雑木林のくらし改めニュータウンの暮らし

雑木林の家は、新しい住人に引き継がれ、我が家は、もっぱらニュータウンのくらしを満喫しています

行きたかった場所、富山

2022年11月13日 14時57分41秒 | 
 最後に行ったのは、母と3姉妹で墓参りに行った時だと思う
 もう15年以上前だったと思う(色々記憶の切れ端をつなぎ合わせた末)
 その前は、辿りきれない昔

 富山は、母の生まれ育ったところで幼い頃からよく行ったところ
 特に小学校の6年の夏から中学の1年まで 短い期間だけど暮らしたことがある
 家業が行き詰まって住んでいた家を離れ
 子供4人は、母と一緒に母の亡くなった父親の家に
 父は、一人で何とか家族の暮らしを立て直すために隣県へ
 家族離れ離れの生活になった

 親しかった友達とも別れて 幼心にこれからどうなるんだろうという不安もあり
 よく泣いていたと思う 
 近くに住んでいた母の叔母さんが、そんな私を叱ってプイと出て行って
 しばらくすると美味しい菓子をいっぱい買ってきて
 機嫌をなおすこともあった

 富山には、おいしい菓子が、ある
 中でも好きだった菓子の味は、今も忘れない
 前に行った時も、そのお菓子を食べた
 
 今回も主なる目的は、その懐かしい菓子
 行った当日昔住んでいた近くを歩いたら早速見つけた
 あやめ団子だあ! 

 

 お餅をさっと焼いて黒糖味の餡をかけたお団子 味は、昔と変わらない 感激
 形は、ちょっと違う 昔はもっと長い串に小さなお団子をいっぱい刺してあった
 今は昔 60年以上前のことだもの

 昔住んでいた家の水は、湧水だった
 県都のほぼ中心に近い市街地で 水道ではなく湧水で生活していた
 台所には、四六時中水が、沸き出ていた
 そのころも不思議に思っていた
 近くの延命地蔵尊のそばを通りかかると今もきれいな水が、湧き出しており
 水汲みに来ている人がいた

 

 近所の方達が、管理してるようで、話を聞くと今でもこの近所は、井戸水で
 市内の有名なお菓子屋さんなどが、この水を汲んで使っているという
 遠くからトラックで汲みに来る人もいるとか

 小説「螢川」に出てくるイタチ川が、この湧水の出る一帯を曲がりくねって流れている
 私たちが住んでいた家のすぐ近くにかかっている橋

 

 名前など覚えていなかったが、通りかかるとすぐわかった 月見橋
 その景色は、当時を思い出させる

 1日目は、夢中で歩き回った
 60年も経てば、昔の面影は、ほとんど残っていない
 川を頼りに歩いたが、川を外れた頃からとんでもない方向に歩いたらしく
 富山城に行こうとしていたところが、道を尋ねると
 びっくりした顔をして、ここからは、相当遠いですよと言われた
 足の調子も良くて長時間歩いたのに気がつかないほど
  
 富山城は、翌日にして早々に宿にチェックインし、温泉に入り
 ツレアイの楽しみにしていた美味しい魚とお酒を求めて夜の街に出た

 この続きは、また明日

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コメント (2)