自民特別委/外国人労働者活用で青柳剛氏にヒアリング/「悪影響は最小限に」
自民党の外国人労働者等特別委員会(木村義雄委員長)は19日に党本部で開いた会合で、外国人労働者の活用について群馬県建設業協会の青柳剛会長にヒアリングした。青柳会長は、政府が外国人労働者の活用拡大策を検討していることに対し、会員各社に実施したアンケートを基にまとめた提言を紹介。人材確保・育成に向けた取り組みが活発化する中、「(外国人活用による)悪影響を最小限に抑えられるようにしてほしい」と訴えた。
冒頭、木村会長は建設業で指摘される人手不足について、「差し迫った問題だ。入札が不調になるなど、仕事をしたくても働く人がいなくて受けられないという事態に陥っていると聞く」と述べ、地域建設業界の意見を参考にするためにヒアリングを設定したことを明らかにした。
青柳会長は、アンケート結果から、外国人の活用拡大で人手不足の解消が期待できるとの声が多い半面、「日本人の雇用条件が悪化する」「日本人の建設業への参入が少なくなる」などの懸念があることも紹介した。
その上で、外国人の活用拡大に一定の理解を示しながらも、業界挙げた人材確保の取り組みへの影響を考慮し、制度改正には慎重な姿勢で臨むべきだと主張。加えて、担い手の確保・育成のためにも公共事業発注量の長期安定化などが必要だと訴えた。
自民党の外国人労働者等特別委員会(木村義雄委員長)は19日に党本部で開いた会合で、外国人労働者の活用について群馬県建設業協会の青柳剛会長にヒアリングした。青柳会長は、政府が外国人労働者の活用拡大策を検討していることに対し、会員各社に実施したアンケートを基にまとめた提言を紹介。人材確保・育成に向けた取り組みが活発化する中、「(外国人活用による)悪影響を最小限に抑えられるようにしてほしい」と訴えた。
冒頭、木村会長は建設業で指摘される人手不足について、「差し迫った問題だ。入札が不調になるなど、仕事をしたくても働く人がいなくて受けられないという事態に陥っていると聞く」と述べ、地域建設業界の意見を参考にするためにヒアリングを設定したことを明らかにした。
青柳会長は、アンケート結果から、外国人の活用拡大で人手不足の解消が期待できるとの声が多い半面、「日本人の雇用条件が悪化する」「日本人の建設業への参入が少なくなる」などの懸念があることも紹介した。
その上で、外国人の活用拡大に一定の理解を示しながらも、業界挙げた人材確保の取り組みへの影響を考慮し、制度改正には慎重な姿勢で臨むべきだと主張。加えて、担い手の確保・育成のためにも公共事業発注量の長期安定化などが必要だと訴えた。