だらけ

楽しく生きることを考える

上から○○したい時

2008-05-21 18:16:39 | Weblog
いろいろやらされて負担が増えると、時々、上から目線したくなる。

毎年10月に旅行に行くのだが、メンバーは10年以上前からほとんど変わっていない。だから役割がだいたい決まっている。
その内訳は40代前後と60代前後が半々の10人。若い方の一名が大まかなプランをたて、私が細かな日程を決める。ロートル組の取り纏め役の女性が一人いて、その人との連絡役も私である。
自然、全体の動きがよく見えるのは私なのだが。
プランを持ってくる若者(と言っても私と2つしか違わない)は、旅行好きで行き先にはこだわりがある。彼女の行きたいところはいつも素敵な所だから申し分ない。ないのだが・・こだわりがあるということは、融通が効かない面もあるということ。予定の変更を余儀なくした時に旅の途中で帰ってしまったという強者である。
そして、そんな若者の我が儘ぶりをよーく知っているはずのロートル組はだがしかし、歳のせいもありなかなかに言いたい放題なのである。

つまり、私はいつもとっても苦労するはめになる。

今年もまた旅行の準備にかかる時期を迎えた。毎年二つの年齢グループの間で揺れ動く私としては、先に操作して楽しようと思っちまったんだな。
行き先の選択はいつものように若い彼女に任せ、とはいえ全部決めてくれというと負担になるようなので自分も一緒に考える風を装う。一方でロートル代表のオバサマにも声を掛けた。旅先の希望はありますか?と。私としては「一応、聞いてみたという事実を作っとけばいいんじゃないの?」だったわけだ。聞いてくれてありがとう。でも若者が決めた所がいいわ、という返事が返ってくるはずだった。
ところが。
思いがけず、オバサマが「希望」を出してきてしまった。いつも考えさせてばかりで悪いと思ったらしい。となると、案の定、若い彼女のトーンが下がり・・・ヤバイ。このままでは私が全部仕切らなければいけない事態となることは必至。
なんとなく全体を掌握している気になって、操作できると勘違いしてしまった。みんながいるからこそ成り立っているのに、自分一人が苦労している気分になった。人の動きは流動的なのだ。思った方向に動くとは限らないし、策に走るとみずからが溺れるらしい。

上から目線て人を動かそうとすると、仕事が増えるよの巻でした。
(なんかオーマイの状態とかぶるよなあ、と思って。)

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