先日、カナダのケベック州モントリオール市にある日本語センターの皆さんから、楢葉中学校のみんなに応援メッセージが届きました。
日本語センターに勤める橋爪亮子さん（いわき市出身）のご厚意で、そこに通う子どもたちや成人クラスの方々、そして日本人保護者の方々からの温かい言葉や絵が集められ、１冊ファイルにまとめられています。ファイルは橋爪さんの知人である三星さん（写真左）、山下さん（写真右）が直接高田中学校に持ってきて下さいました。
子どもたちからのメッセージは、慣れないであろう日本語で、１文字１文字ていねいに綴られています。心の底から日本を心配し、また、１日も早い復興を願ってくれていることがどのページからも伝わってきます。
以下に、橋爪さんからのメッセージを掲載します。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
これを書いている今は６月で震災からもう３ヶ月が経とうとしています。冬が厳しいモントリオールも緑が鮮やかで夏に向かっています。遠くにいて、何ができるだろうと世界中のたくさんの人が思っています。私は福島県いわき市の出身です。地元を離れ、日本を離れて、自分の家族をもち、ますます、ふるさとが自分を育ててくれたこと、その偉大さや、あたたかさを感じます。山河や、おいしい土地の食べ物、なによりそこに暮らす家族、友人、全ての人々を思います。そして遠くにいて、みなの近くで力になれないふがいなさを思います。私たちは東北が大好きです。また私たちは親として、将来を担う子どもたちがこの外国からのお便りに少しでも心弾ませて読んでもらえたらそれより嬉しいことはありません。いつか行ってみたいな、どんなところかなと想像してみてください。図書館などでも調べてみてください。外国語も勉強してみてください。
日本語センターで日本語を勉強している子どもたちも、ここで日本のみんなを思いながら学び、いつか東北に行ってみようと思う子どももいます。
最後に日本語センターホームページのアドレスと私達（５名）の日本語センターに通う子どもたちの親４人と教員１人によって立ち上げられた委員会“がんばろう！日本”会の代表の住所を書いておきます。
みんなの中にお手紙を書きたい人がいましたら、ここまで送って下さい。みんながどうしているか知りたい人はたくさんいます。私達も返事を書きます。
一刻も早く、皆さんの安定した生活が戻ることを遠くから祈っています。
住所（郵便物宛先）
Ryoko Hashizume
422 Avenue Wiseman,
Outremont,
Quebec H2V 3J8
CANADA
日本語センターＨＰ http://www.mjlc.qc.ca/index-jp.html
モントリオール日本語センター内 “がんばろう！日本”会メンバー
橋爪亮子（福島県出身）
宇井佳代子（山形県出身）
鈴木博子（静岡県出身）
隈部えり子（熊本県出身）
駒井都（京都府出身）
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
また最後に、モントリオール日本語センター長の井上恵美子さんからのメッセージも添えられていました。
楢葉中学校の先生と生徒のみなさんへ
日本は歴史の中で、幾度もの戦争や災害を経験し乗り越えてきました。日本から離れたモントリオールに住んでいても、いつも日本のことを気にかけています。何かあればいつでもお便りください。少しでもお役に立てることがあれば幸いです。
モントリオール日本語センター長 井上恵美子
相手の置かれている状況や立場を想像し、思いやったり実際に何か行動に移したりすることは、簡単なことではありません。会ったこともない楢葉中学校の生徒、そして日本のためにここまで心配をして下さり、すばらしいメッセージを届けて下さるお心遣いは大変ありがたく嬉しいことです。
世界は、日本のために祈ってくれています。
世界中が、日本に注目しています。
温かい応援メッセージに感謝し、その気持ちに応えられるように前に進んでいきたいものですね。日本人としてこの先の未来をどう生きていくかを、私たち一人一人が真剣に考えていかなければならないと思います。楢中生の若いエネルギーで、よりよい未来を創っていきましょう。
カナダへの国際郵便の料金は110円～260円程度です。ぜひお礼の手紙を送りましょう。
日本語センターに勤める橋爪亮子さん（いわき市出身）のご厚意で、そこに通う子どもたちや成人クラスの方々、そして日本人保護者の方々からの温かい言葉や絵が集められ、１冊ファイルにまとめられています。ファイルは橋爪さんの知人である三星さん（写真左）、山下さん（写真右）が直接高田中学校に持ってきて下さいました。
子どもたちからのメッセージは、慣れないであろう日本語で、１文字１文字ていねいに綴られています。心の底から日本を心配し、また、１日も早い復興を願ってくれていることがどのページからも伝わってきます。
以下に、橋爪さんからのメッセージを掲載します。
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これを書いている今は６月で震災からもう３ヶ月が経とうとしています。冬が厳しいモントリオールも緑が鮮やかで夏に向かっています。遠くにいて、何ができるだろうと世界中のたくさんの人が思っています。私は福島県いわき市の出身です。地元を離れ、日本を離れて、自分の家族をもち、ますます、ふるさとが自分を育ててくれたこと、その偉大さや、あたたかさを感じます。山河や、おいしい土地の食べ物、なによりそこに暮らす家族、友人、全ての人々を思います。そして遠くにいて、みなの近くで力になれないふがいなさを思います。私たちは東北が大好きです。また私たちは親として、将来を担う子どもたちがこの外国からのお便りに少しでも心弾ませて読んでもらえたらそれより嬉しいことはありません。いつか行ってみたいな、どんなところかなと想像してみてください。図書館などでも調べてみてください。外国語も勉強してみてください。
日本語センターで日本語を勉強している子どもたちも、ここで日本のみんなを思いながら学び、いつか東北に行ってみようと思う子どももいます。
最後に日本語センターホームページのアドレスと私達（５名）の日本語センターに通う子どもたちの親４人と教員１人によって立ち上げられた委員会“がんばろう！日本”会の代表の住所を書いておきます。
みんなの中にお手紙を書きたい人がいましたら、ここまで送って下さい。みんながどうしているか知りたい人はたくさんいます。私達も返事を書きます。
一刻も早く、皆さんの安定した生活が戻ることを遠くから祈っています。
住所（郵便物宛先）
Ryoko Hashizume
422 Avenue Wiseman,
Outremont,
Quebec H2V 3J8
CANADA
日本語センターＨＰ http://www.mjlc.qc.ca/index-jp.html
モントリオール日本語センター内 “がんばろう！日本”会メンバー
橋爪亮子（福島県出身）
宇井佳代子（山形県出身）
鈴木博子（静岡県出身）
隈部えり子（熊本県出身）
駒井都（京都府出身）
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また最後に、モントリオール日本語センター長の井上恵美子さんからのメッセージも添えられていました。
楢葉中学校の先生と生徒のみなさんへ
日本は歴史の中で、幾度もの戦争や災害を経験し乗り越えてきました。日本から離れたモントリオールに住んでいても、いつも日本のことを気にかけています。何かあればいつでもお便りください。少しでもお役に立てることがあれば幸いです。
モントリオール日本語センター長 井上恵美子
相手の置かれている状況や立場を想像し、思いやったり実際に何か行動に移したりすることは、簡単なことではありません。会ったこともない楢葉中学校の生徒、そして日本のためにここまで心配をして下さり、すばらしいメッセージを届けて下さるお心遣いは大変ありがたく嬉しいことです。
世界は、日本のために祈ってくれています。
世界中が、日本に注目しています。
温かい応援メッセージに感謝し、その気持ちに応えられるように前に進んでいきたいものですね。日本人としてこの先の未来をどう生きていくかを、私たち一人一人が真剣に考えていかなければならないと思います。楢中生の若いエネルギーで、よりよい未来を創っていきましょう。
カナダへの国際郵便の料金は110円～260円程度です。ぜひお礼の手紙を送りましょう。
