blueglassの向こう側

厚木市議会議員「奈良なおし」の思うことをそのままに

情報インフラ整備によって凶悪犯罪を予防する

2016-07-26 14:20:12 | 日記
相模原の事件、本家がある津久井町からそれほど遠くない場所(=旧相模湖町)でのこのような事件。とても人ごとには感じることができず。憤りを感じております。
事件の犠牲となられてしまった方々には謹んでお悔やみ申し上げるとともに、現在、治療中の方々にお見舞いを申しあげます。

事件の真相はいずれ警察や裁判を通じて明らかになるでしょうが、最近、海外では銃乱射事件などが続いており、ある種の「連鎖反応」を思い出しました。

マスメディアによる著名人などの自殺報道で、自殺が増える現象を「ウェルテル効果」といいます。これはWHO(=世界保健機構)でも認識されていることなので「自殺連鎖予防のための報道ガイドライン」も策定して示してはいますが、日本のマスメディアは逸脱している例がよくあります。余談ですがデンマークでは子どもの自殺を報道しません。

練炭、硫化水素からはじまり、覚せい剤や合法ドラックなどの薬物、万引き、振り込め詐欺、すき家強盗、ATM荒らしなどなど…報道によって”自分ひとりじゃなかった!”という勇気を与えて行動を移してしまう事例は過去にも見られ、その事を知ってても見ぬふりをして、ネットや政治や社会に原因を求めるマスメディアは数多いのが実態です。

人が自分なり、自分が守るべき存在を、自らの行動によって情報武装できるように日本社会の情報インフラを整備するというか、社会的防御を共有するような動きをしていくことが度を超えた凶悪犯罪を防止するための一歩なんだと私は思います。



※写真は毎日新聞サイトから引用