
新聞を取りに郵便受けをのぞきにいったら、
ハトの巣に親鳥がいないことに気付いた。
昨日、写真を撮ったりしたから、警戒して巣を放棄しちゃったかな・・・
ひょいと巣を覗き込んだ。
上手に編まれた枝のベッド。
ハトの羽毛がベッドの底に・・・・え?動いた?
えーーーーーーーーーーっ!
ムクムクと羽毛が動いてちいさな黒目がこちらを見つめる。
ヒナ鳥が2羽。身を寄せ合って風に揺れる木のベッドにうずくまっている。
いつの間に?
産まれた産まれた。新しい命。
ぐるりとあたりを見渡すと、
すぐそばのブロック塀から親鳥が見ていた。
家に戻って、部屋の中から観察してみる。
10分ほどして親鳥が巣に戻り、ヒナたちに口移しで餌をやる。
2羽が争うように親鳥のくちばしをつついている。
ぼんやり見ていると宅急便が届く。
東京築地の鳥藤から取り寄せた大山鶏の水炊きセット・・・・・。
ハトの子育てをワクワクしながら見ている私が、
鳥の水炊きを食べることにワクワク。
シュールだね。