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ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

奄美大島の猫3千匹殺処分計画

2020-02-08 23:15:00 | 奄美ノネコ駆除問題
2019/4/12の記事に加筆し再投稿。

奄美のねこについての第一声でした。

当時、SNS上では大論争となっていました。
ほとんど殺処分推進の声で埋め尽くされていたのを不思議に思いつつも、火中の栗を拾うまでは至らず。

週刊文春を手にしてからです。
「これは おかしい、看過してはダメだ」と強く感じたのは。



4月18日号 週刊文春に「ノネコ管理計画」の記事が掲載されました。

〈 その後の奄美のねこ問題 〉
笹井記者による文春オンラインの記事



🆕奄美大島ノネコ問題 命を守りたい人々と環境省との激しい攻防――「猫3000匹殺処分計画」その後



〈 ノネコ管理計画とは 〉
2018年7月 環境省から発動。
野生化した猫(ノネコ)を年間300匹を捕獲。
捕獲した猫は「奄美ノネコセンター」へ一時収容し、1週間で引き取りが見つからなければ殺処分が認められている。

〈 理由は 〉
希少動物であり、観光資源でもある「アマミクロウサギ」をノネコが捕食し、生態系への被害が明らかになったため。

〈 予算は 〉
2028年度(10年計画)までに4億円以上。



謎1
この件について猫ボラの間では「ナゼ TNR しないのか?」が、合言葉のようになっておりました。

10年で数億の予算であれば「繁殖制限の徹底→可能な個体は保護し後はリリース」で頭数を半減以下に出来るはず。

TNR は過剰繁殖を止めるため、生態系に影響を及ぼす頭数を減らすために行います。

謎2
捕獲後に「1週間で里親を探せ」って、無理無理無理…。
現在は、必死のレスキューによって殺処分を防いでいます。

謎3
ノネコって何者?
猫カテゴリーだと愛護動物のため、駆除目的で殺せないんです。
だから、こじつけているとしか思えません。
環境省、お得意の科学的知見はどうしたの?

謎4
だいたいノネコと野良猫は どう見分ける?
猫さんは喋れないし、一目瞭然ノネコって分かるの?

謎5
奄美在住のボランティアから愛護家からも、待った!の声は上がってこない。

この計画が脆弱なので、注目されているのです。
「非難するな」ではなく、広く意見や協力を求めることも必要ではないでしょうか。

どうぶつ基金は民間団体です。
本来は国が、自治体が、率先して繁殖制限をしなくてはならないのだと思います。

────────────────────

この時、現地にTNR病院を開設した「どうぶつ基金」と譲渡で殺処分を阻止していた「ゴールゼロ」へのバッシングは凄まじいものでした。

文春記事へも誹謗中傷が殺到しました。



環境省は、国の利益のため人間の安全のために動きます。
故に「持続可能で普遍的な自然」を重視する世界遺産登録のためノネコ駆除というのは、真実から そう遠くないのかもしれません。

目先の損得勘定で、安易に命を奪う方向へ流れているよう受け取れます。

これは未来のため、自然のため、人間のため、動物たちのため“最善の選択”なのでしょうか?

────────────────────

率直な感想だったと思います。
今も繁殖制限なしの10年計画は有り得ない、正気の沙汰とは思えないという考えは変わりません。

そして、殺処分の理由は、世界遺産や生態系保全のためではないことが分かってきました。
なぜ、命を救う人達が怒号に晒されなければならないかも分かりました。

理不尽な線引きによって搾取される命。
あってはなりません!許してはいけません‼

■殺処分の仕組み マングースとノネコ

〈 ねりまねこ 奄美ノネコ駆除問題 〉
■1週刊文春「奄美大島 世界遺産ほしさに猫3千匹殺処分計画」
■2多額の税金でネコの駆除を行う
■3猫を合法的に殺せる
■4ノネコを生かす?殺す?
■5弱い者同士争わず、知恵を出し合う
■6奄美は東京から近い!
■7「しっぽの声」
■8ノネコ管理計画の見直しもあり得る
■9奄美の猫を全国で救う
■10ノネコのために私達にもできること
■11奄美大島ノラ猫大論争

~関連記事~
奄美ノネコ駆除の問題点1
奄美ノネコ駆除の問題点2
奄美ノネコ駆除の問題点3
日本にノネコなんていないもん
ネコとノラネコとノネコと
ノネコってナンだ?
無用の用であるノネコたち

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殺処分の仕組み 2つの証言

2020-02-06 23:15:00 | 奄美ノネコ駆除問題
■殺処分の仕組み マングースとノネコ
■ノネコは存在するのか?



20年の間にマングースを殺す事業は、拡充し構造を固め、成立をしています。

動物利権は、私たちの目には触れず、木の根のように張り巡らせているのです。

奄美のねこに関して、難攻不落と思われた殺処分システムに綻びが生じました。

我々人間は、考えるチャンスを与えられたのではないでしょうか。




証言1
東京都動物愛護推進員でジャーナリストの香取章子さんが、文春オンラインの記事に寄せられたコメントから。

環境省が奄美大島で進める「3000匹の猫殺処分計画」は、5年前に同省希少生物保全課が東京と大阪でシンポジウムを開催した時から始まったと考えます。

10年くらい前に取材で複数回お目にかかったことのある元動物愛護管理室長がなぜか私をパネリストとして招きました。
私としては、ニュージーランドとオーストラリアでペットが固有種に及ぼすインパクトについて20年以上前に取材していて、問題への意識はありました。

しかし…打ち合わせの時から「アマミノクロウサギのような希少種を絶滅の危機から救うためには早く『ノネコ』の殺処分を始めなければいけない、香取さんもご理解いただけますよね?」とたたみ込むように言われ、「アマミノクロウサギを守る→猫を殺す? それは短絡的過ぎる、違うでしょう」と違和感を覚えました。

うがった見方かもしれませんが、何らかの「オトナの事情」で猫の殺処分を始めなければならないのかなと感じました。

猫は5000年~7000年前から人とともに生きて来た家庭動物、伴侶動物です。
すべての猫はイエネコ。
ペットの猫が家から出てしまっただけで「ノネコ」と呼び、「一刻も早く殺そう」としていることに強い疑問を感じます。

そもそもアマミノクロウサギの死因の第一位は交通事故。
罪もない猫たちをスケープゴートにしてはいけません。

司会も座長もメインのパネリストもみんな「殺処分ありき」で、私は孤軍奮闘でした。

客席には小笠原の猫のプロジェクトの中心となっている都獣医師会の先生方、動物愛護関係者が多く、みなさんが歯ぎしりしてこぶしを握り締めているのが見えました。
あれから5年、政治家さんは何しているのかな。

自然の中に猫がいるのは人間が「完全室内飼育」で終生、適正に飼育していなかったこと、その問題を放置したことが原因です。
突然、猫の命を絶つことで問題を解決しようとするのは許されません。
それより、アマミノクロウサギが車に轢かれないようにすることが先決でしょう。



証言2
どうぶつ基金さんから。

環境省が主導しているノネコ管理計画ですが、この計画に猫の殺処分が必要であるという数値的根拠は皆無です。
2003年から2015年の12年間に、アマミノクロウサギは約10倍に増えていますが、この間、山中から駆除された猫はわずか十数頭でした。(環境省データ)
つまり、猫の駆除などしなくてもアマミノクロウサギや他の固有種は激増しています。

これはマングースの駆除が奏功したからです。
そしてマングースの生息数はわずかになり、マングース1頭の捕獲に数億かかるようになりました。
これでは環境省から下請けで仕事を請け負っている天下り法人の仕事がなくなってしまいます。
年間数億の予算を維持するために、新たな脅威が必要だったのです。
それが猫でした。 

案の定、その法人は配下に100%子会社の株式会社をつくり、その会社がノネコの捕獲利権を獲得しました。

今は年間数千万程度の予算がこの会社に割り当てられますが、猫の脅威を盛り上げて、マングース駆除終了で失いつつある年間数億の予算を狙っているのではないでしょうか?

通常、行政が予算を得るためには数値的根拠が必要です。

しかし、奄美のノネコ管理計画には、このままでは猫によってアマミノクロウサギが絶滅させられる。
緊急な駆除が必要であるとうたわれているだけで、数値的根拠は示されていません。
それどころか、クロウサギが増えていようがいまいが、猫に捕食されている事実があれば駆除する必要があると、うそぶいています。

つまり、数値的根拠は不要であると環境省の担当者は言い切っています。
まだ若い担当者の名刺には、「京都大学博士」と印刷されていました。

自分が京大博士の科学者であることにほこりをもって、環境省の仕事をしている表れでしょう。
そんな彼の口から「クロウサギが増えていようがいまいが、猫に捕食されている事実があれば駆除する必要がある」という科学的根拠に乏しい発言があることに驚きを隠せませんでした。

さらに質問しました。
環境省の調査によるとアマミノクロウサギは2-4万頭生息しています。
アマミノクロウサギの寿命が10年とかなり多く見積もっても、年間2000~4000頭は寿命を全うして自然死する。
つまり毎年2000~4000頭のウサギの屍が発生するわけです。

その死体を猫が食べてもこれは捕食とは言いません。
猫の糞からウサギの骨が検出されてもこれは捕食と断定できません。

「確かに、猫に捕食されたクロウサギもいるかもしれませんが、自然死したクロウサギをくわえて歯形がついていることも考えられる。捕食か、死んだウサギを食べたかの区別はどうやって判断しているのですか」と質問すると彼は、「わかりません」とこたえました。

「飼育下でのクロウサギの寿命は10年と言われていますが、野生のクロウサギの寿命は何年ですか?」と生物博士の彼に質問しても「わかりません」と答えました。

この程度の知見もなく創作された京大生の卒業論文が、ノネコ管理計画の根拠になっています。
このトンデモ論文で見事に博士号を得た女性は、マングースや猫の駆除を環境省から請け負っている業者に見事に就職しています。

この様に、殺処分の必然性を示すことのできない中で、というか、猫の駆除をしなくても希少な固有種が激増、クロウサギ10倍増の数値を隠蔽して作られたのが、ノネコ管理計画です。

そんな中、誤捕獲によって、希少種を致死させたり、違法な捕獲器の設置をしたり、稚拙な不妊手術の失敗で猫を事故死させているわけですが、彼らは一向に反省することなく、駆除を加速しています。

ここ数か月、捕獲数は激増しています。
捕獲された猫の多くは、不妊手術済みのさくらねこです。
ノネコではありません。
それでも彼らはTNRをせずに捕獲し、引き取り手が無ければ殺処分するという姿勢を変えません。

ボランティアで猫を引き取っている人たちが、お手上げになって、早く殺処分第1号の実績をつくり殺処分を正当化し、全国に広げたいのではないかと疑いたくなります。



言葉を持たぬ小さな命を守ろうとする私たちは、情けないくらい力がありません。

どうか、理不尽に搾取される命に思いを寄せて下さい。

私は知っています。
駆除処分で問題が解決しないことを。
猫は不妊去勢手術と管理だけで共生共存できることを。


~関連記事~

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奄美のねこ命を繋ぐ譲渡の和

2020-01-29 22:35:00 | 奄美ノネコ駆除問題


およそ200頭が生きるために、島を出て海を渡りました。

いつ何頭が捕まり、いつ殺処分されるか分からないのです。
これが何年も続くのです😿

奄美のねこ譲渡認定をして頂くことで、小さな命を救うハンドインハンドが、全国へ広がればと願っています🌷


現在は、あまみねこの引越し応援団(主に関東)で譲渡をしています。

譲渡認定申請を多くの地域でして頂くことで、大きな力になります。
奄美のねこに心を寄せて頂き、手を差し伸べてくれる方々がいるだけで大きな支えになります。



10月23日、捕獲ノネコ譲渡実施要領改定されました


譲渡対象者認定

〈 主な改定内容 〉
🔻団体の責任で管理されている場合に限り、会員等の施設も飼育施設と認定

🔻協議会が認めた場合、5匹以上の飼育可能

🔻他自治体で行われている譲渡講習会を受講した場合、奄美での講習会を免除

🔻譲渡個体へのマイクロチップ装着や不妊手術が、任意の動物病院で施術や手術することができる

🔻譲渡後の報告書提出を5回から1回に削減

🔻納税証明書や所得証明書の提出を撤廃

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1年以上に渡り何度も交渉し、あきらめずに訴えた想いが報われました。
ようやく1歩ですが前進😸

ポイントとなるのは、奄美現地まで出向いて講習を受講しなくてもよくなった点。
お住まいの自治体センターで譲渡講習を受ければ免除されます。

認定され登録となれば、譲渡猫の収容情報(画像付)がメールで送られてきます。
相変わらず、一般に猫の情報公開はされていませんが💧

たくさんの人に譲渡登録をして頂ければ、居場所から追いやられた猫たちが、幸せの切符を掴むチャンスも増えます。

動物好きさん同士、ペット仲間、ボランティア間で、情報共有と申請の ご協力の程をお願い申し上げます🙏



〈 譲渡講習とは 〉
各自治体によって受講方法は異なりますので、地元の動物愛護センターへお問い合わせ下さい。
東京都の場合を ご紹介します。

「譲渡事前講習会」が、飼う前の心構えと準備の説明で、この受講番号がノネコ譲渡申請時に必要となります。
事前に予約申し込みをします、参加費は無料。

約8年前に受けました。
2時間の多岐に渡った内容で、勉強になった記憶があります。

今後は、島内からの譲渡認定者が増えるよう積極的に働きかけて頂きたいですね🤗

預かり様募集

今まで、譲渡認定者のみの引き出しでしたが、譲渡認定者からの一時預かり申請者を作る事が出来るようになりました。

🌷ずっとのオウチが見つかるまで「一時預かり」をして下さるオウチ募集中🌷

〈 一時預かり申請者の登録の仕方 〉
🔻一時預かり様の名前と住所と預かり可能頭数を名簿に書く。
🔻一時預かり場所の見取り図とゲージの写真をメールで送る。


✳一時預かり
✳空港での受け取り(パケボラ)

お手伝い頂ける方は下記フォームより
お問い合わせ 下さい。

命のバトンリレーである助け合いの和に、ご参加下さいますようお願い致します🍀


奄美のねこカフェの輪

2020-01-14 20:50:00 | 奄美ノネコ駆除問題
いっぱいの愛をありがとうございました
545人の支援により3,812,520円の資金を集め、2020-01-19に募集を終了しました🐾

🌸奄美大島の猫を殺処分から救う猫カフェ《Cait Sith》設立🌸

お店の名は「Cait Sith」
アイルランドの民話にある猫の妖精から🧚‍♀️
ケット・シー - Wikipedia

オープン予定は4月頃になります。
カフェのボランティアスタッフ募集中🌷



クラウドファンディング
いよいよ1月19日まで‼
当初の目標は、お蔭さまで2週間で達成。
皆さま、ご声援をありがとうございました😊

ストレッチゴールを500万に設定し目指しております。

開店には1千万円以上かかります。
誰かの愛猫も、地域でお世話されていた桜耳も、駆除目的とする非情な捕獲が続いています。

どうぞ広くお声かけ頂きますよう宜しくお願い致します🙇‍♀️
この機会が、奄美のねこのことを多くの方へ知って貰うキッカケになればと思っています。

🌼ストレッチゴール挑戦中🌼
2000円からご支援して頂けます😸

およそ140頭が生きるために、島を出て海を渡りました。

大事にされていたとみられる飼い猫や不妊去勢手術をした一代限りの命も多数含まれます。

140の命は、あまみねこの引越し応援団が手を差し伸べなければ殺されていたでしょう。

いつ何頭捕まり、いつ殺処分されるか分からないのです。

これが何年も続くのです。
先の見えないトンネルに迷い込んだよう。

その中で得たものは、奄美のねこの命を繋ぐ人たちの助け合いの心💗

居場所を失った猫を介して、様々な地域の人の協力があり、殺処分ゼロになっています。

保護猫に奄美由来の名をつけ、その文化や自然をリスペクトする。
猫が殺処分されることで、奄美の人たちが悲しまないように必死で小さな命を守る。

想いを受けて広がる救いの手。
皆んなの心に いつも奄美大島がある🌺

~関連記事~
ノネコは存在するのか?
奄美のねこの声
奄美のねこの夢 みんなの願い
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ノネコは存在するのか?

2020-01-02 19:55:00 | 奄美ノネコ駆除問題
環境省は識者(天下り団体)の意見のみを取り入れ、机上の空論から施策を打ち出す。
それは、各自治体へポンと丸投げされる。

言葉を持たぬ動物たちの代弁者である愛護活動者の声は聞き届けられないこと。

政治利用されやすいということ。

命の重さは同じはずなのに地域によって格差が生じていること。

見た聞いたで判断される情報と実際に不幸な命と向き合う現場とは乖離していること。

社会へ行政へ声を上げ続けなくてはいけないこと。

私たち人間の無知・無責任・無関心から搾取される命があります。
耳を澄まして声なき声を聴いて下さい🙏

2019/4/22の記事に加筆して再投稿。

環境省のミスは、今のご時世に殺処分ありきの駆除を計画し、そのためにノネコなどというカテゴリーを捻出したこと。

このノネコという曖昧な分類を許し、「希少種を捕食するなら仕方ない、殺処分やむなし」としたならば どうなるのでしょうか。



Yamasaki Hiro氏 Facebook から。
東日本大震災の折、動物救援本部が集めた義援金2億円塩漬け問題で提訴した時の環境省ノネコ答弁。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ノネコという表現について」

ノネコという単語は、東日本の義援金使用方法をめぐって旧緊急災害時動物救援本部を僕たちが提訴した時の代表 東海林克彦氏が環境省出身で、裁判中に東京地裁に提出した資料の中に環境省の見解として被災猫を「ノネコ」だと連発していたことを記憶しています。

そうやって被災地福島などの元飼い猫、半野良猫に義援金を使用しなかったことを正当化しようとしたのだと認識しています。
自分たちは「ペットのために義援金を集めた」のであり、ノネコのために集めたのではないと。

実は、救援本部が集めた義援金は、提訴前に飼い、保護、野良に関係なく助けていた団体にたくさん分配されていましたが、銀行に2年間寝かしていた義援金2億円を「塩漬け」と指摘され、ノネコへの支援は合理性を欠くという主張に転じたのです。

ノネコという表現自体が玉虫色であり、役人の好き勝手に利用されかねないものですから、動物愛護的な観点からも今後もあらゆる状況下で厳しく執拗に指摘していくべきですね。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
環境省の主張は「災害時に飼い主と離れてしまった元ペットから生まれた子はノイヌ・ノネコなので義援金は使えない」です。

皆さん、国が申しております。
有事の際に傷ついている動物をやたらに助けるべからずと。
手を差し伸べるべきは飼い主様が困っているペットのみと。

決して、ノネコだからなんて責任逃れを許してはいけません。
飼い猫も野良猫も野猫も、猫なのですから。
動愛法を適用される愛玩動物であり命です。



猫は犬と違って、TNR(不妊去勢手術)が可能です。
殺さずに頭数を減らすことが出来ます。

ネット愛護家さん達は、環境省とは似て非なるもの?
やはり、現場とは齟齬が生まれるのだと思います。

TNR 否定は、不妊去勢手術の拒絶。
TNR 否定は、飼い猫と飼い主のいない猫の差別です。

猫の愛護団体&ボランティアは、TNRを広げるための活動を基本としています。
保護は “ TNR の過程 ”です。

TNR の理解が進んでいる地域では殺処分頭数が少ないはず。
逆に、あなた方がバカでかい声で TNR 反対を唱えると、不幸な命は増えていくという自覚を持って下さい。

私は TNR 活動に対して周囲の賛同が得られない場合は、繰り返し考えて頂きます。

🔻ナゼ増やしてはいけないか?
🔻減らすためには何が必要か?

そのため、TNR終了後、地域住民の意識は変わっていきます。

この点が皆さんには見えない、行政やネット愛護家だけではなく、保護団体も犬のボランティアも😠

地域猫活動は、住民を巻き込まないと成立しません。
広報して理解を広げる、その結果「三無(無知・無責任・無関心)」が解消されることで、遺棄虐待がなくなり、地域の犬や猫は室内飼いになります。

具体的な方策の無かった「適正飼養」が自然に根付くのです。



愛護活動としての TNR への意識がグラグラしているから、どうぶつ基金にも懐疑的になるのではないでしょうか。

私自身は一度も どうぶつ基金を使ったことはありません。
助成金で手術費用はロハになるから。

しかし、そうでない自治体の方が多いという現実があります。
そこで活動されるボランティアは、どうぶつ基金のおかげで破産せずにTNR を進められるのです。

どうぶつ基金は民間団体。
本来は行政が、飼い主のいない猫を減らすためのTNRと地域猫活動を推進し取り組まなければなりません。


🔻町内会の掲示板、ノラネコはいなくなったけれども…

奄美大島にノネコなんていないのです。
だから誰かの飼い猫もサクラ耳も排除する。
地域猫として生きることは許されません
命を繋げるには、ただ一つ島を出ること。

想像して下さい。
毎日 声をかけ、ご飯を与えていた愛おしい存在が消えてなくなることを。

駆除処分では何も変わりません。
誰も幸せになりません。

非情な駆除計画は、環境省により、皆さまの血税を使い、今後9年間も続きます💧



〈 ねりまねこ 奄美ノネコ駆除問題 〉
■1週刊文春「奄美大島 世界遺産ほしさに猫3千匹殺処分計画」
■2多額の税金でネコの駆除を行う
■3猫を合法的に殺せる
■4ノネコを生かす?殺す?
■5弱い者同士争わず、知恵を出し合う
■6奄美は東京から近い!
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■9奄美の猫を全国で救う
■10ノネコのために私達にもできること
■11奄美大島ノラ猫大論争

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