ニコワッカ -niko W akka- FZ1

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応急修理テクニック『パンク修理』

2007-07-31 22:21:33 | FZ1
どんな道でも走っていてよく遭遇するトラブルの一つがパンクだ
特に都市部ですり抜けなどを頻繁に行っていると、路肩に集まったゴミの中に含まれるクギやネジを拾ってしまうことも多い
幸いにして今の殆どのバイクはチューブレスタイヤなので、その場で空気が抜けて自走不可能になることはありえない
刺さったままでもある程度は走行が可能なのでリペアが可能なガソリンスタンドやバイク屋にもたどり着けるだろう
大抵のピットを備えているガソリンスタンドであれば修理してもらえるだろうが、この作業は覚えておくに越した事は無い



写真は一般的なバイク用品店で購入できるパンク修理キットだ
ちなみにこれはラフ&ロードから発売されているものだが、カー用品店などでも同様の物が購入できる
基本的にタイヤの形は違っても構造は同じなので売っているものに分別は無いと考えて良い
大体の値段は2000円前後
エアボンベが付いて3500円程度だろう

上列がカッターナイフと接着剤、下列が左からグリップ、シールラバー、リーマー、フックニードルとなっている
このタイプは所謂『ビーフジャーキー』と言われる物で、シールラバーの見た目を見てもらえば通名の由来が分かると思う

実際にパンクした訳ではないので文面での説明になるが勘弁してほしい


まず始めに確認するのは、刺さっている位置の確認
ドレッド面ではなく、サイドウォール面に刺さっていたら修理は不可能なので諦めて交換するしかない
これはメカニックでも直しようが無い状態だ
次に刺さり方
ドレッド面に対して、垂直に近い角度に刺さっていたら良好で、だんだんと鋭角になっていくにつれて難易度が高くなる


修復が出来ると判断したら、実際の作業に入る

多少力が要る作業なので、しっかりとした足場があり、バイク自体も安定した場所に置く必要がある

まずは刺さった異物を抜くことになるが、この時に空気が十分に入っていないと逆に作業がしづらくなるので事前に入れておく

ペンチ等を使って異物を、刺さった角度を確認しながら抜いていく

リーマーに接着剤を塗布して、異物が刺さっていた角度と同じ向きで入れていく
適当に突っ込むと穴を更に広げてしまったりして修復不可能になることもあるので注意
差し込んだらリーマーを上下に動かして穴をならす
シールラバーを入れた時に食いつきを良くするためだ

フックニードルにシールラバーを挿入し、接着剤を塗布
リーマーを抜いたら間髪入れずにフックニードルを差し込んんで、90°回転させてから抜く
そうするとシールラバーだけが穴に残る状態となる
あとは出っ張っているシールラバーを切り取るだけだ

そして空気圧を調整し、作業終了となる


コツさえ掴んで慣れれば応急修理では非常に簡単な部類に入る
10分掛からない作業だが、もしもそれ以上かかるようだったら逆におかしい
空気が漏れすぎて修理が出来ても走行できなくなっていることもあるだろう

この作業は一旦出来るようになると、修理に持ち込んで2、3千円取られるのが馬鹿みたいに思えてくるぐらいだ
是非とも身に着けておくといい

修理した後は低速走行で安全を確認できたら普通に走っても平気だ
暫く走行すれば、タイヤとシールラバーは熱を持ったり衝撃を受けることによって変質し、自然に癒着して一体化する
後日、改めて空気圧を確認して異常がなければ、常識的な範囲内での高速走行も可能だと判断してもいいだろう


余談だが、ガソリンスタンドなどで使用している修理キットは多少構造が違う
工具はもっと作業性が高く、シールラバーも扱いやすい
実作業なんて30秒あれば十分な程だ



※この方法を行った事によって起きたトラブルについては責任を負いかねます
自己の責任の下に行ってください


2007-07-28 17:35:09 | 雑記
ツーリングの季節です

盆に連休が取れた人は北海道に行くんでしょうか?
自分はまともに休みももらえない上に、免停なんでどこにもいけません
泣きたくなります……

今年の夏は盆栽に尽きます
GT商会のサマーセールがやっている内に何か買おうと思います

応急修理テクニック 『折れたハンドルレバー』

2007-07-28 17:17:02 | Weblog
ツーリング先で転倒することは意外と多い

ワインディング等での転倒は勿論、普通に走っていても転倒することはある
長距離を走ったりすれば、本人が思っている以上に疲れている事もあり、信号で停止した時に上手く足を出せずに立ちゴケをしたりする
バイクを止めた場所やスタンドのかかりが悪かったりして、自分が離れた後に倒れてしまう場合もある

そんな時、運悪くハンドルレバーが折れてしまったら大変だ
換えのレバーを持っていれば取り替える事も出来るだろうが、持っていなければ応急修理で乗り切るしかない


ここでは一般的な針金を使ったレバーの修理の方法をレクチャーしようと思う

基本的に修理する機会が多いのはクラッチレバーだと思われる
ブレーキでは折れたとしてもリアがあるし、意外と短くなったレバーでも十分に制動できたりする
しかし、クラッチは中型車などでもかなりの重さで、とてもじゃないが握りきることは出来ない
自分は左手の握力が60前後あるのだが、それでも短くなったクラッチレバーには歯が立たなかった


写真は折れたクラッチレバーと、補修に使うコンビレンチだ
サイズは比較的小さい方が良い
大きすぎればハンドルバーに当たって握りきる事が出来ない
8mm程度が丁度良い


まずは、このように一旦レバーに針金を掛けて、その両端をメガネの穴に通す
簡単でずれにくく、締め付ける前ならば位置の調整もしやすい


交互に針金を巻いていき、レバーの内側で締め付ける
内側に結びを作るのは、握った時に指を傷つけないようにするためだ
ちなみにワイヤーを切る時にニッパー等が無い場合は、ペンチの根元についているワイヤーカッターを使うといい


ワイヤーの末端処理を終えたら、このようにテープを巻いて保護する
無くても固定は出来るが、非常にずれ易くなるので気をつける事


応用としては、タイラップを使った補修方法もある
この場合も結束部分は内側に向けるのがコツだ
針金よりも場所の自由はきかないが、比較的短時間で修理できる


修理し終えたからといって、いつまでも乗り続けられる訳ではない
休憩ごとにズレなどが無いか確認し、用品店やバイク屋を見つけ次第、レバーを交換する必要がある
予備知識だがレバーは各メーカーの同クラスのバイクならば、ほぼ互換性がある
純正品が無くても店員に聞いてみると良いだろう

今回使用した針金とガムテープは、他の応急修理でも出番が多い
近場のツーリングでも持って行けばいつか役に立つ事があるだろう




※この方法を行った事によって起きたトラブルについては責任を負いかねます
自己の責任の下に行ってください
この方法はCB400SFのみで確認済みです
他の車種での動作は保障できませんので、確認のうえ行ってください
「FZ1」はまだ転倒していません(笑)

ラジアルマスター&メッシュホース

2007-07-23 21:33:01 | Weblog


ニッシンのラジアルマスターを装着




純正品のピストン径は16Фとなんとも中途半端な大きさで、そのままの選択肢でいくと対応するラインナップは無い
計算した所、5/8インチが一番近い値(25mm(約1インチ)×5÷8=15.625mm)なので、それに対応する19Фのラジアルマスターを購入した
ピストン径が大きくなるから、多少効きが強くなるハズだ
カウルとの干渉も無く取り付けに関して加工は必要ないが、スイッチボックスがかなり大きい車種なので、若干内側へオフセットされた形になる


同時にブレーキホースもアルミメッシュに交換
プロトのアルミメッシュホース、ブラック
車種専用品を買ったが、ラジアルに交換すると長さが若干短い
取り回し方法によっては届かない恐れもあるかもしれない


今回はインプレッションはできない
なぜかというと、恥ずかしい話だが先日から免停になってしまったためだ
取り締まりに遭った挙句にカスタムしたのが制動関係とは、なんとも後ろ向きな雰囲気が漂ってくる
免停明けは9月の上旬になるので、それ以降にインプレッションを行うつもり
ツーリングの記録も徐々に増やすことが出来ると思う


※ブレンボ レーシングラジアルマスター取り付けに伴い使用中止

防犯ロック

2007-07-14 21:14:24 | FZ1




以前から使用していた防犯ロックは、ただのシャックルロック
しかも一つだけ

CB400SFの時は、もともとイモビライザーが搭載されていたので、そんなに神経質になる必要は無かったのだが、FZ1に乗り換えてからはその辺りをずっと気にしていた

いずれは振動感知の警報装置をつけるつもりだが、今はとりあえず新しい防犯ロックで場をしのぐ


購入したのはTNK工業の「BLUE SNAKE 120」とかいうやつ
チェーンロックではなく極太のワイヤーロック
まあ、完全な防犯なんてかなり難しいから、見た目のインパクトと時間稼ぎになれば十分かなと考えている
鍵も一応ディンプルキーなんでピッキングの心配もすくないだろうし