ネイチャーサロン by こうちフィールドミュージアム協会

 自然をより深く知ることの楽しさを,お茶会のような雰囲気で語り合いましょう.

自由研究

2011-05-17 05:35:24 | 日記
 夏休みの宿題に「理科の自由研究」というのがある.いや,昔はあった.手近な人に聞いてみると「今もある」そうだから,そのつもりで話を進める.

 高知市では,小中学校の理科の先生たちが中心になって,「高知市小中学生科学展覧会」(子ども科学展覧会)というのが開かれる.年1回,1月下旬から2月上旬にかけて,「高知市子ども科学図書館」の3階に,小中学生の研究発表(ポスターや標本)や科学工作の作品が展示される.冬の行事である.しかし実際の観察や実験や工作などの作業は,夏休みに行なわれたものらしい.いわば夏休みの「理科の自由研究」の研究発表の場が,この「子ども科学展覧会」となっているようだ.

 私は過去に何度か,この「子ども科学展覧会」の審査員をやったことがある.その際にいろいろ感じたことがある.そういう記憶の断片をここに書いてみたい.小学生の子供をもつ父兄の方たちに読んでほしいと思う.たぶん理科の自由研究について,さまざまなヒントが得られるのでないか.そのように私は期待している.

 ただし,ここに書こうと思っていることは,あくまで「断片」である.必要充分な情報を筋道立てて提示するというのではない.この点はとりあえずお断りしておかねばならない.

追記.
 夏休みの話をなぜ今頃からするのかと言うと,ふと思いついたことを今から書き貯めておけば,夏休みに間に合うのでないかと思うからです.