腹水が溜まって入院してから、1ヶ月経った。
腹水を抜き、いままでの抗がん剤が効いていないことがわかった。
抗がん剤を新しくしようとしていた矢先、依然からの足のしびれや傷みがひどくなりMRIを撮る。がん細胞が骨を浸食していることが判明。入院している病院では放射線治療が受けられないため他の病院に二回通ったところで肺炎になる。
肺炎から二日で自立歩行が難しくなる。
生きていくのに介護されることが必要と . . . 本文を読む
2枚貝はヒモの部分が噛み切りにくいので食べられないのだけど、巻貝は食べやすい。一昨日、バイ貝を煮る。旬なのか、スーパーで安く売っていた。しょうゆベースの煮汁で煮含めて食卓へ。身の柔らかいこと!また、肝の苦みがアクセントになって旨かった。残った煮汁は貝のエキスが出ている。これを使って、炊き込みごはんを作る。貝出汁の炊き込みご飯は上品な味で大好きだ。 今日のお昼に。 . . . 本文を読む
暖かいので、庭先のテラスでイチゴとバナナにヨーグルトのデザートを食べていたら、
イヌが「わたしも」という顔をしたのでイチゴをあげた。
のに。
イチゴの周りのヨーグルトは食べるのに、イチゴはペロペロ舐めるだけ。口に入りそうで入らない。
あーあ、もったいない。 . . . 本文を読む
職場の女の子から聞いた話。
スーパーに買い物に行ったら、水のペットボトルが一本も無く、周りには客がうろうろしていた。
いつもはペットボトルが並ぶ棚の前で、エプロン掛けの男性店員が二人。
三十代とおぼしき先輩と後輩らしい二十代前半の男の子。
後輩が先輩に
「どうしますか?水、出しますか?」
先輩答えて曰く。
「いや、ステイで。」
「そうっすよね。ステイですね!」
水が出てくるものやら . . . 本文を読む
電車に乗る見知らぬオヤジがつぶやく。
「いやあ、今回のこれは困ったもんだね。」
「地震がきて
原発になって
電車が止まったら
今度は電気だ」
………なんか、順番が微妙に違うぞ、オジサン。
ツッコミたかったが、見知らぬ人なので我慢する。
昨日、親戚に東電関係者がいるという人と話をした。廃炉を避けたかった東電は、海水の注入をためらったらしい。
…こわいなあ、もう。優先順位って知ってる?
オ . . . 本文を読む
駅ホームの売店にバタバタっと若い女性が走り寄り、売店右脇の飲料が詰まった冷蔵庫をバタンと開けた。
そして、水のペットボトルを3本。わしづかむようにして、売店のおばちゃんに突き出す。
非常時の水?何でこんなに血相変えているんだろ、この人。
不思議に思いながら電車を待つ間に、友人からメールが入る。1ヶ月前に息子が一歳になったばかりのお母さんだ。
「水道水でミルクを作っちゃいけないって!お母さんは . . . 本文を読む
朝の通勤時間。
池袋駅で電車の乗り換えのために改札へ向かう階段を登っていた。
階段いっぱいに人びとが歩む。
突然、携帯の緊急地震速報のサイレンがあちこちで鳴る。
キュイキュイキュイ~
それに加えて、駅全体にブーブーとブザー音と、停車のアナウンスが鳴り響く。
しかし、
階段を上る人びとは、誰一人その歩みを止めることなく黙々と移動している。
携帯エリアメールの警戒音を止める人も少ない。 . . . 本文を読む
体重が落ちてまだ戻る気配がない。
今まで無理だったサイズのものが着れたりして、それなりに楽しいこともあるのですけれど。
体重減少でダメージをくらっているところもあり。
足が全然ダメ。
筋力が落ちてしまったので、歩みがおぼつかない。
以前なら、自然と追い抜いてしまった老人の後ろをずっとついて歩く。
駅に足早に向かう人にうっかり合わせて歩いてしまうと、大腿部がガクガクしてしまう。
いかん . . . 本文を読む
群馬に住む友人が、久しぶりに東京に出てくる。交通事情が悪かったので、今週はずっと仕事を休んでいたのだ。
随分早起きをしたらしく、早朝からメールをよこした。
「朝から停電だというので、暖房が止まる前に家を出ました。」
早起きは三文の得と言うから、何かいいことがあるかもよ。
「そうだね。たくさんいいことがあるといいな。」
みんな、必死で、この状況を耐えているのだなと感じる。
東京だけでなく . . . 本文を読む