11万人の怒りが結集した「教科書検定意見撤回を求める県民大会」(9月29日宜野湾海浜公園)は、文字通り「沖縄全島島ぐるみ」というしか言いようがない大いなる怒りだ。
大いなる怒り、それは、教科書から“不都合な真実”を抹消しようとする文部科学省に対する抗議だ。にもまして、沖縄に痛恨の念と共に普遍的に存在する「共通認識」を否定するという許し難い暴挙に対する心からの怒りだ。
普遍的に存在する「共通認識」って…なに?
ニッポン(大日本帝国)の無条件降伏(敗戦)の半年前、米軍上陸前後から3ヶ月にわたる凄惨な地上戦があった。そうしたなかで、沖縄県民は、日本軍による住民虐殺・強制集団死(集団自決)という信じられないような体験をした。そのような“実体験”を通して与えられ、その後米国占領下でも、本土復帰しても、米軍、米兵のたび重なる犯罪行為により加えられ続けてきた痛恨の「実地教育!!」。 それらの結果全島的に形成されたのが「軍隊は“国体”(くにの支配構造)を守るために人々を殺す、場合によっては自国民をも殺す」という「島ぐるみの共通認識」だ。本土に暮らすものとして共有したい。
(練金術師)
「軍隊とは誰のために、何をする存在なのか」
●練馬から県民大会へ参加した方(複数)の報告やその後の練馬での取り組み(署名5000名突破!)については『沖縄戦教科書検定の撤回を求める練馬の会』のブログ参照。
●鎌田慧氏の報告とルポが『週刊金曜日』に連載されている。10/12日号「『集団強制死』歪曲に世代を越え11万人が結集」、10/28日号「戦争の実体語り始めた『玉砕場』体験者たち」。乞読。
●詳しく考えたいときは、沖縄戦研究者・大城将保氏のできたて緊急レポート『沖縄戦の真実と歪曲』がこちらに。
大いなる怒り、それは、教科書から“不都合な真実”を抹消しようとする文部科学省に対する抗議だ。にもまして、沖縄に痛恨の念と共に普遍的に存在する「共通認識」を否定するという許し難い暴挙に対する心からの怒りだ。
普遍的に存在する「共通認識」って…なに?
ニッポン(大日本帝国)の無条件降伏(敗戦)の半年前、米軍上陸前後から3ヶ月にわたる凄惨な地上戦があった。そうしたなかで、沖縄県民は、日本軍による住民虐殺・強制集団死(集団自決)という信じられないような体験をした。そのような“実体験”を通して与えられ、その後米国占領下でも、本土復帰しても、米軍、米兵のたび重なる犯罪行為により加えられ続けてきた痛恨の「実地教育!!」。 それらの結果全島的に形成されたのが「軍隊は“国体”(くにの支配構造)を守るために人々を殺す、場合によっては自国民をも殺す」という「島ぐるみの共通認識」だ。本土に暮らすものとして共有したい。
(練金術師)
「軍隊とは誰のために、何をする存在なのか」
●練馬から県民大会へ参加した方(複数)の報告やその後の練馬での取り組み(署名5000名突破!)については『沖縄戦教科書検定の撤回を求める練馬の会』のブログ参照。
●鎌田慧氏の報告とルポが『週刊金曜日』に連載されている。10/12日号「『集団強制死』歪曲に世代を越え11万人が結集」、10/28日号「戦争の実体語り始めた『玉砕場』体験者たち」。乞読。
●詳しく考えたいときは、沖縄戦研究者・大城将保氏のできたて緊急レポート『沖縄戦の真実と歪曲』がこちらに。