詩2006 「人の興味に興味がない」

ほとんど誰も興味がないほど。
些細なことに情熱を燃やしている。
人の興味には興味がないから。
脇など見えずに楽しんでいる。
僕のこの角度から見た。
殿様蛙の横顔がかっくいいから。
じーっと見て警戒される。
電線と空色のコントラストには。
何か法則がありそうだ。
立派な有名油絵よりも。
君の落書きが楽しくて好き。
一旦待って心に訊いてみるといい。
高尚とか低俗とか。
価値があるとかないとか。
重厚とか軽率とか。
純粋とか煩悩とか。
そんなものとは関係がなく。
本当にしたいことをする。