IPSO FACTO

アメリカの首都ワシントンで活動するジャーナリストの独り言を活字化してみました。気軽に読んでください。

モチベーション

2004-12-07 00:03:15 | ニュース
朝8時から人間ドックに行ったのだが、正直なところ、今日の朝はドイツ語で言うところのアングストな気分に悩まされていた。人間ドック受診の取り決めとして、前日午後8時以降の絶食が義務付けられているのだが、小市民的誘惑に弱い僕は、大学時代の友人共と神戸のブラジル料理店で歩けなくなるまでシェラスコ
を食べ続けていたのだ。言い訳がましいが、ハーバーランドにある某ブラジル料理店のソーセージは、まさに「やめられない、とまらない」のキャッチフレーズがぴったりなのだ。

僕は健康マニアとは程遠い生活を今でも送っているような気がするけど、それでも今日の人間ドックの結果はなかなか満足のいくものだった。アメリカに住んでいるため、コレステロールの脅威には常にさらされているのだが、僕が今日見た結果によると、体内のコレステロール値も体脂肪率も1年前より大幅に減っていたのだ。ちょうど1年前、アメリカ的食生活を日毎に体現していた僕は地元関西で人間ドックに行ったのだが、外見からは予想もしていなかった体脂肪率の増加に腰を抜かしてしまったのを覚えている。どうやら、体脂肪だけは外見からは分からないらしい。

今年は3月から毎週サッカーの試合に参加していたため(しかも週2回の練習にも半強制的に参加させられ…)、体がすごく軽くなっていくような気がしていたのだ。来年の同じ頃、僕は再び人間ドックを受けるだろう。それまでに、もう少し体脂肪を減らしてみようかと思う。去年は数値を見ただけでめまいがするほどだったが、今年は来年に向けて頑張ろうとポジティブな気持ちになった。たかが数字、されど数字だね。

今、アメリカの宗教に関するリサーチを行っていて、時間を見つけては電車の中やコーヒーショップ、はてはトイレの中でも関連資料に目を通しているのだが、あらためて宗教国家アメリカにビックリ。ある資料によれば、国民の95パーセント以上が神や超常現象を信じているとの事だが、同時に出世や社会的名声を得るために宗派の変更をためらいもなく行うアメリカ人も少なくないようだ。あるイギリス人ジャーナリストがスポーツの試合の最中に宗教的な歌が合唱されるのはイラン、アフガニスタン(タリバン政権時の)、そしてアメリカと指摘していたが、非常に興味深い指摘だ。

夕方からは京都三条で開かれたメディア・フォーラムに参加したが、電車のスケジュールなどもあって2次会に参加できなかったのが少し残念だった。招待してくださった主催者の福井さんには、この場を借りてお詫びしたい。来年こそは祇園でゆっくりと、舞妓さんと一緒にジャーナリズムの未来について語りたいものである。大阪と比べるとやはり冷え込みを感じたが、それでもこの季節の京都の風情はなかなかのものだ。洒落たバーやカフェが多く、やはり学生が多いのだろうか?フォーラムには学生の姿も少なくなかった。こういった若い大学生たちが参加していることに嬉しさを感じた。日本のジャーナリズムの未来もそんなに悲観的じゃないね。


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