南房総館山・なぎさの自然詩

アオミノウミウシ



今日は初めてアオミノウミウシを見ました。
和名では青蓑海牛、英名はブルーシードラゴン、シースワローなどと呼ばれているそうです。体の両脇から羽が広がる様な姿がとても美しいです。
写真は2匹写っていて大きさは約2cmくらいです。



海岸を歩いていると砂浜の波打ち際近くに白くて小さな生き物が漂着していました。
もしかしてこれがアオミノウミウシなのかなと思って確かめてみることにしました。
家へ容器を取りに帰り、海水を汲みその生き物を浮かべしばらく見ていました。
背側を上にしていたので白く見えて、海水に触れるとひっくり返って腹側を上にして体全体が徐々に広がっていったその姿はやっぱりアオミノウミウシでした。
アオミノウミウシは漂流生活をするウミウシの仲間なので、海岸に流れ着く以外では普段滅多に見ることが出来ない生き物なのです。
いつか出会えたらいいなと思っていたアオミノウミウシにやっと巡り会えて本当に感動しました。


同じように漂流生活をしているアサガオガイの姿もありました。白くて泡のように見えるのは浮き袋で、この浮き袋の鮮度が良く見えるので砂浜に打ち上げられて間もなくて、まだ生きているのが分かったので海へ戻しました。もちろんアオミノウミウシもしばらく観察してから一緒に海へ戻しました。
その他にアオミノウミウシが餌としているカツオノエボシ、ギンカクラゲなどの青ものも多数漂着していました。



そして小さな白いエボシガイの着いた軽石。最近話題の福徳岡ノ場の軽石でしょうか?
いつも見かける軽石よりも茶色くてエボシガイも生きているので、つい最近まで海を漂っていたようです。



そして遠き島より椰子の実一つ…。


今日の館山湾は秋晴れの澄んだ空と暖かく心地良い海風が吹いていました。




名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「漂着物」カテゴリーもっと見る