ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

ペットの命を守る「買わない選択」

2020-03-16 22:20:00 | No more!ペットショップ



本日、ブリーダー崩壊の猫ちゃんを全頭引き上げました。
人間がごめんね。
人間ほどクズな生き物はいない。
この子の目を見て下さい。
人を恨んでる。

私たちに何が出来るでしょう。
私たちは何をしなければならないでしょう。



「どんな子をお探しですか?」
「この子、お客さんを見つめていますね。相性が良い証拠です。」
「ただ今、セール中です。抱っこしてみませんか?」
「この子は可愛いですし、明日には売れてしまうかも...特別に今日は内金だけで構いませんよ。」

🔴抱っこさせたら勝ち

ペットショップにおいて、生体販売はドル箱。
1匹あたり10万以上の利益を見込めるそうです。

加えて、旬の短い商品。
早く売れば、飼育管理にかかるコストが軽減できます。
店員が必死で、衝動買いを促す理由がココにあります。



🔴無分別な買い物の果て

「かわいい、欲しい、持ち帰りたい!」
欲望だけに心を奪われ、後先を考えず勢いで買ってしまった特価品。
しかしそれは、ぬいぐるみやアクセサリーではありません。

その動物に関する知識も、飼育する準備も、終生育てられるかの検討もなく購入してしまった結果...。
X'mas が過ぎ年明けの頃、「やっぱり無理」と愛護センターへ処分依頼に持ち込まれるケースが後を絶ちません。

販売時に適切な説明を受けていればさえ、救えたはずの命があります。



🔴「買う」と「飼う」の違い

保護犬猫の譲渡会では、その場で気に入った子を連れ帰ることは出来ないシステム。
抱っこも動物へストレスになる場合には、お断りをさせて頂いています。

譲渡までには審査があります。
「なぜ命を迎えるのか」
「命と向き合う覚悟はあるか」
「終生飼養の責任は果たせるか」
その他、環境や適正を確認させて頂きます。

決して、ペットショップのような「手軽さ」はありません。

なぜならば、これからずっと共に生きる命だから。
人間は「覚悟と責任」を持って飼わなくてはならないから。



無責任な衝動で簡単に命をショッピングできる生体展示販売店。
このビジネスを利用することは、動物たちに残酷な生を強いることになります。

「ペットショップで買わない!」─その意識改革が動物たちの命を思いやることに、命を大切にすることへ繋がっていきます💐

私たちに出来ることは命を買わないこと。
しなければならないのは小さな命への覚悟と責任を伝えること。

~関連記事~
純血種のペットをお探しの方へ