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ピタゴラ「不思議」スイッチ

ヘタレ霊能者朋(tomo)の幼い頃からの心霊体験話をここで載せています。

摩訶不思議100物語 第19話 「路上の男の子」

2008-04-19 21:29:27 | 摩訶不思議100物語 & 補足
こんばんは。

立て続けに摩訶不思議を上げておこうと思っています。
19話は、かなりびっくりしました。
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何年前のことでしたか、まだ、大学生の頃のことでした。

ある日、家でファミコンをやっていると、突然「どーん」という、地面を揺るがすような音がしました。爆弾でも落ちたかのごとくの衝撃。音も半端じゃなく耳に残る感じでした。

「何だ?何だ?」

と思いましたが、その後別に何もありません。地震じゃないのかと思い、私は、安心してPSの続きを始めました。

すると、救急車の音がします。

「さっきの音でなんか事故があったのかな」

と思った私は、そのままPSゲームを続けていました。


翌日、学校へ行こうとすると、途中の路上で男の子が座っています。


・・・・・・・・・・・メットをかぶって、しゃがんでうつむいていました。

「なにしているんだろう。」

と思いましたが、忙しいのでそのまま行ってしまいました。帰ってくると、まだ、います。

・・・・・・「これは、人間じゃないな。」

と思った私は、そっとしておくことにしました。その男の子の周りには、カウルの破片や、サイドミラーの破片なんかがちらばっていたからです。

直感で「昨日の事故の子だ。」と思いました。



それから、翌々日に、そこに空缶でつくったかびんができ、花が生けられていました。「きっとあの子の身内が飾ったんだな。」と思わせるものでした。その花は、毎月同じ日に取り替えられ続け、男の子はずーっと黙って、しゃがみこんでうつむいているのを見る毎日が続きました。




私はその後、事情があってアメリカに渡り、2年間過ぎて、またこの街に戻ってきました。
すると、まだ、彼がいます。さみしそうです。「ずいぶん、ながくいるなぁ。」と思いました。花は、一年に一回変わることを知りました。
もう、あの事故から6年たちます。
まだ、彼は、じっと黙って、うつむいてしゃがんでいます。


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寂しい話ですよね。でも、あの衝撃は忘れられないです。そして音も。何度も夢で思い出しました。
ちなみに現在16年後ですが、上がったようで、もうその場にしゃがみこむこともないです。花もなくなりました。

ちなみに、この頃から原付でもバイクには乗らなくなりました。

ではこの話はこの辺でよろしくお願いします。

tomo

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