昨日のラウンジサウンズ前にミチさんの突然の訃報を知り、この日の意味がガラリと変わった。まだ気持ちの整理さえつけられないほど突然だったから、追悼なんて意味じゃない。でもとにかくミチさんに向けて歌いたいと思った。
一番手のボギーさんは始まる前からすでに酔っていて、ライブ中にもどんどん杯を空ける飲みっぷり。そして歌への入り込み方がいつもとは全然違ってた。盛り上げるとかそっちのけでとにかく無心に歌う姿とその歌に心がぐっと盛り上がった。
わたくしトニーガーデナーは二番手だけど、やっぱりすでにたくさん飲んでいて、二番手でよかったと思った。後の出番だったらまともに歌えてなかったかも。ミチさんは一番前のPA寄りの椅子に座っていて、じっと耳を傾けてくれていた。つもりでミチさんに向けて歌った。知らず知らずのうちに感情がこもってしまった。
スケキヨくんのマッハの歌は、なんだかこの日にピッタリで、激しい曲なんだけど、しんみり聴いた。
井筒くんはやっぱり今日もいい声で、ライブを重ねるたびにいい曲をどんどんつくってくる。慣れてもきてるけど緊張感も感じて、それがまたいい。
トリの瀬戸口恵ちゃんは相変わらずの素晴らしい歌声で滔々と、でもしみじみと歌っていて、途中からまともに目が開けられなくなっちゃった。涙が出そうで。本当にいい歌い手は歌うだけでどこにだって届けられる気がする。すごい。
終わりのボギーさんのMCでたまらない気持ちになりながらも、確かにミチさんを感じた。ミラーボールの光の中に。これからはいつだって感じるだろう。ライブハウスにミチさんの背中。
また会いましょう。
とても素晴らしい夜でした。配信はまだ観れます。ミチさんを感じることができるラウンジサウンズの夜。ぜひどうぞ。↓
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