前線へ。その先へ。グランパスブログ2006

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8月9日 名古屋vsF東京

W杯 ブラジルvsガーナ 日本が忘れていた事

2006-06-28 10:25:41 | ワールドカップ

ブラジル対ガーナ戦をテレビで観戦した。前半開始5分にガーナDFの裏に抜けた

ロナウドが先制ゴール。DFラインを高めに設定していたガーナのオフサイド

トラップのミスをうまくついたカカのパスは見事。

これでW杯最多得点を記録したロナウド。とりあえず記録達成オメ。

しかしガーナのデュイコビッチ監督はDFラインをそのままにし果敢に攻め続ける。

同点に追いつかれて攻めることに臆病になった日本代表とは大違いである。

その後はガーナがワンタッチでの小気味よいパスから再三ブラジルゴールに

襲いかかる。そして42分にはCKからのヘディングはジーダが足でかろうじて

防ぎこの試合最大のチャンスを逸したガーナ。

そしてロスタイム、カフーからのクロスをアドリアーノが決めブラジル2点目。

1点取ってから明らかに相手に攻めさせておいてカウンター狙いに思われた

ブラジル。まさしく狙い通りの2点目だろう。普通だったら気持ちが切れそうだが

後半に入っても得点を狙いにいくガーナの姿には日本にしてほしかった事を

代わりに体現してくれたことに本当に感謝したい。失うものは何も無いのだか

ら。おそらくガーナのサッカー界の将来は明るいだろう。

また選手のサポーターに対する気持ちも日本とは明らかに違う。

アッピアー選手は言う「応援する国民をがっかりさせるような試合だけはしな

い。」 ガーナの人々がW杯をスタジアムで観戦するには、かなりの経済負担で

ある。おそらくW杯後は無一文であることは間違いない。それだけにたくさんの

国民がスタジアムで観戦してくれるのだから当然モチベーションも違う。

日本人のようにお金さえ払えば簡単に観戦にいける環境とは違うのである。

後半も同じようにガーナが攻め続けたが後半終了間際に決定的な3点目を

奪われてしまう。ゼロベルトによる得点だが、パスを出したのが交代した

リカルジーニョ。その後もあわや4点目かと思われる効果的なパスを出した

リカルジーニョ。こんな選手が控えであるのだから恐ろしい。

0-3で負けたガーナではあるがなぜかすがすがしい気分になった。

王者相手にあれだけのパフォーマンスをしてくれるのだから。

本当にガーナ国民がうらやましくなったし心から有難うと言いたい。

2010年のW杯はアフリカ開催。さらにたくましくなったガーナチームがそこには

あるだろう。