夏の間ずっと、楽しませてくれたブッドレアの花。
9月に入っても、変わらず、花が咲き続けています。
その花に、「えーっ? ハチドリ?」と思わず叫んでしまう、
ハチドリそっくりの昆虫がやってきます。
英語の、ハミングバード Hummingbird が、ハチドリのこと。
ハチドリは日本にはいませんが、ハチドリの存在は多くの人が知っています。
世界一小さな鳥で、静止飛行ができることで有名ですね。

↑ こちらは、同じく静止飛行をするために、ハチドリと間違えられる、
ホウジャク。写真は、スカシバホウジャクですが、ブッドレアに飛んできました。
羽が透明なのが特徴です。
ホウジャクは、スズメガ科の仲間で、いわゆる蛾(が)です!
スズメガ、ホウジャクの仲間は、何種類もいて、
その特徴は、
高速で飛べること! 静止飛行ができること!
種類によっては、時速50キロを超えるスピードで飛ぶというのですから、
そりゃあ、もう、「ほんとに蛾(が)?!」という感じです。
日本では、チョウ、ガ、を区別していますが、
区別していない国はたくさんあります。
昼間飛ぶのがチョウ、夜飛ぶのがガ、
というのも、スズメガ、ホウジャクが昼飛ぶことを知ると、
区別の基準にはなりませんね。
ハチドリは、もちろん鳥ですから、くちばしを花に入れて蜜を吸います。
それに対し、ホウジャクは、長いストローを伸ばして蜜を吸います。

↑ くるくるっと巻いていたストロー(口吻)を、長ーく伸ばすのです。

静止飛行の位置を変えたり、ストローの曲げ方を変えたりして、蜜を吸い続けます。
ブッドレアの、ひとつひとつの花に、ストローを差し込んでいきます。
だから、私たちも、ゆっくりと見ることができるのです。
とっても楽しいので、ぜひ見てくださいね!
朝や夕方に、多く飛んできます。

↑ 後羽の上面に、オレンジ色の斑紋のあるホウジャク、ホシホウジャク。
9月に入ると、黒っぽく見えるホシホウジャクが飛んできました。
そうして、花の蜜を吸った後、電光石火のすばやさで飛び去りました。

↑ こんどは、花穂の向こうから、とつぜん姿を現しました。
やはり、ホシホウジャクです。

↑ ときに強い風が吹くと、ホウジャクは羽を激しくうって、
風下に数センチ、流れるように位置を変えて、強風をやりすごしました。
そうしながらも、同じ花から蜜を吸い続けました。
ブッドレアには、もちろんチョウもやってきます。

↑ 美しい羽のキアゲハは、6本の足で花穂に止まることができるので、
ホウジャクよりも容易に、強い風をやり過ごすことができました。
チョウにとっても、ガにとっても、羽は命です。

↑ 後羽がやぶれた、アゲハ。
秋のブッドレアを訪れるチョウは、かなり多くが羽をいためていました。

↑ これは、『シートン動物記』でおなじみの、シートンが描いた絵です。
‘Woodland Tales’ という本の中に入っている絵ですが、
シートンの少年時代、学校の友だちが、
「ハミングバードじゃなくて、もっとふわふわと毛があって、もっと美しくて、
すごいのがいるんだ! 僕の庭に来たんだ」
と、話すのを聞いて、わくわくして、それを見に行った話を書いています。
やはり、アメリカでも、多くの人々がスズメガやホウジャクを、
ハチドリ、とまちがえたようです。
アメリカの場合は、じっさいにハチドリがやってくるわけですから、
ほんとうに似ているのですね!
シートンは、妖精という呼び方をしていますが、
小さいのに、美しくて、生命力にあふれていて、
そんな美しい昆虫が、目の前の庭の花にきてくれるのですから、
見るたびに、幸せな気持ちになります。
ブッドレアを、ぜひガーデンに!
9月に入っても、変わらず、花が咲き続けています。
その花に、「えーっ? ハチドリ?」と思わず叫んでしまう、
ハチドリそっくりの昆虫がやってきます。
英語の、ハミングバード Hummingbird が、ハチドリのこと。
ハチドリは日本にはいませんが、ハチドリの存在は多くの人が知っています。
世界一小さな鳥で、静止飛行ができることで有名ですね。

↑ こちらは、同じく静止飛行をするために、ハチドリと間違えられる、
ホウジャク。写真は、スカシバホウジャクですが、ブッドレアに飛んできました。
羽が透明なのが特徴です。
ホウジャクは、スズメガ科の仲間で、いわゆる蛾(が)です!
スズメガ、ホウジャクの仲間は、何種類もいて、
その特徴は、
高速で飛べること! 静止飛行ができること!
種類によっては、時速50キロを超えるスピードで飛ぶというのですから、
そりゃあ、もう、「ほんとに蛾(が)?!」という感じです。
日本では、チョウ、ガ、を区別していますが、
区別していない国はたくさんあります。
昼間飛ぶのがチョウ、夜飛ぶのがガ、
というのも、スズメガ、ホウジャクが昼飛ぶことを知ると、
区別の基準にはなりませんね。
ハチドリは、もちろん鳥ですから、くちばしを花に入れて蜜を吸います。
それに対し、ホウジャクは、長いストローを伸ばして蜜を吸います。

↑ くるくるっと巻いていたストロー(口吻)を、長ーく伸ばすのです。

静止飛行の位置を変えたり、ストローの曲げ方を変えたりして、蜜を吸い続けます。
ブッドレアの、ひとつひとつの花に、ストローを差し込んでいきます。
だから、私たちも、ゆっくりと見ることができるのです。
とっても楽しいので、ぜひ見てくださいね!
朝や夕方に、多く飛んできます。

↑ 後羽の上面に、オレンジ色の斑紋のあるホウジャク、ホシホウジャク。
9月に入ると、黒っぽく見えるホシホウジャクが飛んできました。
そうして、花の蜜を吸った後、電光石火のすばやさで飛び去りました。

↑ こんどは、花穂の向こうから、とつぜん姿を現しました。
やはり、ホシホウジャクです。

↑ ときに強い風が吹くと、ホウジャクは羽を激しくうって、
風下に数センチ、流れるように位置を変えて、強風をやりすごしました。
そうしながらも、同じ花から蜜を吸い続けました。
ブッドレアには、もちろんチョウもやってきます。

↑ 美しい羽のキアゲハは、6本の足で花穂に止まることができるので、
ホウジャクよりも容易に、強い風をやり過ごすことができました。
チョウにとっても、ガにとっても、羽は命です。

↑ 後羽がやぶれた、アゲハ。
秋のブッドレアを訪れるチョウは、かなり多くが羽をいためていました。

↑ これは、『シートン動物記』でおなじみの、シートンが描いた絵です。
‘Woodland Tales’ という本の中に入っている絵ですが、
シートンの少年時代、学校の友だちが、
「ハミングバードじゃなくて、もっとふわふわと毛があって、もっと美しくて、
すごいのがいるんだ! 僕の庭に来たんだ」
と、話すのを聞いて、わくわくして、それを見に行った話を書いています。
やはり、アメリカでも、多くの人々がスズメガやホウジャクを、
ハチドリ、とまちがえたようです。
アメリカの場合は、じっさいにハチドリがやってくるわけですから、
ほんとうに似ているのですね!
シートンは、妖精という呼び方をしていますが、
小さいのに、美しくて、生命力にあふれていて、
そんな美しい昆虫が、目の前の庭の花にきてくれるのですから、
見るたびに、幸せな気持ちになります。
ブッドレアを、ぜひガーデンに!
ビックリ‼️ はちどりーと思ったけど、まてよ蛾みたいな…
調べてみたらこのサイトに来た~