコで作られた枠に、ヤギ、シカなどの皮が張られたもの。
ヒッコリーなどで作られたバチの当て方が、
これまた、かっこいいのです。

バウロンの音色なんて、ふだんは聞くチャンスがないので、
年に一回のこのライブが、ほんとに楽しみです。

予約申込は、にっちまで。
TEL 080-4516-4643


アイリッシュ音楽のライブのお知らせでした!




どんな財布が、お気に入りですか?

2016-09-23 05:17:51 | にっち&くるみ:店情報
財布、というのは、
ひとりひとりのこだわりがあって、
皆さん、購入される折にも、ひじょうに熱心に
細部にわたって、ご覧になられます。

柔らかい手触りの、長財布がいい。
いや、小ぶりの折り財布が使いやすい。

カードを入れるスペースがしっかりあるものがいい。
いや、カードはあまり使わないから、
コイン類がしっかり入る、がま口タイプがいい。
などなど。




↑ これは、ギャルソン・ウォレットと呼ばれる、
  コインを入れるところが、大きく開いて、取り出しやすいもの。

フランスをはじめヨーロッパのカフェでは、ギャルソン(給仕をする男の子)が、
テーブル席で、精算をすませ、チップをもらったりするので、
こんな財布を使っているところから、そう呼ばれるようになったようです。




↑ 閉じると、ふつうの財布です。
  小銭を探しやすい、と、愛用される方もおられます。


長年の暮らしのなかから、
自分に合った財布が、しだいにはっきりしてくるのですね!

にっちの店では、いろんな希望に添えるように、
値段も、3,000円から12,000円くらいまで、
バラエティあふれる財布を用意していますが、

新しい財布も入ってきましたよ!




↑ ゴブラン織り(つづれ織り)の生地と、牛革を組み合わせた、
  美しい財布です! 用と美がまさに一致。




↑ 手前は、牛皮の長財布。コインを入れるところが、がま口タイプで、レトロな木玉がついています!
  奥は、同じく牛皮ですが、かぶせ部分が、なめしになっています。


さて、さて、↓ これは?




↑ やわらかな、ドット柄の豚革がま口です!


新商品が届いたとき、思わず、わあっと声をあげてしまいました。
そのくらい、美しかったのです!
チョコ色と、それに合わせた木玉が、何ともいえず、いいですねえ!


ほかにも、



↑ バッファロースキンの長財布。オレンジ色とありますが、
  落ち着いた色合いです。


これって、古書? と、首をかしげる財布も・・・




↑ 開けると、すべての使用がそろった、長財布です。


このほかにも、いろんな財布がありますから、
どうぞ、手にとってご覧くださいね!



新しい商品のご紹介。西アフリカの藍染め、泥染めなど。

2016-09-21 20:48:18 | にっち&くるみ:店情報
新しい商品が少しずつ入荷しています!




↑ アンティークの藍染布と、ボゴラン泥染布。
  大きさは共に、約180×130センチ


どちらも、西アフリカのブルキナファソのものです。
耳慣れない国名ですが、北がマリ、東がニジェールと国境を接した国です。

何ともいえない、いい色合いで、大判の布として、
いろんな使い道がありそうです。




↑ 泥染の布バッグ。高さ30センチ、幅35センチ。底もあって使いやすい。
  持ち手もついていますが、斜め掛けのショルダーにもできるのが便利!


バッグが作られたのは、タイ。
アフリカの布地や素材を、タイやネパールで縫製して仕上げるという商品は多いのです。

片面が、鳥の模様。もう片面が泥染特有の模様になっています。




↑ ボンボン付きのかわいいショール。綿100%

タイ製ですが、渋いのに、かわいい!




↑ おしゃれで、ゆとりある、実用的なパンツも入ってきました。


左は、モン族ポケットパンツ。ひじょうにゆったりサイズにできています。
右は、ナガ族の布をベルト部分に使ったパンツ。

モン族は、タイの少数民族。
ナガ族は、ミャンマー北西部からインド北東部にかけて住んでいる山岳民族です。

手織りの布を、各所にあしらうことで、
無地のパンツが、とってもおしゃれに。
ラクチンで、動きやすいのもいいですね。

さて、↓これは?




↑ シルク糸のかせ。かせの長さは、約20センチ、約100グラム。


ネパールのリサイクルシルクの糸なんです。

手しごとが大好きな方なら、いろんなアクセサリーに使えますね!

明日も、また新しい商品が届く予定です。

涼しくなって、散歩が楽しくなる季節。

どうぞ、土沢へお出かけください!






土沢祭り。そして19日(月)も、にっちは営業です。

2016-09-18 09:20:53 | イベント案内
18日(日)、土沢祭り、二日目です。

↓ 17日(土)のようすです。








笛や太鼓の祭り囃子。にぎやかでしたよ!


おっとっとっ・・・ 電線に注意。
でも、手慣れたもの。





ひょい、ひょい、と電線を持ち上げて、
難なく、通っていきました。


鹿踊(ししおどり)の一行も・・・。





いいですねえ、鹿踊!

岩手に来て、初めて鹿踊の群舞を目にしたとき、
太鼓の音が、体の芯に響いてきて、
大地と一体化した、高揚感がありました。

夕方には、その群舞もありましたよ。

土沢祭りは、18日(日)も続きます。

遠野祭りも、17日(土)18日(日)。
遠野、東和町土沢、と、隣町同士で、にぎやかな祭りが開催されているんですね。

どうぞ、土沢にもお越しくださいね。


にっちは、18日(日)は、こっぽら土澤内の店で、お待ちしています!


そして、19日(月)は敬老の日の祝日ですが、
にっちは、通常通り、営業いたします。

月曜日「気mama食堂」さんのランチもありますよ!




土沢の雲。雲はアートですね。 17日(土)18(日)は土沢祭り!

2016-09-17 10:16:47 | イベント案内
土沢の町全体を見るには、
丘の上の、城址跡がある「舘山公園」に行ってみるのがいちばん。
萬鉄五郎美術館の、東側にあたります。
土沢商店街から歩いて行けますし、いい散歩コースです。



↑ 舘山公園から見た、土沢の町。 ©I.Sekido
  左の木々の隣に、ぺこぺこぺこっとした、山型の屋根が見えますね。
  それが、「にっち」が入っているこっぽら土澤の建物です。



土沢商店街に平行して、ひとつ高台に道があります。
「城内小路」と呼ばれている道ですが、その道をたどっていくと、
舘山公園のほうに行きます。

高い道からは、空がますますよく見えます。





↑ 佐々長醸造会社の工場の煙突から、まるで煙が出ているような雲!
   ©I.Sekido    いい雲ですねえ!      
 
土沢商店街に面した、佐々長醸造のお店は、東和町の観光案内所にもなっているので、
いろんな情報がたくさん集まっています。
ぜひ、のぞいてみてくださいね。

雲は、アート!

空を見上げるたびに、そう思います。

雲に魅せられて、どこを旅しても、雲を撮っている関戸勇さん。
関戸さんの雲のポストカードは、にっちの店に置いています。





↑これらは、東京湾から見た関戸さんの雲の写真ですが、
どこから撮ったと思いますか?
じつは、海の上。小さな釣り船の上から撮った写真なんです。


↓ これは?




こっぽら土澤の建物と、お隣の金物屋さんの間から見た、

たい焼き雲!  同じく関戸さんの写真です。


さて、土沢の町では、本日17日(土)と、18日(日)の二日間、
土沢祭りを開催しています!





場所は、土沢商店街。

17日(土)13:00〜21:00  どちらも、歩行者天国です!
18日(日)15:00〜21:00


山車、神輿が商店街を練り歩きます。
そして、17日(土)は、17:30分から、権現舞大群舞と、鹿踊が!
さらに、18日(日)は、16:00時から、奉納芸能大会が、あります。

車が通らない商店街を、そぞろ歩きできる、貴重な日々!
屋台もいっぱいでます。


こっぽら土澤の各店も張り切って、おいしいものをいっぱい用意してます。

にっちも、本日17日(土)は、19時まで営業予定。

にっちの入っているこっぽら土澤の3軒隣、
ツバメの家のほうでも、「お祭り特価」のかわいい商品を出しますので、
ぜひ、のぞきに来てくださいね!

 

キノコの魅力、魔力・・・。

2016-09-14 07:48:18 | にっち&くるみ:店情報
気がつくと、にっちの店内には、
キノコグッズが、いろいろとあります。



↑ この、ふわふわキノコは、キーホルダーに使え、フェルトでできています。
  羊の毛から作られたフェルト。しっかりもできるし、こんなふうに、羊毛に近く、ふわふわにも!
  アイルランド製です。






↑ 東ドイツ時代のキノコのポストカード。
  キノコに寄ってくる生きものが、さりげなく描かれています。






↑ 何とかわいい、キノコのボタン。
 
水牛の骨や角は、いろんな細工に使われます。
インド、インドネシアなどでも作られますが、これはネパールで作られたものです。


ある日、お客さまのひとりから、こんなキノコをいただきました!



↑ アカヤマドリ。山でたくさん採ってきたから、ということでした。
  それにしても、大きい!


アカヤマドリは、ナラやアカマツの林に多いそうです。

生きたキノコ図鑑を目にするには、

それはもう、こっぽら土澤1階と、向かい側(岩手銀行隣)にある、

きのこやおいよさんのお店、です。
ホームページの「店主の日記」のところに、キノコニュースが出ています。


新潟、山形、秋田にも、きのこやさんはあるようですが、
岩手のきのこやさんが、土沢商店街にあるのですから、
この季節、のぞかない手はありませんよ。

今日は、どんなキノコが入っているかな? 
と、見るだけでも、ほんとにおもしろい! 

キノコの魔力は、人間を引きつけ、キノコが登場する「きのこ文学」は数多く、
それらを集めたアンソロジーの本も出ているようですね。

じつは、動物たちもキノコが好き。とくに、リスは・・・



↑ これは、シートン動物記のなかのひとつ、『リスのバナーテイル』に出てくる
  シートンの絵、です。

赤いキノコ(毒キノコ)の誘惑に負けたリスのようすを、
ユーモラスに描いたものですが、
本能は、「気をつけて。さわってはだめ」といっているのに、


かむごとに、口のなかにほとばしるあやしい液体に心うかれました。
 くさったバターナッツの美味、コショウのぴりっとしたからみ。
 口いっぱいに食べものをほおばる喜び・・・
 欲望のままにバナーテイルは、赤いきのこをふたつ、三つと食べて満腹しました


さて、この後は・・・? 

シートンが、どれほどアカリスやハイイロリスを、つぶさに観察していたか、
その細やかな描写力にあらわれています。





↑ 『リスのバナーテイル』 童心社
  まんなかのリスは、金色の輝く箔押し、なんですが、
  うまくでてませんね・・・😢
  この本は、にっちの店にも置いてあります。 



アカリスは、何と、この赤い毒キノコを、高いマツの枝の上に運び上げて、干すのです。


キノコは枝の上で何か月も、太陽と風と雨にさらされて浄化され、
 完ぺきなリスの食べものに生まれかわります。
 これは、母なる自然が、アカリスに教えた生きる知恵です




私たちも、身近な母なる自然にもっともっと触れて、
生きる知恵を身につけていきたいですね!






ハチドリのようなホウジャク、見たことありますか?

2016-09-11 15:17:45 | 生きものあれこれ
夏の間ずっと、楽しませてくれたブッドレアの花。
9月に入っても、変わらず、花が咲き続けています。

その花に、「えーっ? ハチドリ?」と思わず叫んでしまう、
ハチドリそっくりの昆虫がやってきます。

英語の、ハミングバード Hummingbird が、ハチドリのこと。
ハチドリは日本にはいませんが、ハチドリの存在は多くの人が知っています。

世界一小さな鳥で、静止飛行ができることで有名ですね。





↑ こちらは、同じく静止飛行をするために、ハチドリと間違えられる、
  ホウジャク。写真は、スカシバホウジャクですが、ブッドレアに飛んできました。
  羽が透明なのが特徴です。


ホウジャクは、スズメガ科の仲間で、いわゆる蛾(が)です!

スズメガ、ホウジャクの仲間は、何種類もいて、
その特徴は、

高速で飛べること! 静止飛行ができること!

種類によっては、時速50キロを超えるスピードで飛ぶというのですから、
そりゃあ、もう、「ほんとに蛾(が)?!」という感じです。

日本では、チョウ、ガ、を区別していますが、
区別していない国はたくさんあります。

昼間飛ぶのがチョウ、夜飛ぶのがガ、
というのも、スズメガ、ホウジャクが昼飛ぶことを知ると、
区別の基準にはなりませんね。

ハチドリは、もちろん鳥ですから、くちばしを花に入れて蜜を吸います。
それに対し、ホウジャクは、長いストローを伸ばして蜜を吸います。





↑ くるくるっと巻いていたストロー(口吻)を、長ーく伸ばすのです。





静止飛行の位置を変えたり、ストローの曲げ方を変えたりして、蜜を吸い続けます。
ブッドレアの、ひとつひとつの花に、ストローを差し込んでいきます。

だから、私たちも、ゆっくりと見ることができるのです。

とっても楽しいので、ぜひ見てくださいね!
朝や夕方に、多く飛んできます。





↑ 後羽の上面に、オレンジ色の斑紋のあるホウジャク、ホシホウジャク。
  9月に入ると、黒っぽく見えるホシホウジャクが飛んできました。


そうして、花の蜜を吸った後、電光石火のすばやさで飛び去りました。



↑ こんどは、花穂の向こうから、とつぜん姿を現しました。
  やはり、ホシホウジャクです。



↑ ときに強い風が吹くと、ホウジャクは羽を激しくうって、
  風下に数センチ、流れるように位置を変えて、強風をやりすごしました。

そうしながらも、同じ花から蜜を吸い続けました。


ブッドレアには、もちろんチョウもやってきます。



↑ 美しい羽のキアゲハは、6本の足で花穂に止まることができるので、
  ホウジャクよりも容易に、強い風をやり過ごすことができました。

チョウにとっても、ガにとっても、羽は命です。




↑ 後羽がやぶれた、アゲハ。
  秋のブッドレアを訪れるチョウは、かなり多くが羽をいためていました。





↑ これは、『シートン動物記』でおなじみの、シートンが描いた絵です。


‘Woodland Tales’  という本の中に入っている絵ですが、
シートンの少年時代、学校の友だちが、
「ハミングバードじゃなくて、もっとふわふわと毛があって、もっと美しくて、
 すごいのがいるんだ! 僕の庭に来たんだ」
と、話すのを聞いて、わくわくして、それを見に行った話を書いています。

やはり、アメリカでも、多くの人々がスズメガやホウジャクを、
ハチドリ、とまちがえたようです。

アメリカの場合は、じっさいにハチドリがやってくるわけですから、
ほんとうに似ているのですね!

シートンは、妖精という呼び方をしていますが、
小さいのに、美しくて、生命力にあふれていて、
そんな美しい昆虫が、目の前の庭の花にきてくれるのですから、
見るたびに、幸せな気持ちになります。

ブッドレアを、ぜひガーデンに!


















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