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ベトナム縦断銀髪オヤジの心の旅(ホイアン・その2)・・・ザット ゴン!

2014年04月29日 | ベトナム縦断・オッサンの心の旅
フーンフンの家の神棚(中国+日本の建築様式の家)

(つづきの始まり)

ホイアンはかつて様々な人種が共生していた町である。
16世紀末以降、ポルトガル人、オランダ人、中国人、日本人が来航し国際貿易港として繁栄した町なのだ。
ただし、日本人は江戸幕府の鎖国政策によって、徐々にいなくなっていったらしい。

 

ベトナムでは2万ドン紙幣の裏に描かれている有名な来遠橋(日本人橋)である。


昔の日本人が1593年に作った橋である。
橋の中に寺院がある。
だが、俺には、どうみても中国っぽい橋にみえた。

おそらく、最初はもっと日本の橋っぽい姿だったのではないか?

以下、あくまでも俺なりの考えである。

多分、木製の橋で耐久性には劣るだろうから、何度も修復されたに違いない。
俺の推測では50年前後で修復が必要だと思われる。

だから、日本人が去った後、その修復の度に段々に中国風にアレンジされていったのではないだろうか?

屋根は明らかに中国風だから、もしかすると耐久性UPのために屋根が後からできたかもしれない。
大体において屋根がついている橋(Covered bridge)は寺院内にある橋(たとえば琴平町金刀比羅宮鞘橋)以外で、生活の橋としては日本ではあまりみかけないものだ。
しかも、橋の中に寺院まであるのだから、徐々にベトナム向きの橋に変身していったと思う。

「日本がつき、中国がこねし天下餅、すわりしままに食うはベトナム」的な橋だろう。


参考①:琴平町金刀比羅宮鞘橋(ウィキペディアより)


参考②:中国西南部の少数民族・トン族が築いた屋根付橋(ウィキペディアより)


橋には橋を管理するオジサンがいるのだが、日本人の私にはとてもよく説明してくれた。



橋からみた景色


橋の中の寺院(水神様らしい)


橋の入り口



この橋のすぐそばにフーンフンの家がある。

家の前の通り

約200年前に貿易商人の家として建てられた木造建築で、ベトナム、中国、日本の建築様式が混ざっている。
基本的に洪水を想定して建てられた家だ。

 
現在も住んでいる人がいる家である。
家の柱や梁、欄間には、様々な装飾が施されていて、裕福な家だったことがわかる。
ここでは、無料でお茶を出してくれた。


サンダルで歩いていたので、を写してみました。

 

ホイアンは洪水の多い町である。
この家は商人の家だから、万一に備え2階に商品を運び上げる床窓がある。
上部の屋根の梁につるべを設け、商品を道上げるのである。
(この床窓に足を乗せたら抜けてしまいそうで、ちょっと怖く、乗っかることはできなかった。)

なお、ホイアンでは家の床は排水のために川の方向に向けて、少し傾いている。
また、家の壁の下部にも敢えて少し隙間があって、洪水時に水がたまらないような工夫があるのだ。
さらに、土台が高く持ち上げられて建っているものが多いとともよく目に付いた。
また、実際はどうかわからないが、見た感じでは瓦が分厚く多重構造になっていて、相当重いようにみえた。
これも、洪水対策なのではないかと思う。


いずれも、洪水があっても慌てることが無いような工夫になっていた。

 
しかし、アオザイ姿の女性は美しい。



昼飯を食べようと思った。
近くにはホイアン市場があるのだが、ベンタイン市場でもそうだったけれども、大きな市場の中に食事がとれるスペースがあり、ベトナムの働くオバちゃん達が気軽に食事する場所になっていた。
アメ横のガード下で食事するみたいな雰囲気だ。

どんな高級レストランに入るよりも断然、面白そうである。


ホイアン市場(撮り忘れたので、これは他人のを借用しました)



オバちゃん達が実に楽しそうに食事している。
築地場内の食堂のように、市場で働く人たちの食堂である。
ここは完全に観光客目当ての食堂ではないのだ。
(ベンタイン市場は都市ホーチミンなので、国内外の観光客が多く、食堂もその人たち目当てらしい。
ホイアンは全く違っていてド田舎なのである。)
これこそ、実にベトナムらしい場所じゃないだろうか?

こんな素敵な場所で食事しなければ絶対損だろうと思った。




注文すると、大きな皿にご飯をドーンとのせ、好きなものを指さすと何種類でものせてくれる。
定額制で4万ドン、220円くらい。
安い!
いろんな味が楽しめて、しかも実に旨いのだ!

ビールは一応メニューに書いてあるが、実際そこには置いてない。
注文すると、店のオバサンが市場内のビールを売っているお店から持ってきてくれるという仕組みである。
不思議なのだが、店店の仕切りというものもなく、どこからどこまでが、その店の品物なのかもわからない。

この時ほど、旅の仲間がいないのは寂しいと思ったときはなかった。
こんな楽しい場所なら、酒を酌み交わしながら何時間でも楽しめる場所である。
友達と同じ時間、同じ空間を共有したかった。

最初、俺は、遠慮がちにオバちゃん達のいない空いている席に座ったのだが、俺のことなど全く気にせず、隣にドンドンとベトナムオバちゃんが座ってきた。

回転率は非常に良いのだ。

俺の左となりに小柄な御婆ちゃんが座って食事していたが、彼女は大きめの茶碗ごはんのサイズで1万ドンぐらいだったと思う。
その御婆ちゃんと挨拶程度のベトナム語を交わしたのだが、ニコニコしていて、こっちまで嬉しくなってしまった。

なにか言ってるのだが、残念ながらわからない。
とりあえず、
ザット ゴン(おいしい)』
と言っておいた。
おそらく『どこからきたのか?』と聞いていたのではないかと思う。

右となりのオバちゃん達が笑いながら喋っていて、話の内容は解らないが、その雰囲気そのものが楽しいのである。

俺の中でベトナムで一番印象に残った食事場所だったと思う。
(ホイアンに行かれたら、是非、場内の田舎食堂をお奨めする。)

そして、お腹が一杯になり、十分満足したのだが、なんと値段はビールと合わせて、たったの6万ドン、330円である。

(つづく)

日曜日に映画「LIFE!」を観に行った。
久々に感動した映画だったが、何故か客が少ないのだ???
とても不思議なり。
我人生で見た映画のベストテン入りする映画である。



その音楽も素晴らしい
なんだか、旅に出たくなった


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