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【なるせ音楽教室】

いつも前向き・ いつも謙虚に 金管のレッスンで

2006-10-22 | 音楽いろいろ・ちょっと言いたいだけ~

 

3日まえ、1年生の男の子と一緒に相談に来られたお母さんのSさん。
相談は男の子でなくSさん自身。

2年前に脳内出血で右半身が少し不自由になり、
ずっと吹奏楽団でクラリネットをしていましたが、
押さえられなくなって吹けません。
左手を使うホルンならどんなものかしら。
吹奏楽は大好きでずっとかかわっていたい



その前向きなお気持ちをお問い合わせのメールで伺い、
来られることになったのです。

木管から金管に変更。
すごい冒険だと思いました。
ホルンのマウスピースだと小さくて
右唇もコントロールしにくいようで息もれがして、
すこし無理なようでした。

それなら、マウスピースが大きいトロンボーンの方が。
右手はスライドを動かすだけなので。
再度、昨日、娘がしているトロンボーンレッスンに見学に来られました。
なかなかいい感じ。

Sさん、このブログご覧にいただいています?
トロンボーンもいいけれど、
体力や身体の負担を考えると、
もし右手が少し動くなら、
トロンボーンよりユーフォニウムの方がいいかも知れません。

障害を持っても、前向きに取り組んでいるSさんに拍手。
一生懸命向かい合うと、大きな感動を与えてくれる音楽に感謝。
そしてその 橋渡しをする私たちは常に謙虚に音楽に向かい合わないと。

年内は、佐渡 裕指揮の 「一万人の第九」に参加するための練習にいそがしいので
また改めてこられるとのこと。

付き添いの1年生のなおとくんが、
4年生になったら絶対、金管バンドでトロンボーンをするんだと、
お母さんと一緒の体験では、
ホルンもトランペットもトロンボーンもごきげんに音を出していた彼が
将来楽しみですね。



なるせ音楽教室では、
習いたいけど、なかなか先生が見つからないとのご要望に応えて、
金管楽器は、初歩の手ほどきのみをしています。
きっかけ作りの応援です。
いずれはまた良い先生をお探しになりさらに高いところを、
目指していただけますよう願っています。
管楽器は学校等の活動で毎日毎日音だしをする経験がとても大事ですね