ニコワッカ -niko W akka- FZ1

 blog of the rider, by the rider, for the rider !!

岐阜ツーリング 二日目

2007-09-29 05:31:39 | Weblog
普段は常にスロースターターだが、ツーリングとなると全く逆になる便利な性質だ
この日も例のごとく、アラームが鳴る前に起きた
軽くストレッチを行い、天気予報を確認
昨日ほどの天候の崩れは無いらしい……よきかな

9時過ぎにチェックアウト
ゴミも吸殻もまったく残さない……宿でもキャンプの癖が出るのだ
見えないところであっても従業員が楽だと思ってくれれば、それで良し

二日目は白川村へと向かう山越えの道だ
ずっと国道なので、さほど苦しくないと踏んでいたのだが、それは綺麗に裏切られた
昨日の道を途中までトレース
道の駅神岡を通過し、国道41号と471号、472号との重複区間に入る
そして国道360号に接続
この道がキワモノだった
所謂“酷道(こくどう)”の類
天生峠(あもうとうげ)に入ると道幅3メートル、カーブでは始まりと終わりの高度差が、少なく見積もっても4メートル程はある
幸いにして交通量が非常に少ないのが救いだ
逆を言えば、転落すれば救出は望めない
しかも所々崖が崩れており、道には落石だらけ
こんなに疲れる道を走ったのは久しぶりだった

無事に天生峠を降りると、白川郷はすぐそこだ
余りにも普通に存在しているので、一瞬別の物かと思ったが違った
驚くこと無かれ、普通の二車線の道があり、交差点の向こう側が世界遺産となっているのだ

白川郷に入ってからは、駐輪場にバイクを止めて散策
ちなみにバイクの駐輪場は特別用意されているわけではない
点在する有料駐車場の案内人に尋ねると、土産物屋の前にある広場に適当に止めておいて構わないと言う
タダなのに越した事はないので甘えることにした

集落の中を二時間ほど掛けてゆっくりと巡る
公開されている文化財の建物の多くは一般民家である
明善寺や和田家を見て回った
内部は博物館のような装いをしているが、障子の向こう側には普通の家庭がある事に驚いた
合掌造の建物の廊下の端にアコーディオンカーテンが設置されており、そこで老女が洗濯機を回しているという、何ともシュールな光景を見られた
友人の家に遊びに行き、ごく普通の家庭活動を目にしてしまった気まずさに通づる所がある(笑
ちなみに特別に写真撮影が禁止されている訳ではないので、失礼ではない程度に撮影させてもらった
展望台にも足を運び、集落の全景を写真に収めた



点在している合掌造の建物の内、目立つような大きいものは大抵が重文であり、公開されている
写真のほぼ中央にある大きなものが有名な和田家だ

その後、土産物屋を物色
ドブロクなどが置いてあったが、自分は好き好んでまで頻繁に酒を飲まないので控えた
保存性が低いドブロクは買っても腐らせるのがオチだ
代わりにドブロク饅頭を土産に買った
試食もあったが、微量なりともアルコールを含んでいるので食べなかった
他にもサルボボ人形を二つほど
そして手作り飛騨牛コロッケとドブロク風味の米麹アイスクリーム(ノンアルコール)で腹をこなしてから帰途へついた

白川村からすぐの所にインターが新しく出来ている
そこから東海北陸自動車道を使い北陸道、上信越、関越と帰る
途中、対向車線でトラックが運転席を大破させている酷い事故を見た
風が強かった所為だろう
自分も何度か風に煽られてヒヤリとした

その後、一旦実家に寄り、土産を渡してから帰宅
アパートに着いたのは20時ぐらいだった

良い所だが如何せんアクセスが良いとは言い難い
関東から行くには少々遠いだろう
一泊しても時間の少なさを痛感した
いつかは長期の休みを取ってゆっくりと見て回りたい場所だ

総走行距離    1000kmジャスト
平均燃費(ドンブリ) 約18.5ℓ(下道) 約20.5ℓ(高速)

岐阜一泊ツーリング 終わり

岐阜ツーリング 一日目

2007-09-29 04:49:08 | Weblog
放置しすぎた……
言い訳になるが、仕事の方が忙しくて帰ってまでパソコンに向かう気力が出なかったのだ
先週の休みあたりにまとめて書くつもりだったのだが、ダラダラとしているうちに写真の加工や何やらで時間をとってしまった

行程地図(下道のみ)

9月16日早朝、暖機もそこそこに出発
天候はこの時点では晴れ時々曇り
この長距離ツーリングの前日に奥多摩に行くという無謀なスケジュールに我ながらタフネスを感じつつ、関越に乗った

連休と言えど、流石に時間が早いので交通量はそれほど多くは無い
だが上里のサービスエリアには結構な数のバイクが居た
やはり荷物を多く積んだFJRやK1200等のツアラーばかりが目立つ
自分と同様のスケジュールで旅に出るライダー達も多いのだろう
FZ1は単体で見ると大型なのは分かるが、こういう部類のバイクと並ぶとやはり小柄だ

その後はほぼノンストップで上信越、長野道へと
途中、姥捨サービスエリアで朝食を取り、高速を長野道で降りた

国道158号で上高地を目指す
道程は単純なものだが、このあたりは風景が綺麗なので走っていても気持ちが良い
上高地に近づくにつれて天候が崩れ始め、霧雨が降るようになった
合羽を着るほどでもないし、気温も高くないので湿度もそれほど気にならない
安房トンネルを抜けてしまえば天候はまた回復した
トンネルを抜けた所にある駐車場で一旦休憩を取ることにした
この時点で通過が予定していたよりも大分早く、一旦ルートの見直しを考えることになった
と言っても事前に詳しく調べずに来たので、目指す場所なんぞは決まらない
とりあえず奥飛騨飛騨温泉郷まで降りることにした

再出発して間もなく、再び天候が崩れ始める
霧雨が降ったり降らなかったり非常に不安定な天気で、こちらとしても精神衛生上良くない
路面が乾いているように見えてもマンホールの上は濡れていたりするのだ

国道471号と県道475号の交差点まで降りる
宿を取ってあるのはこの県道を奥のほうまで行った先なのだが、チェックイン時間までかなり余裕があるので、国道を使って先に進んだ

道の駅上宝で早めの昼食を取る
飛騨牛を使ったカレーを食べたが、正直普通のビーフカレーだった
時間を潰しつつ一服していると、オフ車に乗ったミドルに声をかけられた
話をしてみると富山の方から来たという
普段はZZR1400に乗っていて、一回のツーリングで果てし無い(自分主観で)距離を走っているとの事
失礼な話だが、歳の割になんというアグレッシブな方なんだと驚きを隠せなかった
ちなみにこの日は天気があまりよくないのでこれから帰るところだったらしい
雨が降り出してきた所でその方と別れた

合羽を着て再出発
休憩中に地図を見ていて見つけた、有峰ダムを目指すことにする
距離的にも良い感じで、往復すれば丁度チェックインの時間になる
高山大山林道を使って行くらしいのだが、その林道の入り口が非常に分かりにくかった
いかにも田舎の山道的な道で、非常に長閑な風景が長く続く
途中から交通量はめっきり減る
道幅も広く快適なワインディングだが、路傍の雑草が酷く茂っているので見通しは良いとは言いがたかった
更に進み、有峰林道に接続する
ここから有峰ダムまでは有料道路区間だ
舗装はしてあるが道路の新しさの割に所々崩落のあとが見られる
突貫工事だったのだろうか……
気を使いながら暫く走るとダムに到着する
この有峰ダムはウォールの高さが140mm、長さが500mmもある大型のダムで、そのウォールが二連に湾曲している珍しいダムとして有名らしいが、余り興味が無いので特に感動も無い
他に誰も居なくて、バイクを止めてみると水音風音以外が全くの無音
時折金属のフロートが取水塔の壁面に接触して、“がっこん”と、その場の静寂に似つかわしくないほどの大きな音を立てていたのが印象的だった

軽く散策し、写真を数枚撮ってから宿へと向かう
ちなみに帰路の有料道路は無料だ
有峰ダムは有料道路の区間内にあるので徴収は行わないのだろう

再び上宝の道の駅で休憩をした
一度止んだ雨が再び降り出す
今度は結構な土砂降りだ
流石に濡れ鼠で宿に入るのは気が引けるので止むのを待っていたのだが、一向に止む気配が見られない……しょうがないので渋々出発した
こういうときキャンプだと気を使わずに済むので楽なんだが

宿は素泊まりだったがとりあえずは快適だった
風呂も天然温泉掛け流しと、言うこと無し
晴れていれば窓から雄大な穂高が全くの目隠し無く望めるらしいのだが、この日は確かめる必要性すら無い様な状態だった

一日目終了 ⇒二日目

復帰初ツーリングin定峰

2007-09-03 21:54:41 | ツーリング
関越自動車道所沢IC→嵐山小川IC→定峰峠 往復

やっと免停が明けた
講習を受けて半分になったといっても、45日は長い

昼過ぎに免許が郵送されてきた(書留で送るように指定した 平日に仕事休んで取りに来いというバカな話が無くなっただけでも進歩か……?)

すぐに支度をして秩父方面へ
やはり何はともあれホームコースの定峰峠だ

途中、秩父高原牧場にも寄ったが、日曜だけあって家族連れが多い
自分の身なりがアレなんでかなり居心地が悪く、空いていたらアイスでも頂こうかと思っていたのだが、すぐにUターンして戻った

定峰峠は何時もの休日の様相だった
秩父への抜け道として利用する奴らから、革ツナギを着て走りこみに来ている奴らまで、風貌も車種も多種多様
ここは走りこむ連中も、そんなに目を尖がらせて走っている訳ではないので、比較的敷居の低い峠かと……
ただ、高低差がありアールのキツイ低速コーナーが殆どなので易い峠でもないと思われる
秩父側は道も綺麗になって非常に走りやすくなった
マンホールにさえ気をつければ良い道だろう

今回は復帰第一弾なので、以前の様に頑張るつもりは全く無かった
軽く流しながら、忘れかけた感覚を取り戻すのが目的
筋肉痛が予想されたので一往復でやめてしまった
それでも復路では前に良い感じのスピードで走るリッター集団がいたので、ペースメーカーになってもらう事にした


実家に寄って夕食を頂戴してから帰宅
高速道路で雨に降られて渋滞に嵌ったのはいただけなかった
以前の様に……とまでは中々いかないが、それでもよく走れた方だと思われる

新生カブ

2007-09-01 19:38:50 | 雑記
ホンダのカブが新しくなるらしい
今度のカブはFIを装備しているという話だ
それに伴って燃料タンクは小さくなるとのこと
だが今以上に燃費が良くなるのだろう

カブというと、ビジネスバイク色が強いが、カスタムしても面白いバイクだ
エンジンはタフで、やっつけ仕事的なボア拡張などのエンジンカスタムを行っても面白いように結果がでる


一般的にカブ系のエンジンを搭載したホンダの50ccクラスを4stミニという
モンキーやゴリラもこれに属す
モンキーといえば鬼カスタムの象徴的なバイクでもあり、エンジンタイプが同じカブは荒く言えば同等のレベルまで持ち込むことも可能だ


セオリーどおりのカスタムといえば……

ボアアップ
ハイカム
ビッグキャブ
パワーフィルター
スプロケット変更

かかっても10万円ぐらいだろうか
これで排気量は88cc程度になり、馬力は1.5倍
スプロケットの丁数によっては90km/hも十分出せる

FIを搭載することによってカスタムの幅は狭くなるだろうが、バイクとしての優秀さと面白さは消えないだろう