専門家は政治屋？

内閣参与の東大教授が、菅総理の場当たり的政治手法を批判して、辞表を出したと言う。
菅総理の政治手法なんて、判っていて参与になったのでは？？
この教授によると、２０ミリシーベルトの基準値が甘すぎるとの事だが、この教授は、専門家なのに、具体的にどんな放射能汚染の危険があるのか、説明しようとしない。また、原発作業員の２００ミリシーベルトの被爆ついては、なにもコメントしないが、見て見ぬ振りか？
　私は何度も、基準値を超える野菜や魚を食べても、具体的危険はないといってきたが、間違っていると言うなら、この先生に、危険を具体的データで証明してほしいと思うが！！
　この手の専門家や、権威と言われる人が、具体的データで納得の行く説明をしているのを聞いたことが無い。

　放射能汚染の問題が、政治問題を離れたことがないのは、こういう怪しい専門家の教授ばかりが暗躍するからではないかと思うのは私だけか？？

この手の”権威”は、学会のボスとして君臨し、学会に割り当てられる勲章や褒章を具体的に誰にするかを指揮って、学会の権力を誇示する。
　原発の津波の５mの想定も、こういう権威が設定すると、誰も口出しできずに、決まってしまう。事故が起こっても、責任を問う声も起こらない。
　まさに、日本社会の癌であると思うのは私だけか？？

”想定”の闇

原発の津波の想定が５ｍに対して、今回の津波は１５ｍだから想定外と言う。
しかし、原発の設計基準を策定するとき、５ｍの津波しか想定しないのはおかしいという人たちの声を無視して、５ｍの設計をしたのでは？　
それなのに、事故が起きたら、想定外といって、だれも責任を取らないし、おかしいと言う声も聞こえてこないのは、なぜ？？。
　こんな東電だから、今、１０ｍの津波をおこす余震が近く起きるとの警告に対し、防波堤など間に合わないから、土嚢を積むだけの対策で済ますと言う。１０の津波が来たら、また、想定外と言うつもりか？？
　政府は、”原発の事故対策が東電任せ”と言う批判をかわす為、東電の記者会見と政府の記者会見を同じ席で行うという。その結果、それぞれの担当が、それぞれ発表するだけで、時間だけが長くなっただけとの事。
　すべて、現場任せ、成り行き任せ、いかに誰も責任を取らずに済ますかというやり方が、東電といい、政府といい、至る所で、常識と成っている。まさに、”想定”という言葉がまかり通る”世界”がある。

　これこそ”政治”と言えばよいのか、”闇”と呼べばいいのか？