低・血・圧・日・記

低血圧だからって、アツくなることがないわけじゃない。

時代小説

2010-03-17 | 本関係…
実家に行っていました。
別に大した用事じゃないんですけど…母の腰が曲がってきたので、上を向いた姿勢がキツイらしいので…ここのところの日差しの明るさに、カーテンやら窓やらの汚れが気になったらしくって。
カーテンと網戸の付け外しと(洗うのは本人がやっちゃうのです)掛け時計の電離交換とか、換気扇の掃除とか…もろもろの雑用を、父への愚痴やらなんやらを聞きながらこなしてきました。

ま、それはそれでおいといて…
往復の新幹線乗車時間2時間半は至福の読書タイム!
ウォークマンで周囲の雑音をシャットダウンして、ひたすら没頭します。
富士山もいい加減に見飽きてるしね。

今回の往路のお供は、池波正太郎「剣客商売」シリーズ
先日亡くなられた、藤田まことさんが演じていたアレです。
時代劇CHでやってるのを、時々見てるうちに原作が気になって。
人物描写が生き生きしていて、思わずくすくす笑ってしまったり。
それから、時々登場する食べ物がなんだかとてもおいしそうなんだけど。

往路で1冊読んでしまったので、実家の本棚をゴソゴソ…何冊か拝借してきました。
帰りのお供は、佐伯泰英「居眠り磐音」シリーズ
NHKでやってた山本耕史さんのアレ。
TVの山本さんは素敵なんだけど、原作の方は…何ていうか…ちょっと手触りが荒い感じなんだよね。
うまく言えないけれど…サクサク読めるのはいいんだけど。

「磐音」が静岡あたりで終ってしまったので、次に取り出したのが藤沢周平「消えた女」
映像化されたのは見ていないと思うけど「彫師伊之助」シリーズ
こちらは情景描写がすごい…というか、頭の中にそのまま出てきそうな丁寧さ。
手触りしっとりなめらかというか、情景描写だけを、もう一度読み直す気になってしまうみたいな…。

家に戻ってからも、なんだか止まらなくなって、本棚をひっくり返し、前に買ってあった「彫師」シリーズを探し出してきました。
しばらくは、お江戸にトリップすることにします。