ニッチャメンの我道行願~我が道を行きたい。

「我が道を行きたい」とちょっと弱気な、
でも「我が道を行く」と強気な所もある日記です。

『X-GUN 西尾』

ドラマ撮影

2006年05月08日 01時19分04秒 | Weblog
こんばんは、ニッチャメンです。

今日はフジテレビのドラマ『ブスの瞳に恋してる』の撮影に行って来ました。
撮影って言っても少しですが。
本当に少しですよ。
でも出させてもらえるのは嬉しい事です。

役的にはお笑いコンテストの司会者。
まぁ言ってみれば、丁半コロコロそのままで出てるような役でした。
内容の方は見てもらうとして、コンテストやから
審査員も居て、その役をやってるのがいわゆるエキストラ会社から
派遣された方々。
僕らは昼の1時入りやったけど、撮影は朝からやってるから
きっと8時とか9時にロケ現場に来てるんやと思います。
ずーっと撮影はやってるけど、座って見てるだけやから
凄く疲れると思うんです。

で、俺らの撮影になって2時間経過。時間は5時。
ドラマは「ドライ」とか「リハ」とか何回も本番までにやるんやけど、
その時審査員の役で来てるおじさんが首を曲げて寝てるんです。
見つけた俺が嵯峨根に「おい、寝てるぞ」と教えたら
クスクス笑い出して「スタッフにチクったれ」って言うから
「アホ、俺がチクって『起きてくださいよ、もーやだなー』みたいになって
笑いが起きる和やかなムードになったらいいけど、エキストラ会社の
25歳ぐらいのマネージャーが飛んできて、おじさんの胸ぐらつかんで
『てめぇ何やってんだよ!会社の看板に泥塗んのかオイ!ジジイ!』みたいな
状況になったらどうする?」
嵯峨根「多分爆笑するな」
西尾「本番も寝てんのかな?」
嵯峨根「本番中急に首がカクンってなったらどうする?」
西尾「それは笑ってしまうな」
とアホみたいな話をしてるうちにいよいよ本番。
パッと見たらおじさんは思いっきりガン寝。
笑いをこらえてる俺。

「はい本番5秒前!」

すると嵯峨根が「やばいぞ、本番やからな。ちゃんとしないと。
カクンってなっても笑うなよ」と急に言って来た。
言われたらもう俺の妄想は止まらない。
おっさんが首がカクンカクンなる映像が何度も何度も
繰り返し頭を巡った。

「3・2・・・」

もうセリフを言わなきゃいけない。
しかも俺からだ。
発声されない「1」のタイミングを見て言わなきゃいけない。
でも相変わらずおっさんは首をカクンカクンさせて
寝続けている。
もう言わなきゃ、やばい。

「審査結果の発表です!」

はっきり言わなきゃいけない。

どうする西尾!
起きろおっさん!
やばいぞ西尾!
早よ起きろやおっさん! 

俺は言った。

「審査結果のはっぽうです」

その時の俺は笑っていた。明らかに笑っていた。
俺はおっさんに負けてしまった。
まだおっさんはカクンカクンさせていた。

当然「カット!もう1回いきましょう」。

ただ一言のセリフも言えない俺。
スタッフはどう思ったんやろ?

すべてはおっさんの・・・・・いやちゃうわ。
本番直前に言い出した嵯峨根のせいや。
あいつコンビ同士やのに。

その模様は毎週火曜日夜10時からの『ブスの瞳に恋してる』で是非。
まぁそんな部分はカットされてますけどね。