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災害時のペットに関する注意点

2020-07-14 22:25:00 | ペット災害情報&防災対策
九州を中心に甚大な被害が出ている令和2年の豪雨災害 お見舞い申し上げます。
被害が拡大しない事を祈るばかりです🙏

熊本地震で半年以上、同行避難支援に携わった「HUG」さん のFacebookから転載しご紹介します。
この記事は実例に基づいています。



🔴災害時のペット同行避難情報についての注意

災害時には「あそこの避難所はペットも受け入れるらしい」
「これらの避難所は同行避難出来る」
等の情報がいろいろな所から発信されて、善意の人々がそれを拡散します。

でも、注意してもらいたいのは、その情報の信憑性です。

必ず発信元を確認してください。
拡散していい情報は「地元発信」の情報のみです。

また、各避難所の同行避難への対応の確認も必ず地元の人が行う様にしてください。

熊本地震では避難所に全国からの問い合わせが相次ぎ、避難所の業務の支障になりました。

避難所の同行避難への対応の確認は出来れば地元の人が避難所へ行って確認してください。
行く事が無理でも、地元の人が避難所に問い合わせしてください。

SNSで間違った情報が拡散されて、動物たちが追い詰められる事態になりかねません。

県外の皆さんは被災地への問い合わせは行わず、地元から発信された信頼出来る情報の拡散に留めてください。



🔴災害時にペットを動物愛護団体に預ける際の注意点

災害時には様々な愛護団体が被災地を訪れます。
愛護団体の全てが善意だとは限りません。
気を付けてください。
熊本地震でも酷いケースがたくさんありました。

災害時にペットを預かりますと申し出る動物愛護団体が出て来ます。

「余震が危ないから被災地から離れた土地に預けた方がいいです」
「地震でストレスを受けているから余震がない地域に連れて行った方がいい」

そう言って団体のシェルターに連れて行く団体があります。

確かに一理ありますが、災害でストレスを受けているペットが飼い主と離ればなれになるストレスも考慮しましょう。

もし預ける場合は団体自体、団体のシェルターの管理体制もしっかりと事前に確認してください。
名刺も貰ってください。

また、返還の際の段取りもきちんと事前に確認しましょう。
担当者がきちんと飼い主の元へ連れて来てくれるのか?
きちんとした団体ならば連れて来てくれます。

熊本地震では地震発生からまだ2週間ほどしか経過していない時期に飼い主が返還を求めたら、関西まで取りに来させた団体もありました。

また、預かっている間ペットと飼い主の面会を拒否した団体もありました。
「里心がつくから」と飼い主に言ったそうです。
その様な団体には絶対に預けてはいけません。

災害時は出来るだけ飼い主とペットは近くにいた方がいいでしょう。

でも、状況によっては預ける選択肢を持つ事も必要となります。
一時的に離れてでも、普段の日常を取り戻す為に飼い主が行動し易くする事が必要な場合もあります。

預ける場合にはしっかりと預け先が信頼出来るかを確認してください。

そして出来れば飼い主がすぐに会いに行く事が出来る距離が望ましいと思います。

🔴2018年9月に発生した北海道地震時の同行避難

札幌市ホームページに避難所でのペットの取り扱いが掲載されていたため、混乱を抑えられました。
同行避難についてや備える品などのご参考にして下さい。

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