オシュコシュは、1895年創業のアメリカの老舗のワークウェアブランドになります。とは言えリーバイス、Lee、カーハートと比べるとストアーブランドとの中間くらいに位置するブランドと言えます。
そのオシュコシュと言えばそれもヒッコリーデニムを最初に採用したビブオーバーオールになります。
1960年代以前のヴィンテージを除くと古着は比較的
手ごろな価格で買えたりします。これは、萬屋でペーパータグがついたデッドストック(新古品)の状態でそれが3500円でした。
このヒッコリーストライプのビブオーバーオールには、今はほとんど使われ無くなった胸のウォッチポケットなどアメリカが鉄道全盛時代だったころの雰囲気がそのまま残されています。
胸のショルダーベルトを止めるボタンの裏側は三重にデニム生地で補強されるなどワークウェアの真髄が伝わってくるようでした。
その生産地はタイランドになります。これはアメリカ製であればユースサイズになる28inになります。
アジア人に向けられ作られているため全体的にかなり細めにはなります。そのためやぼったさはありません。
それでもビブオーバーオールの独特なゆったりした着心地は適度に生かされていました。
そこにはアメリカ開拓史から100有余年あまりの間、脈々と受け継がれてきたオシュコシュの精神がその生産地をアジアの地にかえてなお息づいているようでした。