ニッチャメンの我道行願~我が道を行きたい。

「我が道を行きたい」とちょっと弱気な、
でも「我が道を行く」と強気な所もある日記です。

『X-GUN 西尾』

キングオブコント2008

2008年10月08日 01時07分38秒 | Weblog
こんばんは、ニッチャメンです。

日記は毎日つけるもの。
わかってはいるんですが、そうも行かない。
忙しいからではない。
「あーちょっと今日はいいかな」の連続なだけである。

なので、書きたかったけど
「今日はいいかな」の日に当たったりする内容もあるので
日記の内容は前後します。

10月の3日~5日にかけてあった、
『ラママ新人コント大会250回スペシャル』の事も
もちろん書きたいんだけど、今日はいいかな。

今日は5日にあった『キングオブコント』の事を書こう。

もう『キングオブコント』の事はいちいち説明せんでも
みんな知ってるよね?

今回8組が決勝に残って優勝を争ったんやけど
その中に我らが『バナナマン』も入ってました。

バナナマンの快進撃はすごく、A、Bブロック合わせても
トップでファイナリストに進んだ。

ファイナリストに残ったのはバナナマンとバッファロー吾郎さん。
共に全力を出し切り、優勝したのはバッファロー吾郎さんやった。
芸歴19年、やりきったバッファロー吾郎さん2人の目からは
隠す事無く涙が溢れていた。
それを見て自分達もそうならなきゃいけないなと思った。

でもその一方でめちゃめちゃ悔しかった。
それはバナナマンが優勝出来なかったからだ。
俺は間違いなくバナナマンが優勝すると思ってた。
なんで、バナナマンはめちゃめちゃおもしろいんやもん。
間違いなくおもしろいんやもん。

バナナマンのすごいところそれは、たまにコントやる人で
扮装をする事を嫌がる人がいるんです。
なぜか?聞くと「格好で笑いが起きる」「出落ちになる」
みたいな理由なんです。
所謂、ネタの本質で笑わしたい、格好なんかで笑いを取りたくない
みたいな事。
でもバナナマンは違う。
格好だろうが出落ちだろうが、扮装はもちろん
ヒムケンの顔、容姿をふんだんに使って笑いも取る。
おもしろい事は全部やる。
かといってそれだけじゃなく、出落ちを嫌がるコンビみたいに
「そこでなるほどそうなるのか」みたいに
コント好きや玄人も納得させる。

内容よし、見た目で笑わせるもよし、演技もよし
コントにおいてバナナマンに敵はないと思ってる。

でもそのバナナマンが優勝を逃してしまった。

それはなんなのか?

笑いもそうやし、歌もそうやけど、好きなものは人それぞれ違う。
みんながおもしろいって言っても「えーどこがおもしろいの?」
ってつまらなく思う人もいる。

なのでどっちの方がおもしろかったなんてみんな違って
決めようがない。
たまたまあの場に居た人たちの多くがバッファロー吾郎さんを
おもしろいと思ったのであって、もしかしたら
バナナマンをおもしろいと思った人が多く居たら
バナナマンが優勝してたわけで、2組に差なんてなかったと思う。

って言っておきながら自分を即否定するようやけど
バナナマンにはちょっと時間が短すぎたな。
単独ライブに行っても、ホリプロライブで見ても
バナナマンのネタは大概10分ぐらい。
10分かけて徐々にヒムケンを困らせていったり
10分かけて話が進んで行くことでそれぞれの
キャラが深くなって行き、笑いが倍さらに倍になって行くんです。

それが制限時間が5分。
短すぎるよな。
もちろん、最初からルールで『5分』と決められてるんだから
それに従ってやるのは当然で、それを知っててバナナマンも出てる
訳ですから、仕方ないんですが
バナナマンをよく知ってるもんからすると
短いよな。
10分あれば敵はいないよ。
マジで。
言い過ぎじゃなくて。
好きな笑いは色々あれど、10分あれば
その人らも納得させられるはずですよ
バナナマンなら。

2日前にバナナマンに会った時、統と話しました。
俺が「バナナマン優勝間違いないでしょ?普通に行けば」って
言ったんやけど統は「いやーわかんないですよこれだけは」と
言っていた。
バナナマンに聞いたんじゃないが、聞くとやっぱり
時間の事がネックみたいで、ネタだししてる時も
「これはおもしろいんだけど5分じゃなー」
って言うのネタがいっぱいあったようだ。


どんな笑いが好きなのかは人それぞれ。

バナナマンは昔からの友達で同僚。
人事ながら優勝を逃した時、悔しくてウルウルした。
そんな俺やから100%ひいき目で
思いっきりバナナマン側全開でキングオブコントを見た、
説得力のない俺が言わしてもらいますが、
もし俺があの場でコールさせてもらえてたなら
間違いなくバナナマンと言ってました。


お笑いも歌も人の感覚に任せるものは難しいよなー。