ニコワッカ -niko W akka- FZ1

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ユーザー車検

2010-05-18 22:22:54 | FZ1
この五月に車検が切れることになったので、今回初めてとなるユーザー車検にチャレンジしてみることにした
ともあれ車検自体が初めてのこと
前に乗っていたバイクも車検ありのものであったが、それ以前に手放してしまい実際にどういった手順を踏むのかもよく分かっていなかった

とりあえずネットで情報収集をし、それに平行してバイクの復帰作業を行う

列記するがたいしたことはしていない
復帰
・マフラー純正戻し
・ハンドル純正戻し
・ナビマウント取り外し
・光軸を適当に調整
・パワコマを0値にリセット
交換
・リアブレーキパッド
・クラッチレバー(短小加工していたため)

点検は自分で行った
別に店に頼まなくとも、自分で出来るのならやって構わないらしい
点検項目は車両付属の点検記録簿に則っている


インターネットで予約を入れる
どの時間帯でも大して差は無いと思うが、早いほうが何かあったときにリカバリが効くと思い、一番早い1ラウンド(午前8:45受付開始)のものにした
実際受けてみて、確かに一番最初は随分とすいていたので悪くない選択だったと思う
10時を過ぎるとバイク屋の営業時間が始まるのでそれから混みだす感じだ

持ち物は以下
・車検証
・軽自動車税納税通知書(毎年5月あたりに役所から届く)
・自賠責保険(古いものと新しいものの提示を求められた)
・点検記録簿(あるかどうかを尋ねられただけで提示は求められなかった)
・筆記用具(現地にあるが、持っているに越したことは無い:鉛筆とボールペン両方)
・バインダー(書類を入れておくもの:クリアファイルよりもバインダー)
・現金

以下の書類は現地で購入
・検査申請書
・自動車検査票
・自動車重量税納付書
(すべて合わせて20円)

流れとしては、
1.A棟で書類購入
2.B棟で凡例に従い記入(記入例は、入って右のカウンターはしに置いてある)
3.B棟で書類を提出
4.検査
 ①ブレーキ ②光軸 ③外観 ④排ガス
 (純正マフラーは騒音測定無し)
5.検査棟で総合判定
 (検査棟出口側真ん中あたりにある黄緑色の小屋に書類を持っていく)
6.B棟窓口に書類を持っていき、検査終了
 新しいシールと車検証が発行される


総支出として
・自賠責24ヶ月分:13,400円
・書類代:20円
・検査登録印紙代:400
・審査証代:1,300円
・重量税印紙代:4,400円

GW 秩父佐久妙義ツーリング 二日目

2010-05-18 21:59:24 | ツーリング

キャンプでは夜更かしをしても何故か起きるのが異常に早い
この日も4時起床と、仕事のある平日と比べても全く早い時間に起きてしまった
北海道だとこの時間でも平気で活動を始めているライダーがいるものだが、今回はどうやら一番早起きなようだ

特段予定も決まっていないのだが、だらだらしていても時間の無駄なので早々に出発の準備を始める
遠くの山から太陽が顔を出すころにはテントもたたみ終え、セローに荷物を積み込みだしていた
そのころになって隣のテントの住人が起きて来たので、二、三言葉を交わした後、セローのエンジンをかけた
FZ1だと気を使う場面なのだが、セローだったら全然気にしないで済むのがいい

キャンプ場を出た後、来た道を戻って254号に合流
254号をしばらく走ると荒船山の直近を通る場所があり、そこからの艫岩の眺めは中々迫力があった
そのまま道なりに走り続け、県道43号を左折
そばのコンビニで朝食を買い、何気なく地図を眺めていたら林道があるようなので曲がってみた
しばらくは幅の広い走りやすい山道が続く
交通量が比較的多いのはこの先に碓氷軽井沢ICがあるからだろう
陸橋の真下を抜けてさらに坂を上っていくと、途中にゲートで閉ざされた【林道妙技荒船線】の入り口があった
ゲートは押せば動いたので通れそうな感じではあったし一応オフ車らしき踏跡も見られたので通る気になれば通れたのだろうが、見える範囲にも倒木や泥濘が見られたので重装備のバイクで突入するのはリスクが大きいと考えて進入をあきらめた

元の道をさらに進み、横川方面に進む
18号碓氷バイパスに合流し、すぐに横川駅
一旦ここで休憩をする
子供のころに電車で来た記憶があるが、そのときの風景とは全く違うのだろう
当時はまだ信越本線が碓氷峠を越えていた
牽引車を接続するのを待っている間に釜飯を買いに行ったのを覚えている

釜飯を買おうかどうか迷ったが、値段を見てやめた
代わりにセローに餌を与えてやり、眼鏡橋の方へ行ってみる
横川駅から10分ほど走れば山の中にいきなり巨大な建造物が見えてくる
極太の橋脚は迫力があっていい


その後来た道を戻り、妙義山方面に
そのままワインディングに突入
以前来た時は車だったので楽しむに楽しめなかった場所
セローでも中々楽しめた


そのまま山を下り、再び254号に合流して下仁田の手前でわき道へ逸れる
適当に走れば御荷鉾林道にあたるだろうと思いつつ走るも、結局道に迷い自分がどこにいるのかも分からなくなった
ナビも道を喪失し、現在位置不明となった
しばらく走っているといつの間にかダートに突入したから、きっと道はあっていたのだろう
土砂崩れの復旧跡などが目立つ中々ハードな道
途中まで保林作業をしている人がちらほら見えたが、それもしばらくするといなくなった
上へ上へ行くにつれ道は悪くなってくる
閉塞も覚悟するも気が付けば塩沢峠付近の舗装路に飛び出していた
どうも頭の中が地図と同期していないと、楽しんで走った道も釈然としない気分のまま終わることが多い……

462号に下りた後、ちょうど時期らしく万場のこいのぼり祭りに遭遇した
停められる場所は無いかと町の中をうろつくも、駐車料金500円が目に入ってしまい躊躇
どうせ写真を撮りたいだけだったので上手い具合に見つけた橋のそばに路上駐車して二、三枚写真を撮ってその場を後にする


再び出発した後は、神流湖方面には向かわず、土坂峠を目指して走る
運悪くにぎやかな集団の中ほどに入ってしまい、微妙な気分のまま走行
ペースもまた微妙で自分の快適な速度で走ると前を走っているバイクを煽る形になってしまった
荷物満載のセローに煽られるなんてあまり無いだろうから彼にとっては貴重な経験だったろう

小鹿野に下りた後はいつものツーリングコースのような感じで走り、最後に定峰峠を越えて帰宅
時期が時期だけにダートを味わいつくすというには少し物足りないツーリングだったが、それなりに新しくルートを開拓することができたのは僥倖
忙しい時期がすぎたらもう一度仕切りなおしをするのも面白いかもしれない

GW 秩父佐久妙義ツーリング 一日目

2010-05-07 23:41:37 | ツーリング
今年のゴールデンウィークは、もちろん新しく戦列に加わったセローで出かけることにした
用途もFZ1とは全く違うバイクであり、もちろんツーリングの内容だって変わってくる
ルートも今までにはない組み立てが出来ると、地図を眺めているだけで楽しかった

連休初日前日、仕事を終えた後、帰宅すると数日前から準備していた荷物をFZ1に積み込むと夜の関越を下る
セローではないのか、という話だが、今現在セローは住いには置いていないのだ
用途も限定されるため、本来の生息地に近い実家に駐輪してある
そこでまずは荷物をFZ1で実家まで運び、そこでセローに積み替えて再度出発となる

実家に着いたのは深夜という時間帯だったが、他の連中も旅行に出かけており誰もいない
ガレージで待っていたセローに荷物を積み込む
FZ1と勝手が違うため多少は手間取ったが、一時間ほどで何とか形に出来た

翌日早朝、セローに火を入れて暖機
普段使いではないので、この程度は気を使ってやる
エンジンが温まるまでパッキングの最終確認
問題無いのを確認するとセローに跨り、サイドスタンドを起こしてギアをローに入れ、スロットルを捻る
非力なバイクだとは思うが、後ろに大荷物を積んでいる割には予想外に軽快に走り出してくれた


140号を走って中津川林道方面に曲がる
以前から気になっていた交差点だが、FZ1だとどうせUターンすることになると思い一度も曲がったことの無い場所だった
右折してから県道210号を行きしばらく行くとニッチツ鉱山方面へ行く道との分かれ道が見えてくる
もちろんそこを左へ進み三国峠を目指す道を進む
10分も走るらない内に最後の集落を越え、キャンプ場の辺りから道はダートに変わった

中津川林道の開通予定は5月1日、つまりはこの日
ところどころにひしゃげたガードレールや退かされた土砂の山などがあり、保守整備をしないと一冬越えれば走れなくなってしまうのだと理解できる
ダートは比較的硬く締まっており土中から拳大程度の岩石が露出したりしている場所もあるものの、比較的走りやすかった
しばらく快適なダートを走ると、左手に橋があり「原生の森」と書いてある看板が付いている支線を向こうに見るが、そこはゲートで固く閉ざされていた
走る機会があれば走ってみたい所だが、今回は先を進む
さらに走ると本線上に橋が見えてくる
だがそこで見たくは無い物が目に入ってしまった
ゲートだ

開通は今日ではなかったのだろうか
数人がゲート前に佇んでいるが、彼らは自転車のようだ
すでに自転車はゲートの向こうに渡されている
さすがに軽いとは言え、セローはバイク……自転車の10倍以上重い物体である
持ち上げるのを手伝おうかとも言われたが、この人数では持ち上げることは出来てもゲートを跨ぐことは無理だろう
丁重に断ると、彼らと二、三言葉を交わしてから自分はここを後にした

元来た道を戻り、今度はニッチツ方面に行く道に入ることにする
ここを抜ければ志賀坂峠にたどり着ける
鉱山集落に入ると廃墟などが目立つものの、依然稼動中であるようで人の気配らしきものも多い
稼働中の施設を抜けると見える建物はすべて廃墟となり、ワインディングに差し掛かるころにはそれすらも見えなくなってしまった

その後299号に合流し、そのまま十国峠を使い長野へ抜けることにした
酷道などと言われる十石峠であるが、今まで走ってきた場所と比べると天と地ほどの差がある
峠にある展望台はバイクと車で溢れていたが、予想外に自分のように大きな荷物を積んだバイクは少なかった


佐久へと降りたものの、ここからのルートは特に決めていない
時間もキャンプ場のチェックインには全く早く、入れたとしても時間がもったいなさ過ぎる
適当なコンビニで地図を眺め、いい林道は無いかと探すも近所にダートの表記は見当たらない
それならばと蓼科スカイラインを目指す
もちろん最後まで行って白樺湖をに着いてしまっては逆に戻ってくるのが面倒くさくなるだろうから適当な場所で戻るつもりではあった

蓼科スカイラインのワインディングを満喫するも、これだったらFZ1でも良かったかなと微妙な気分ではあった
走っているうちに見慣れない黄色いひし形看板が視界の端を横切った
黒い文字で林道と書いてあった気がしたのでUターン
【林道めめず原線】
どういった意図でつけた名前なのか皆目検討も付かないが、見たところ確認できる範囲では綺麗なダートが続いているようだ
どうせ暇をもてあましているのだから、とばかりに突入

しばらくは細かい砂利で固く締まった非常に走りやすいダートが続いている
両脇には造園業者の土地だろうか、立派な植木が大量に植わっている
そこを進んでいくと雑草が目立ってきて、さらに半分湿地帯のような場所に迷い込んでしまった
それでも轍は一応存在するので進んでみる
ズルズルとタイヤを取られるも、奇跡的に立ち往生することも無くなんとか先へ進んでいく
しばらくすると湿地帯は終わり、落ち葉が目立つ上り坂になった
そこを一気に上ると、何と別荘地の空き区画にポコンと飛び出てしまった
ゴールデンウィークだけあって人が多い別荘地である
いきなり飛び出してきた泥だらけ重装備のバイクに視線は集まる
場違いな空気を醸し出すカモシカは何事も無かったかのように道を戻っていった

再び蓼科スカイラインに戻ろうとするも、道がよく分からなくなり、さらにはナビも何も無い場所を示すようになってしいまったので、とりあえずは稜線方向を目指すことにする
細い舗装林道をグネグネ走っていくと、今度はまた別の林道看板が目に入った

【林道足の入線】


これまた入り口付近は綺麗なダートで、無警戒な訪問者を歓迎しているようなダートだ
もちろん自分も探検願望には抗えない
畑の脇を走っているうちは締まった土質の快適な道が続き、それが先にある貯水池まで続いている

山奥にあるには非常に大きな池、というか沼だ
堤から対岸まで200メートル程度はあるだろうか
そこを通り過ぎ、さらに道の続く限り進んでみる
次第に落ち葉が道を埋め、落ちた枝なども散乱するようになる
落ち葉の下は胡桃大の小石が多いらしく、それが落ち葉と一緒にタイヤの下でごろごろと転がって走りにくいことこの上ない

しばらく進むと広場のような場所にたどり着く
どうやら見たまま森林管理用の道のようだ
広場の先にも道はあったが、倒木が塞いでいて通ることはできなさそうだった
ナビを見るとこの先にあるのは鍋鎗山山頂であるらしく、どうせ行き止まり確定なようだ
広場にバイクを停めて、エンジンを切ってみる
なかなかに雰囲気のいい場所で、時折野鳥が囀る以外は全くの無音だった
水の確保さえ出来れば、こういう場所でキャンプするのも悪くなさそうではある



道を戻り、今度こそ蓼科スカイラインに辿り着くといい時間になってしまっていた
今度は254号に入り、さらに途中から佐久高原を目指していく
県境のトンネル手前から内山牧場に行くワインディングに逸れる
途中、荒船山の艫岩が悠々とそそり立つのを目の前に見る場所を見つけられた
文字通り巨大な戦艦のようである


そこからさらに上を目指すと、5分ほどで内山牧場キャンプ場に辿り着くことが出来た
受付で利用料金1050円を払い、サイトへ出てみると全面芝生の非常に広いキャンプサイトが広がっていた
ここからも荒船山の景色を拝むことができ、さらには360度すべてを見渡せる
水場やトイレなどは心もとないが、非常に景色のいいキャンプ場だ
今夜はここで幕営することになる


何時ものように手早くテントを張る
この日は若干風が強かったので少し気を使う
夜になって風向きが変わったら面倒くさいかも知れないと思いつつも、入り口を東側へ向けてやる
ちゃっちゃと少し早めの夕食の準備……まあ、米を炊いてレトルトを温めるだけではあるが
さっさと片付けると仮眠に入る
まだ日が沈んだばかりではあったが、あるひとつの目的があってここに来たため、早目に寝貯めしておかないといけないのだ

目が覚めたのは9時くらいだろうか
まだほとんどのテントは明かりがついているが、次の日が早いライダーなどは既に夢の中だろう
暗い中、テントでごそごそと動き出した自分は、バッグの中からカメラと三脚を取り出す
重いのも我慢して持ってきたノートPCもだ
さらに時間を待って、周りの人間が寝静まるころを見計らい、テントから顔を出した
そして夜空にカメラを向け、シャッターを切り続けた

50数枚の写真を合成して出来上がったのがこの画像だ


電池が心もとなくなったころで、月が昇ってきてしまい撮影も終わる
最後に月夜に照らされた艫岩とバイクを撮影し、ちょうど日付も変わるころだったのでシュラフにもぐることにした