皆さんこんにちは~
消費税が来春より8%にあがるようですね
高いような…そうでもないような…
でも20数年前は消費税が無かったですが、今では5%が当たり前の事!
いつか当たり前の日が来るのでしょうね
さて!
本日はタンポの素材と音色の関係についてご紹介します
皆さん、タンポの材質にこだわったことはありますか?
なかなか素材までこだわる方は、少ないと思います…が、今の音色に満足できない方!タンポを替えることによって、その悩みから解き放たれる
かも…しれません
今回は、代表的な3つのタンポを紹介致します
まずはオーソドックスな「フィッシュスキンタンポ」
現在最も一般的に使用されるタンポです
圧縮したフェルトの上に、ブラダー(豚の腸)を巻いています
特徴は、素材が薄いため、トーンホールへの密着が非常に良いという事です
そしてフェルトの柔らかさが伝わりやすいので、音も柔らかく繊細で、指への振動も自然ですまた、価格がリーズナブルなのも魅力の一つです
ただ、素材が薄いため耐久性はあまり良くありません
湿度や水分の影響を受けやすく、時間が経つにつれて表面にシワが寄り、このシワが雑音になって音に出てきます
寿命は、毎日数時間吹くような場合で、だいたい半年程度です
キィの場所によっても、交換の頻度が異なり、水分の通り道となるキィは傷みやすくなってしまいます
ご自分の楽器をご覧頂いて、パッドが膨らんでいたりケバケバになっていたり、擦り切れているようであれば要交換です
そして「ゴアテックスタンポ」
フィッシュスキンタンポの上に薄い「ゴアテックス」が巻いてあります
ゴアテックスは、ウィンドブレーカーなどの衣類にも使用されている素材で、湿気を外へ逃がし、かつ密閉性、耐久性に優れています
薄くてもかなり丈夫で、フィッシュスキンタンポで起こる、雑音を防ぐ事が出るのも大きな特徴です
また、表面がツルツルしていてとても滑らかなので、息の通りがスムーズになり、音色も明るくなります
中身はフィッシュスキンタンポと同様なので、フィッシュスキンタンポのよさを残している反面、使用していくうちに中のフェルトが圧縮されて硬くなってきます
「まったく狂わないタンポ」というわけではないので、交換後の調整も行っていくことが大切です
価格はフィッシュスキンパッドよりもやや高めです
最後に「皮タンポ」
フェルトの上に皮を巻いたパッドです
非常に耐久力があり、密閉性にも優れています
吹奏感が重たくなると思われがちですが、最近では皮の加工技術の向上により、薄く表面の滑らかなものが使用されているため、音の反応がよく、音色は重くならず柔らかい音色になります
純正がフィッシュスキンタンポの楽器でも、耐久性に優れているという事から、傷みやすい部分に皮を使用しているものを最近では良く見るようになりました
素材の硬化が進むにつれ、音も硬くなってきます
硬くなると音が多少明るめに聞こえるので、「それが良い」という方もいらっしゃいます
また、皮タンポの中には防水加工が施されているものもあります
そういったタンポはベトツキが出る事もあるので、きちんとお手入れをする必要があります
こちらのタンポもゴアテックスと同様、高めの価格設定となっております
いかがでしょうか?
いままで何の興味も無かった方、結構いらっしゃると思いますが、タンポ一つでもこれだけ変わります
この様々な素材に興味があれば、是非交換が必要になった時にチャレンジしてみてください
きっと、今まで使用していた楽器でも、また違った反応になったり、音色も変わってくると思いますよ
困った時は、お気軽にご相談ください
では、次回の記事もお楽しみに~
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