伊坂幸太郎氏の「あるキング」の文庫本が平積みで売っていたので、買ってしまいました。
プロ野球ペナントレースの終盤にさしかかり、夏の高校野球でも盛り上がっていたこの時期、ある野球選手の生涯を描いたという物語に興味を持ったのだと思います。
優勝に全く縁のないプロ野球チームのファンである両親から生まれた天才野球選手の数奇な運命を、シェイクスピアの「マクベス」に出てくるセリフやシーンを絡めながら、複数の語り部が綴っていく形式の物語。
主人公があまりにも天才すぎて、感情移入が難しいですが、文章が読みやすく、続きが気になる展開なので、我が子の成長を見守る感じで読み進みました。(いや、実際こういう子が『我が子』だと、不憫というか…)
決してハッピーエンドではないですが、悪い話でもないと思います。
読み終えた後、数々の謎が残りますが、それは読者の想像の余地として、あってもいいような気がします。(いろんな解釈が可能ですし)
この物語は、「マクベス」の引用が多く出てきますが、私はなぜか、この夏公開された映画「グスコーブドリの伝記」(原作:宮澤賢治)を思い出してしまいました。
私は「マクベス」は読んだことないので、そのうち機会があれば読んでみようかと思います。
プロ野球ペナントレースの終盤にさしかかり、夏の高校野球でも盛り上がっていたこの時期、ある野球選手の生涯を描いたという物語に興味を持ったのだと思います。
優勝に全く縁のないプロ野球チームのファンである両親から生まれた天才野球選手の数奇な運命を、シェイクスピアの「マクベス」に出てくるセリフやシーンを絡めながら、複数の語り部が綴っていく形式の物語。
主人公があまりにも天才すぎて、感情移入が難しいですが、文章が読みやすく、続きが気になる展開なので、我が子の成長を見守る感じで読み進みました。(いや、実際こういう子が『我が子』だと、不憫というか…)
決してハッピーエンドではないですが、悪い話でもないと思います。
読み終えた後、数々の謎が残りますが、それは読者の想像の余地として、あってもいいような気がします。(いろんな解釈が可能ですし)
この物語は、「マクベス」の引用が多く出てきますが、私はなぜか、この夏公開された映画「グスコーブドリの伝記」(原作:宮澤賢治)を思い出してしまいました。
私は「マクベス」は読んだことないので、そのうち機会があれば読んでみようかと思います。
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