ニコワッカ -niko W akka- FZ1

 blog of the rider, by the rider, for the rider !!

長いこと放置とか

2008-09-15 23:55:02 | 雑記
どうも手をつけるまでの時間が長い。
悪いことだと思っているんだけど。
この癖はブログに限ったことばかりじゃなくて、掃除だったり食事の準備だったり買い物だったり……学生の時分だったら宿題だったりするわけで。
思い返してみると小学生時代から夏休みの宿題は最後の最後まで残っていた気がする。
それでも厄介な自由研究だとか工作だとかは早々に手をつけてしまっている辺りが悪い意味でしっかりした奴だったと(笑)
今ではそういう狡賢さみたいなものはとっくになりを潜めて、子供の頃よりずっとピュアなハートを持った男になりましたとさ。
要はは全部後回しにするだけなんだけど。


とりあえず北海道ツーリングのレポートをアップし終えましたとさ。
急いで書いたので誤字脱字誤用などは目を瞑ってくださいな。
自分でも読み返していないので。
よっぽど気になる点を発見しましたらご報告でもあれば直しますわ。

んでわ。

08北海道ツーリング 五日目+六日目

2008-09-15 23:40:33 | ツーリング
8月14日
朝から雨が降る可能性もあったらしいが、どうもこのあたりは天気に恵まれているらしい
辛うじて青空も見える
かと言っていつまでもこの天候が続くとも限らないのがツーリングの罠
果たして今日はどんなもんだろう

キャンプ場を出発すると洞爺湖を目指す
30分ほど走り湖畔に辿り着いたのでそのまま南側から東側に向けて走る
サミットが行われたといってもそんなに都市的な場所ではないようだ
もっとも景色だけは本当にいいところだから、やはり環境志向のサミットだったということだろう
途中から230号に入り、北上
途中にあるサイロ展望台という所に立ち寄る
そこからは洞爺湖を一望できた


羊蹄山を目指すが、この日は雲に覆われて殆ど見えない
天気がよければ山の周囲を回ることも考えていたが、展望は無いのでそのまま小樽方面に抜ける道を行く
定山渓を抜け道道1号を走る
途中さっぽろ湖などを経由する定山渓レークラインだ
あまり車も通っていない割には面白い道だし景色もいい
穴場的な場所だろう

小樽市街を通り抜け、今度は積丹方面へ
余市ではニッカウヰスキーの工場を見学する


旅人の財布ではないと買えない様なウイスキーを買ってしまった

積丹岬に行き、島武威海岸を見下ろす展望台まで歩く

流石に岬の突端まで歩くほどのスタミナは無いのでここで我慢だ
その後直ぐ側にある食堂 鱗晃で例のブツを注文

赤ウニ丼だ
価格は忘れたことにしたい
後から来た客が赤ウニ丼を注文したら丁度品切れだという
自分で最後だったらしい
思い切ってよかった
味は言うまでもない
とろけるようなウニは堪らない
ともあれ、アカウニとはいってもこれは恐らくエゾバフンウニだろう
アカウニ自体は本当に高級品で分布はもっと南の方だ
可食部の鮮やかなオレンジからアカウニと呼ぶ場合もあるが
しかし決して旨くないわけじゃない
他のウニとくらべてその濃厚な味はバランスはともかく最高だといえる
好みで言えば自分が一番好きな味だ
積丹というとウニが食べられる店は何軒もあるのだが、いかんせん一見が入りやすいみせはあまりない
ここは観光地に面しているだけあって開放的なので、観光客向けと言ってしまえばつまらないかもしれないがそれなりの水準以上なので落胆することもないのがいい所だ
穴場を狙って入った店で落胆したのでは堪らない

ああ、一週間の間に二度もウニを食べてしまった……
誰にとも無く罪悪感を感じると同時に、堪らない幸福感を携えつつバイクに跨り再出発

30分も走らないうちに、今度は神威岬に立ち寄る


例の如く駐車場からかなり歩かされる
一応海が見える場所まで行くが、流石にそこから先に行くきいはなれない
丁度そこには門がある
昔、ここがまだ聖地としての認識をもたれていたころ、ここから先は女人禁制だったという話である
今となってはもちろん女人禁制ではないので女性も突端部まで自由にいくことができる
ただ、根性の無いもの禁制となってしまっているが(笑)

再び229に戻り、海沿いを南下していく
神恵内を過ぎトーマル峠に入る
ここは北海道の峠道でもなかなか好きなところだった
だった、と過去形なのは、工事のせいで道にグルーピング(縦溝)が入ってしまいバイクでは気持ちよく走れなくなってしまったからだ
しかし、道としては面白い
ワインディングの最中にスノーシェルターの中を上ったり下ったりしていくのは他ではあまり見られない
交通量も少なく、グルーピングさえない場所であれば中々エキサイティングな走りも出来るので、直線路ばかりで不足したグネグネ分を補給するには最良の場所だと思う

その後、古平方面に下り、また来た道を余市方面に向っていく
道の駅よいちでは土産物を幾つか購入し、出会ったライダーと天気を読みながら談笑
雨が降るのを避けるつもりだったが、とりあえず降り出す様子も無く日が暮れてきたので再出発
道は路面が酷く濡れており、つい先ほどまで雨が降っていたようだ
先ほど時間を潰していたのは正解だった
小樽に着くまでずっとウェットだったにもかかわらず、全く雨に降られること無く辿り着けた

小樽では適当にバイクを停めて少々散策

運河の風景を眺めつつ歩くが、やはりカップルが目に付く……
ライダーもかなり多いから居心地が悪いわけではないが、心に優しくないようだ

適当に時間を潰してから小樽郊外にあるオスパという24時間営業の温泉施設に入る
今日はここで宿泊だ
温泉に入って休憩所で休んでいると、やはり翌日朝のフェリーに乗る連中が次々に入ってきた
自分は場所を確保してあったので全く気にするほどではないが、そのうち雑魚寝スペースも一杯になってしまったようで、床に直に寝る連中まで出てきてしまったようだ
消灯されたのを確認し、自分も適当な所で就寝
50cm横にうら若き女性が寝ているのは役得と考えるか精神衛生によくないと考えるか……



8月15日
やはり何処でも目が覚めるのは早い
まだ明かりはついていない
とりあえず顔を洗ってから喫煙所で一服する
喫煙所の窓の外からは雨音が聞こえてきた
今日は雨らしい
とはいってもあとはフェリーターミナルに向うだけなのであまり関係ないのだが
雨男の自分がここまで天気に恵まれたツーリングをしたのは非常に珍しい
最終日に降られたとはいえ、上出来である
結局その雨も7時前には上がってしまった


いよいよ北海道ともさよならだ
ほとんど駆け足で巡ったが、それでも色々と楽しむことは出来た
名も知らないお互いが北海道を旅するというだけの共通点のみで何時間も話せるような貴重な経験も沢山出来た
やはり北海道は何か特別な場所なんだと思う
他の場所にツーリングに行ったとしても、それはそれで楽しめる
だが、北海道でなければならない何かが、ツーリングをするライダーにはあるんだと思う
何処で出会ったライダーも目をキラキラさせて自分が走ってきた道や見てきた景色を楽しそうに語るのは、そういうのが理由なんだろう

フェリーの船室でガソリンスタンドのレシートや観光地のパンフレット、自らメモを取ったノートやカメラの記録を眺めながらこの5日間+1/5日程度の僅かな軌跡を振り返ってみるが、どこを切り取ってもありありと記憶を思い起こすことが出来た

また来年も行くのだろうか
一月ほど経った今では、ちょっとお腹が一杯な気分もあるが、どうせ年が変わる頃には北海道病の予兆が現れ始めるんだろう
そして夏前には完全に発症すると

良い旅だった
これだからバイクはやめられない

08北海道ツーリング 四日目

2008-09-15 22:02:05 | ツーリング
8月13日
結局、何も面白い出来事も無く朝を迎えてしまった
とはいっても自分が完全に寝入っている間に何かがあったのかもしれないし、なかったのかもしれない
そうそう話の種になるような出来事にめぐり合える訳ではないとは分かっていても、何かもの足りない気分になる
そういう所に泊まりました、だけでもそれなりに面白いのかもしれないが、酒の場での自称ストーリーテラーとしては具材として心もとない

さて、この日の天気はというと、晴れ間は見えないが今にも雨が降るといったような空気ではないようだ
一応ラジオや携帯で天気を確認することはしたが、支庁を跨いで移動することが当然である旅では全くといっていいほど天気予報は当てにならない
晴れ間を縫って走るわけでもないし、天気予報を気にするにしても雨が降ることに覚悟を持つだけだ

襟裳岬を再び経由し、今度は海沿いを北西を向けてひた走る
日本海側を走っている時と比べ、かなり潮の匂いが強い
昨日の雨で海が濁ったせいだろうか
生臭いほどであまり気持ちの良い感じはしないが、やはり海沿いを走るときはこういう匂いがしたほうが場所の雰囲気を感じられていいのかもしれない

新ひだかを過ぎ、むかわに入る
国道を少し逸れた所にある道の駅で休憩
朝食代わりにそこで売っていたコロッケを購入
駐輪場に戻るとチャリダーが休憩している
話をしてみると、彼とツレは連休を利用して北海道を回っているようだ
本州からではなく、道民らしい
近くにいたカブで日本一周をしているライダーとも会話に花を咲かせる

彼らと別れて再び出発
苫小牧を通過している途中に軽く降られるが酷くなることはなかった
苫小牧の市街地から支笏湖方面に向う
盆の時期だけあって苫小牧郊外の墓苑に向う車で276号は大渋滞だ
ともあれ一応流れてはいるので大荷物ですり抜けをする状況は避けられた

支笏湖に辿り着くと先ほどまでの冴えない天気は一変
青空が見え、気温も一気に上がって暑いほどになった
恵庭岳もよく見える

そのまま北岸を走り恵庭岳の裏を走る
ここを先に行くと、北海道三大秘湖の一つに数えられるオコタンペ湖に辿り着く

道路側にある展望台からはごく僅かしか見えないが、一応岸辺まで下りられる道もあるらしい
ただ、整備されている道路ではなく、登山道みたいなものなのでそう簡単に辿り着けるわけではない
この先を行くと国道に合流できる道があることはあるのだが、それは過去の話で現在は通行止めになっている
だめもとで側にいたタクシードライバーに話を聞いてみるが(客送中を無理やり捕まえた)、やはり駄目だという
でも途中に支笏湖に流れ込む滝を見ることができるポイントがあるとの事
とりあえずそこを目指すことに決め、美笛方面に下っていく
10分ほどで言っていた滝に辿り着く
小さい滝だが非常に綺麗だ
やはり日本で4番目の透明度を誇る湖に流れ込む滝だけのことはある
とりあえずここでUターン
そして再び支笏湖の湖畔を走り、西を目指す

453と276の重複区間の美笛峠では例の如くハシャギまくる
気温も上がりグリップ力は言うことなしだ
途中にある道の駅で休憩
世界最大級のログハウスを売りにしている道の駅だけあって、施設の規模も大きい
そこで昼食を取り、土産屋散策
なぜかここで「daNpa」のステッカーをゲット
熊出没やまりもっこりの影にこんな奴がいたなんて
リアのボックスに貼り付けて再び出発

洞爺湖方面を目指すが、とりあえず洞爺湖はまだスルーして昭和新山へ

昭和新山の周囲を散策していると有珠山に行くロープウェイを発見、時間も丁度よかったので乗り込む
が、乗り込んで初めて周囲が家族連れや集団観光客ばかりだと気が付く
単独は自分ひとりなので非常に肩身が狭い
いままで意図的にこういう状況を避けてきただけあって、こうなってしまうと変に緊張する
6分ほどでロープウェイが有珠山に到着した
そこから山頂を目指して遊歩道を歩く
噴火の爪あとのようなものは確認できない
15分ほど歩き、頂上へ
そこから更に火口周囲を歩く遊歩道があるのだが、さすがにそこは行く気になれない


道を歩くのは死と隣り合わせだそうだ
昭和新山の駐車場に戻った後再出発

時間的にはそろそろキャンプ場を探してもいい時間帯だが、目星を全くつけていないので何処に行くか迷う
とりあえず海沿いにあるアルトリ岬のキャンプ場を目指してみる
が、辿り着く直前になって道は軽が走るのが限界のような細い道になり、砂が浮いているような悪路になってしまう
これはマズイぞと直感がひらめき、何の根拠も無く行き先を変更する
(現に帰宅後にアルトリ岬のキャンプ場について調べてみたが、やはり設備には全く期待が持てないようなキャンプ場であるらしい
それどころかサイトは砂場といっていいような状態なので、バイクではいるのは危険どころの話ではない)
結局うろうろした挙句に徳舜瞥山麓キャンプ場という山腹にある小さなキャンプ場に辿り着いた
さびしい所だが他にキャンパーもいるようなのでとりあえずは使えそうである
荷物を下ろした後、山を下ってコンビニでビールとツマミを購入
テントに戻って一杯やり始める
晩飯は結局ツマミで済ませてしまった

夜中になりトイレに行きたくなった
サイトの端にある公衆便所に行くが、男子トイレの電気がついていない
スイッチらしい物はないので時間帯で付くようになっているのだろうが、ブレーカーが落ちたんだかヒューズが飛んだんだか真っ暗だ
まあ、別に水が流れないわけではないので普通に用を足してみたが……やはり何も起きてくれない
つまらん
就寝