IPSO FACTO

アメリカの首都ワシントンで活動するジャーナリストの独り言を活字化してみました。気軽に読んでください。

セントルイスに行ってました

2006-09-18 12:51:27 | Weblog

14日から3日間、所用でミズーリー州セントルイスに行ってきたんだけど、6年ぶりにセントルイスを訪れてみて、町が綺麗になったなぁというのが正直な感想。この町を初めて訪れたのが小学生の時で、かれこれ20年前になる。ボストンで過ごした学生時代にも、セントルイスには何度か行っているものの、最後に行ったのが2000年だったと記憶している。滞在中は何年も前にリタイアした元大学教授夫妻らと食事をしたり、僕が小学生の頃から御世話になっているアメリカ人夫妻の家に遊びに行ったり、ダウンタウンのスポーツバーで夜中までセントルイス・カージナルスのファン達と野球談義をしたりと、楽しい3日間だったわけです。

元大学教授の夫妻とブランチを食べながら、ローマ教皇ベネディクト16世の発言が大きなニュースになっているという話をしたんだけど、前任のヨハネ・パウロ2世が長年かかって築き上げてきた「ダイバーシティ」という遺産を、カリスマのかけらも無いドイツ生まれの新教皇が潰している現状を夫妻は危惧していた。BBCニュースの掲示板に「イスラム教の問題点を指摘する前に、ベネディクト16世はカトリック教会による暴力の歴史について話すべきだったのでは?」という書き込みがあったんだけど、権力欲の塊みたいな今の教皇には無理なんだろうね、きっと。以前にある人から聞いて笑ってしまったんだけど、もともと学生時代にリベラル派だったベネディクト16世(ライツィンガー氏)は、バチカン内部で権力あるポジションに就き始めると、一転してコチコチの保守派に変わってしまったらしい。なんか、ネオコンの方々と似たようなメンタリティ…。

滞在中、今年から新しくオープンしたセントルイス・カージナルスの本拠地でサンフランシスコ・ジャイアンツとの試合を見ることもできた。今年からオープンした球場は以前と同じ名前で「ブッシュ・スタジアム(バドワイザーが有名なアンハイザー・ブッシュ社から名付けられた)。以前のスタジアムはワシントンのRFKスタジアムみたいなデザインだったんだけど、僕は新しい球場のほうが気に入った。新球場は外野席が1階部分にしかなく、2階や3階部分が取り払われているため、野球を見ながら町の景色も楽しめる贅沢さ。行った事は無いけど、ピッツバーグの球場と似ているような気も。

新球場で撮影した写真を何枚かアップしておきます。

   

    

    こんな感じで、球場から見る景色は最高!

  

チームの看板選手、アルバート・プホルス

 

バリー・ボンズへのブーイングはすさまじかった。

  



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