南房総館山・なぎさの自然詩

館山湾のメダイチドリとキアシシギ


繁殖活動を終えて南へ移動中のメダイチドリの群れがやって来ました。
この海岸では8/2に飛来するのを見たので、昨日カメラを持って出掛けました。
メダイチドリは北はロシアから南はオーストラリアに移動する旅鳥です。
ユーラシア大陸東部で繁殖すると言われているそうですが、この群れにも幼鳥がいるのかもしれません。
メダイチドリの成鳥と幼鳥の見分けがよく分からないのですが、一番右が幼鳥っぽい感じがしています。


夏羽から冬羽へと変わり始めていたメダイチドリ。
春に見た時には胸のあたりが鮮やかなオレンジ色をしていましたが、今は茶色っぽくなっていて、いずれ灰色に変わっていきます。


メダイチドリの群れとキアシシギの群れが一緒に休憩中でした。
目を瞑り寝入っているようです。
遥か南の越冬地を目指し、真夏の内から旅支度しているキアシシギとメダイチドリ。
同種ではないけど気が合う仲間のような感じなのでしょうか。


キアシシギは3羽で、観察しているとやっぱり同種で行動することが多いようです。
メダイチドリと繁殖地から越冬地に向かう渡りの途中でたまたま一緒に過ごし、お互いに外敵から身を守っているようでした。


釣り人に驚いて飛び立つのも同時でした。
メダイチドリの方は飛ぶスピードが速く、キアシシギは遅れてついて行きます。
数えてみたらメダイチドリ7羽とキアシシギ3羽の群れでした。


昨日(2023/08/05)は海も空も青く鮮やかな色をしていました。
遠く富士山には山の形に沿って雲がかかっていました。
真夏にこんな風に富士山が見られるのは久しぶりの事です。
真冬のくっきりとした富士山を思い出し、その頃には真夏の暑さを恋しく思う自分がいます。
真冬の館山湾は滅多に雪が降ることも無く暖かくて過ごしやすいと思うのですが、この場所で越冬せず南を目指す理由が知りたいと思いました。







名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「鳥」カテゴリーもっと見る