●公安警察からあてがわれたものを見せびらかすだけなんて、サルでもできるというもんだ。昨日、渋谷で行われた『麻生さんのおうちを見にいこう』ツアー弾圧3人逮捕事件の記事のことなんだけど。
どのマスゴミもこんな調子。
『麻生首相宅見に行こう』=ネットで募り無届けデモ容疑
麻生太郎首相宅を見に行こうなどとネットで呼び掛け、無届けの集会やデモをしたなどとして、警視庁は26日、男3人を都公安条例違反や公務執行妨害などの疑いで現行犯逮捕した、と発表した。3人は調べに氏名なども黙秘しているという。
公安部によると、1人の男は同日午後3時50分ごろ、事前に警察署に届けを出さず、渋谷駅ハチ公口の広場で集会し、デモをした疑いがある。同庁は主催者の1人とみている。また、ほかの2人は、この男の逮捕を阻止しようとして警察官に抵抗し、暴れるなどした疑いがある。
集会やデモは、労組などでつくる実行委員会が開く「反戦と抵抗の祭」の企画。同日夕、約40人で渋谷駅から渋谷区の麻生首相宅へ向けて行進していた。(以下略=10月27日朝日新聞)
●で、ホントのところはどうだったかというと…。
《ジャンジャン》のレポートではこんなふうだ。
『麻生さんのおうちを見にいこう』のどかな企画に警察暴力
=関係者に聞いた現場の真実(JANJAN)
26日夕刻に行われた渋谷駅前から麻生太郎首相のお宅見学に行くという、ごく平穏な企画は、警察に「無届けのデモ」と見なされた結果、3名の逮捕者を出すという異常事態に発展してしまいました。しかしこの企画は本当に逮捕に相当するようなものだったのでしょうか?現場の様子を伝える、雨宮処凛さんらの証言を紹介します。(詳しく見る)
●そもそもこのツアー、何のためかというと「第二回のツアー目的地は、このたび『かしこくも』内閣総理大臣に就任された麻生太郎首相のお宅です。45年間にわたり一着30万円のスーツを年間10着仕立てるおしゃれな首相。たった一日で大卒初任給の2倍の弾を撃ちまくって鍛えた射撃はオリンピック級の腕前。敷地だけで6,200,000,000円。大久保利通、牧野伸顕、吉田茂に連なる「華麗なる一族」の東京宅を見に行きましょう。」だって…。
そんなわけで、
この“リアリティツアー”は《反戦と抵抗のフェスタ》のプレ企画なんだから、“底辺”が“頂点”を見ておくことは、時節がらとっても意味ありげだし、「リアリティ」も獲得できるすばらしい企画だとおもう。3人逮捕はゆるせないッ!
●ことしで3回目になる《反戦と抵抗のフェスタ2008》の実行委員会はこんなアピールをだしてる。
反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2008
─責任者出てこい。これはヤツらの戦争だ。
いったい誰が望んだのか。「アメリカ同時多発テロ」の丹念に数えあげられた2973の死体の上で、世界最大の軍事-経済国家群が「対テロ戦争」を宣言して7年。アフガンで、イラクで、パレスチナで、積み上げられた死体はいまだ数えられたことすらない。住宅バブルを享受したアメリカが、旺盛な消費欲で世界経済を牽引した7年。対テロ戦争の戦場となったこれらの地域では、家が焼かれ、橋が落とされ、戦闘ヘリの爆音と機関銃の掃射に脅かされる日々が続いている。人と人々の生きる基盤は、いまこの瞬間にも壊され、生への希望を奪い続けている。
いったい誰が思いついたのか。戦闘は旧装備をスクラップし新兵器の効果を試すために企画され、戦場はアメリカ政府と委託契約を結んだ民間の軍事専門企業のビジネスシーンとして維持されている。オイルの確保と先進各国の軍需企業が投資家たちに約束した配当を維持するために、不安定な生を強いられる人々を作り出し「対テロ戦争」への参加という出口のみを用意する。アメリカの貧乏人はアフガンやイラクの貧乏人を殺す意思を持てば、自らの状況を劇的に改善できるのである。その道を行くも行かぬも自己責任。「希望は戦争」は現実なのだ。
戦争は誰も望まず、誰が企図したものでもない、のではない。また戦争は皆が望み、皆が支えた、のでもない。戦争は自然災害ではなく人為であり、戦争を望み、計画し、制度とした者たちがいるからである。戦争を終わらせるために彼/彼女らを名指そう。この戦争は私たちの戦争ではない。ヤツらの戦争なのだ。
2008年10月7日 反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉08実行委
反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2008スケジュール
○ プレ企画 「62億ってどんなだよ麻生首相のお宅拝見」ツアー
日時:10月26日(日) 15時~16時(予定)
場所:渋谷駅ハチ公前集合
○ 屋内企画
日時:11月29日(土) 13時~21時 資料代:500円
場所:渋谷勤労者福祉会館(原宿駅、明治神宮前駅から徒歩10分)
○ サウンドデモ
日時:11月30日(日) 15時~
場所:原宿・神宮前穏田区民会館集合
コース:原宿→渋谷のど真ん中を予定。(終了後はアフターイベントもあり)
●3人の逮捕者を一刻も早く取り戻すため“麻生でてこい救援ブログ”が立ち上がった。応援や救援カンパはこちらへ。
●フリーター全般労組執行委声明「不当逮捕への抗議と62億円の豪邸の持ち主への要求」はこっちだ。
(在日日本人)
どのマスゴミもこんな調子。
『麻生首相宅見に行こう』=ネットで募り無届けデモ容疑
麻生太郎首相宅を見に行こうなどとネットで呼び掛け、無届けの集会やデモをしたなどとして、警視庁は26日、男3人を都公安条例違反や公務執行妨害などの疑いで現行犯逮捕した、と発表した。3人は調べに氏名なども黙秘しているという。
公安部によると、1人の男は同日午後3時50分ごろ、事前に警察署に届けを出さず、渋谷駅ハチ公口の広場で集会し、デモをした疑いがある。同庁は主催者の1人とみている。また、ほかの2人は、この男の逮捕を阻止しようとして警察官に抵抗し、暴れるなどした疑いがある。
集会やデモは、労組などでつくる実行委員会が開く「反戦と抵抗の祭」の企画。同日夕、約40人で渋谷駅から渋谷区の麻生首相宅へ向けて行進していた。(以下略=10月27日朝日新聞)
●で、ホントのところはどうだったかというと…。
《ジャンジャン》のレポートではこんなふうだ。
『麻生さんのおうちを見にいこう』のどかな企画に警察暴力
=関係者に聞いた現場の真実(JANJAN)
26日夕刻に行われた渋谷駅前から麻生太郎首相のお宅見学に行くという、ごく平穏な企画は、警察に「無届けのデモ」と見なされた結果、3名の逮捕者を出すという異常事態に発展してしまいました。しかしこの企画は本当に逮捕に相当するようなものだったのでしょうか?現場の様子を伝える、雨宮処凛さんらの証言を紹介します。(詳しく見る)
●そもそもこのツアー、何のためかというと「第二回のツアー目的地は、このたび『かしこくも』内閣総理大臣に就任された麻生太郎首相のお宅です。45年間にわたり一着30万円のスーツを年間10着仕立てるおしゃれな首相。たった一日で大卒初任給の2倍の弾を撃ちまくって鍛えた射撃はオリンピック級の腕前。敷地だけで6,200,000,000円。大久保利通、牧野伸顕、吉田茂に連なる「華麗なる一族」の東京宅を見に行きましょう。」だって…。
そんなわけで、
この“リアリティツアー”は《反戦と抵抗のフェスタ》のプレ企画なんだから、“底辺”が“頂点”を見ておくことは、時節がらとっても意味ありげだし、「リアリティ」も獲得できるすばらしい企画だとおもう。3人逮捕はゆるせないッ!
●ことしで3回目になる《反戦と抵抗のフェスタ2008》の実行委員会はこんなアピールをだしてる。
反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2008
─責任者出てこい。これはヤツらの戦争だ。
いったい誰が望んだのか。「アメリカ同時多発テロ」の丹念に数えあげられた2973の死体の上で、世界最大の軍事-経済国家群が「対テロ戦争」を宣言して7年。アフガンで、イラクで、パレスチナで、積み上げられた死体はいまだ数えられたことすらない。住宅バブルを享受したアメリカが、旺盛な消費欲で世界経済を牽引した7年。対テロ戦争の戦場となったこれらの地域では、家が焼かれ、橋が落とされ、戦闘ヘリの爆音と機関銃の掃射に脅かされる日々が続いている。人と人々の生きる基盤は、いまこの瞬間にも壊され、生への希望を奪い続けている。
いったい誰が思いついたのか。戦闘は旧装備をスクラップし新兵器の効果を試すために企画され、戦場はアメリカ政府と委託契約を結んだ民間の軍事専門企業のビジネスシーンとして維持されている。オイルの確保と先進各国の軍需企業が投資家たちに約束した配当を維持するために、不安定な生を強いられる人々を作り出し「対テロ戦争」への参加という出口のみを用意する。アメリカの貧乏人はアフガンやイラクの貧乏人を殺す意思を持てば、自らの状況を劇的に改善できるのである。その道を行くも行かぬも自己責任。「希望は戦争」は現実なのだ。
戦争は誰も望まず、誰が企図したものでもない、のではない。また戦争は皆が望み、皆が支えた、のでもない。戦争は自然災害ではなく人為であり、戦争を望み、計画し、制度とした者たちがいるからである。戦争を終わらせるために彼/彼女らを名指そう。この戦争は私たちの戦争ではない。ヤツらの戦争なのだ。
2008年10月7日 反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉08実行委
反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2008スケジュール
○ プレ企画 「62億ってどんなだよ麻生首相のお宅拝見」ツアー
日時:10月26日(日) 15時~16時(予定)
場所:渋谷駅ハチ公前集合
○ 屋内企画
日時:11月29日(土) 13時~21時 資料代:500円
場所:渋谷勤労者福祉会館(原宿駅、明治神宮前駅から徒歩10分)
○ サウンドデモ
日時:11月30日(日) 15時~
場所:原宿・神宮前穏田区民会館集合
コース:原宿→渋谷のど真ん中を予定。(終了後はアフターイベントもあり)
●3人の逮捕者を一刻も早く取り戻すため“麻生でてこい救援ブログ”が立ち上がった。応援や救援カンパはこちらへ。
●フリーター全般労組執行委声明「不当逮捕への抗議と62億円の豪邸の持ち主への要求」はこっちだ。
(在日日本人)