精神世界と心理学・読書の旅

精神世界と心理学を中心とした読書ノート

『愛への帰還』

2008-05-17 22:43:59 | さとり・覚醒
ブログ『瞑想と精神世界』の方に、ここ2・3年でいちばん大切な本で、何度も読み返したいのは、『ポケットの中のダイヤモンド―あなたはすべてをもっている』だと書いた。

もう一つ読み返したい本を挙げれば、マリアン・ウイリアムソンの『愛への帰還―光への道「奇跡の学習コース」』だろう。これもすでに1年前にこのブログで取り上げたことがあるのだが、再度取り上げたい。

使っている言葉(用語)は違っていても、私にはガンガジの言葉と同じ深みから語りかけいると感じられる。

「意識的に苦しむ、ということは、苦しみから逃げ出したいという衝動を意識的に認識し、逃げ出す代わりに、悲嘆、恐れ、激しい喪失感や悲しみなど、何であれそこにあるものと正面から向き合うことです。」

「意識して苦悩するとき、あなたは苦悩と闘うことを止め、意識して苦悩の中に存在しています。すると苦しみそのものの中に、仏陀があり、キリストの心があり、山頂で姿を現した神がいることがわかります。」

これらは、ガンガジの言葉だが、一方、

「誰も幻影を直視することなく幻影から逃れることはできない。なぜなら、直視されないがために幻影は守られているからである。」P298

「知識へと至る道を邪魔するものすべてを取り除くことほと癒しになることない。幻影を守ることなく、直視する以外に幻影を振り払う方法はない。」P298

これらは、『愛への帰還』に引用された『奇跡の学習コース』の言葉だ。ここでいう幻影とは、エゴという幻影だと理解してもよいだろう。エゴという幻影にしがみついて、そこから世界を見続けるなら、世界は恐怖や悲しみに満ちている。

意識的に苦しむということは、苦しみを直視することであり、それがエゴから発する幻影にすぎないことを直視することなのだ。

『愛への帰還』が、したがって『奇跡の学習コース』が、「愛以外のものはすべて幻想だ」というとき、エゴを通して歪められたこの世界のすがたが、すべて幻想だということなのだろう。

再び強く、『奇跡の学習コース』(未訳)を読みたいと思う。

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