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あっという間に読めてしまいますが、それは勿体無い。DVDも出るそうです。
私は、今年になって朝のNHKでこの作品の映画紹介を見ました。で、映画を観たくなりました。震災後に輪番停電のせいで、途中下車して次の電車を待つ間、その駅のショッピングセンター内の書店で、その原作本を発見。思わず購入。お値段も安かったしね。で、夢中で読みました。読みながら旦那さんは三浦友和さん、奥さんは石田ゆり子さんと映画のキャスティングで、彼らが彷徨ったのは、私ら夫婦が冬になると松葉蟹あるいは越前蟹を食べに行く所と重なります。同じ道をこのご夫婦も車を走らせていたんでしょうね。私達夫婦とはまったく違う目的、心境で・・・・
だからといって蟹を食べるのを辞めるつもりはありませんけど・・・あ、いや、話が脱線しそうなので戻します。
妻が手遅れの癌になってしまって、本当は病院に入れるべきなんだけど、奥さんは入院を頑なに拒み旦那さんと一緒にいたいと乞い願う。旦那さんは事業に失敗して借金塗れ。持ってる現金50万。でも自己破産できずに親戚に借金しまくり・・・金策に奔走して、家族を省みなくて、はっと気付いたら奥さんは余命幾許も無い。奥さんはもう旦那さんに放って置かれるのは嫌だから、絶対入院しないで旦那さんにくっついていたいと、もう願いはそれだけだからと泣いて入院を拒む。旦那さんは今まで何も欲しがらなかった妻の最後の願いを叶えるべく、50万を持ってボンゴ(ワゴン車です。前のうちの車と同じ形です。うちのはフォードのOEMだったけど。なので車の中もイメージし易かったです)で北陸を旅する。妻は最初は元気だったけど、もうだんだん衰弱していき、車の中で息を引き取る。最後まで旦那さんと一緒にいたかったという彼女の願いは叶えられたわけですが、妻のたったひとつの願いを叶えた旦那さんは「保護者遺棄致死」で収監されてしまう。客観的にみればそうだけど、そうなんだけど・・・・
お勤めを終えて出てきた旦那さんを娘さん夫婦と孫娘が暖かく迎える。旦那さんは縫製工場で培ったスキルで孫娘の服を作ったりしてミシンを踏む姿で話は終わります。
筆者は中卒で縫製工場に就職をしているんだけれど、昔の義務教育はしっかりしてたなとしみじみ感じます。きちんとした読みやすくかつ心に入ってくる筆力です。それは真実というリアリティを加味してもなかなかのものです。心が書かせた本なのかも知れません。序文の高山文彦氏も名文なのでこれも読む価値ありです。
計画停電でひどいめに遭いましたが、こういうこともあるので人生はわからない。そして私は奥さんが羨ましかったりします。たったひとつの願いを叶えて貰ったのですから。
関係ないけど今日の15時少し前に地震があったんですが、ヤフーの地震速報に載ってないんです。けっこういいかげんだな、気象庁・・・どうせ震度1か2位だけどさ・・・。いくら毎日地震ばかりだって手抜きはしないで貰いたいわ。
あっという間に読めてしまいますが、それは勿体無い。DVDも出るそうです。
私は、今年になって朝のNHKでこの作品の映画紹介を見ました。で、映画を観たくなりました。震災後に輪番停電のせいで、途中下車して次の電車を待つ間、その駅のショッピングセンター内の書店で、その原作本を発見。思わず購入。お値段も安かったしね。で、夢中で読みました。読みながら旦那さんは三浦友和さん、奥さんは石田ゆり子さんと映画のキャスティングで、彼らが彷徨ったのは、私ら夫婦が冬になると松葉蟹あるいは越前蟹を食べに行く所と重なります。同じ道をこのご夫婦も車を走らせていたんでしょうね。私達夫婦とはまったく違う目的、心境で・・・・
だからといって蟹を食べるのを辞めるつもりはありませんけど・・・あ、いや、話が脱線しそうなので戻します。
妻が手遅れの癌になってしまって、本当は病院に入れるべきなんだけど、奥さんは入院を頑なに拒み旦那さんと一緒にいたいと乞い願う。旦那さんは事業に失敗して借金塗れ。持ってる現金50万。でも自己破産できずに親戚に借金しまくり・・・金策に奔走して、家族を省みなくて、はっと気付いたら奥さんは余命幾許も無い。奥さんはもう旦那さんに放って置かれるのは嫌だから、絶対入院しないで旦那さんにくっついていたいと、もう願いはそれだけだからと泣いて入院を拒む。旦那さんは今まで何も欲しがらなかった妻の最後の願いを叶えるべく、50万を持ってボンゴ(ワゴン車です。前のうちの車と同じ形です。うちのはフォードのOEMだったけど。なので車の中もイメージし易かったです)で北陸を旅する。妻は最初は元気だったけど、もうだんだん衰弱していき、車の中で息を引き取る。最後まで旦那さんと一緒にいたかったという彼女の願いは叶えられたわけですが、妻のたったひとつの願いを叶えた旦那さんは「保護者遺棄致死」で収監されてしまう。客観的にみればそうだけど、そうなんだけど・・・・
お勤めを終えて出てきた旦那さんを娘さん夫婦と孫娘が暖かく迎える。旦那さんは縫製工場で培ったスキルで孫娘の服を作ったりしてミシンを踏む姿で話は終わります。
筆者は中卒で縫製工場に就職をしているんだけれど、昔の義務教育はしっかりしてたなとしみじみ感じます。きちんとした読みやすくかつ心に入ってくる筆力です。それは真実というリアリティを加味してもなかなかのものです。心が書かせた本なのかも知れません。序文の高山文彦氏も名文なのでこれも読む価値ありです。
計画停電でひどいめに遭いましたが、こういうこともあるので人生はわからない。そして私は奥さんが羨ましかったりします。たったひとつの願いを叶えて貰ったのですから。
関係ないけど今日の15時少し前に地震があったんですが、ヤフーの地震速報に載ってないんです。けっこういいかげんだな、気象庁・・・どうせ震度1か2位だけどさ・・・。いくら毎日地震ばかりだって手抜きはしないで貰いたいわ。