手塚治虫から始まりAKIRAやナウシカ、エヴァンゲリオンまで、戦後のマンガを時系列に沿っておいながら、日本人の戦争観やそれによるマンガの変遷を論じようとする試み。難しいテーマだけど、さすがの分析力で、面白かった。
豊かだった命は。
突然に矮小化され。
ただ屹立する石の壁。
動くものは醜い我ら。
どんなに遠くに歩いても。
繰り返される同じ風景。
これを廃墟と言わず。
なんと呼ぶのか。
我々は。
廃墟に棲んでいるのだ。
突然に矮小化され。
ただ屹立する石の壁。
動くものは醜い我ら。
どんなに遠くに歩いても。
繰り返される同じ風景。
これを廃墟と言わず。
なんと呼ぶのか。
我々は。
廃墟に棲んでいるのだ。