大運動する空

村瀬孝生 『宅老所よりあいの仕事 看取りケアの作法』

福岡の終末ケア宅老所のスペシャリストの著作。
さらっと書いているけれど、相当すごい仕事をしている。何がすごいって、しっかりと老人や死と向き合ってるその姿勢や、世間の非常識な死生観に少なくとも精神的には振り回されていないこと。

「システムに包摂された人たちは自分が人間性を失っていることにすら気づいていない。」

まさに。
これは名著だ。

依頼油絵 途中

詩2379「祝福の歌」

夜中に声を張り上げて。
歌う。
歌う。
思い出して歌うんじゃない。
歌って思い出したんだ。
ただ好きなんじゃなかった。
怒りや悲しみだけじゃなかった。
祝福しよう。
どうでもいい人生に。
死んだっていい毎日に。
声を張り上げて。
歌う。
歌う。