事のなりゆき

日々のなりゆきを語ります

今年の米は・・。コンビニ市場にも影響?

2009-08-03 17:14:14 | Weblog
近畿・東海で梅雨明け。観測史上もっとも遅い記録だという。新潟県はまだらし

い。天気を調べてみると、6日と8・9日の雨マークがついている。となれば梅雨

明けはその後になるのかも知れない。梅雨だか夏だかよくわからなくなってきた。

今朝は土砂降りだったが、10時くらいから快晴で暑い夏を思わせる陽射しが照り

つけた。しかしここまでくると農作物への影響が心配だ。米が不足したことが平成

5年にあったことを思い出す。大凶作と言われている。それまで小生は、米は毎年

必ず食べることができると思っていた。あまり真剣に考えたことはなかった。今で

も時々そう思う。大変な時期はすぐに忘れる。お金を出せば、米に行けば必ずお米

は買える。と思っている。しかしその時は本当に米屋に行っても日本米はほとんど

なかった。お弁当屋に行ってもタイ米の弁当だった。長粒種という米はパサパサし

ておいしくない。においも悪い。コシヒカリではなくてもいいから普通の日本米が

食べたいと思ったが、米屋ではタイ米とセットでなければ売ってくれなかった。ま

だあるだけよかったが。タイ米は家に帰って鳩のえさになった。よく調べてみると

それまで米はあまり備蓄をしていなかったらしい。単年度で作ることを基本として

いた。だから全国的に不作になればたちまち食生活に影響が出た。今は備蓄が制度

化された。小生たちはあまり天気をわかっていない。自然現象を軽視しているとこ

ろもある。その全国的に不作になった頃偶然だが、農業担当で毎日のように農家を

回っていた。農業は大変だが、非常に興味深い。特に米は土、水、水温、気温、日

照時間など様々な要因が重なって米が出来上がる。おそらく今年は病害虫に悩まさ

れる年になると思う。早稲品種の先買いがすでに始まっているのかもしれない。魚

沼地域でも弁当屋や最近ではコンビニチェーンが独自素材を探っているので、秘か

に産地に入り込んでいる可能性もある。奪い合いになれば値段の問題になる。こう

いう厳しい環境になればなるほど、農家の稲作技術の真価が問われる。悪天候を喜

んでいるやり手の農家も居ることだろう。その年の料金交渉ができるのかどうかは

わからないが、いずれにしても今年の米をめぐる状況は売り手市場になるだろう。
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