ニッチャメンの我道行願~我が道を行きたい。

「我が道を行きたい」とちょっと弱気な、
でも「我が道を行く」と強気な所もある日記です。

『X-GUN 西尾』

お疲れ様です。

2004年11月18日 03時20分39秒 | Weblog
今日、武双山関が引退されました。
大関のファンだから残念な気持ちもありますが、大関が決められた事なんで
お疲れさまです、と言いたいですね。

武双山関はかっこいいねんな。
それは武双山関好きな人はみんなそこが好きやと思うけど、なんといっても
『絶対に引かない』所はめちゃめちゃかっこいい。
引いて勝つのがあかんとは言わへんけど、やっぱ大関みたいに
引かずに前へ前へ進んでいく相撲は、すごくかっこいい。
たまに「あーこれウケへんかな?」と引いて前に出れない事のある俺は
ホントみならわなあかん所ですね。

でもすごく厳しい世界やと思うなぁ。
すべてがはっきりしてる世界やもんな。
勝ち負けもはっきりしてるし、『番付』で地位もはっきりしてる。
勝ち負けによってその『番付』が変わってしまう。
上に行けば行くほど、勝ち星が少ないとすごく言われてしまう。
横綱なんかになったら、優勝が当たり前。
15日中、12勝3敗でも「うーん」と首をひねる人もいるやろうし、
9勝6敗なんかだったら「横綱として恥ずかしい…」みたいなこと言い出すし
それが続いたら「そろそろ引退…」みたいに勝手に周りが言い出すやろうし。
でもすべてがはっきりしてるから「関係ないやろ、お前らに」ってのも言いにくいし。
俺らの世界は、そういう点で言うとはっきりしてない世界のような気がする。
もちろん見てて「勝ち負け」も「地位」もはっきりしてるかも知れん。
でもその「勝ち負け」も「地位」も相撲みたいに『実力』で決まった
「勝ち負け」や「地位」じゃないもんな。
運も実力のうちやけども、それにしても「えー」みたいな人がテレビに出て「勝ち負け」が決まって、
その「えー」がだんだん慣れてきて、いっぱいテレビに出るようになって
「地位」が決まってしまうなんて事多いもんな。
はっきりしてない分、何か言われても「関係ないやろ、お前らに」って言えるしね。
相撲の世界に限らずスポーツの世界は、はっきりしてて厳しい世界ですね。

引退を知った時は何が起きたのか、一瞬頭の中で整理がつかなかったし
そのままネタ合わせに出てしまったので、あんまり情報がないままやったけど、
今こうやってネットで色んな記事や写真を見てると、だんだん「現実なんだ」と実感してきて
すごく悲しくなってしまいました。
でもこれからは藤島親方として、これからの相撲界のためにやられる訳ですから、
悲しい気持ちは今日いっぱいにしようと思います。

武双山関、ずっと応援してました。これからもずっと応援します。
本当にお疲れ様です。

(写真は引退発表記者会見のものです。『gooニュース』にあった画像を
載せさせてもらいました。こういうのってマズいのかな?)