福島県双葉郡楢葉町立楢葉中学校「絆プロジェクト」ホームページ

がんばろう楢葉!がんばろう相双!がんばろう福島! 全国の楢葉中学校に関係する皆様のページです。

平成24年4月26日(木)の楢葉中学校

2012-04-26 14:32:16 | 楢葉中・絆project
 今にも雨が落ちてきそうな曇天が空を覆っています。午前、備品等を取りに楢葉町の楢葉中学校に立ち入りました。校舎裏の桜の大木は、まだ多少の花びらをとどめています。
 移ろいゆく季節・・・。
 学舎は、あの日のまま・・・。



 湯本仮校舎の教育活動の様子は、「楢葉中学校『ニュース・ブログ』」のページをご覧ください。

 

楢葉中学校の桜の大木

2012-04-24 15:43:14 | 楢葉中・絆project
 湯本仮校舎の教室に、英語の授業で使用した学習資料が貼られていました。楢葉町にある校舎の裏にあった桜の大木の写真に英語のコメントが添えられています。
 懐かしくて、思わず見入ってしまいました。楢葉中学校の生徒たちは、毎年桜の季節になると、この大木の下でクラスの集合写真を撮っていたことを思い出しました。
 今頃、きっと誰に見られることもなく、ひっそりと咲いていることでしょう。

楢葉中学校「ニュース・ブログ」のページを新たに開設しました!

2012-04-17 14:29:13 | 楢葉中・絆project
 4月6日の教育活動再開以来、10日ほどが経過しました。生徒達は、徐々に新しい環境に順応し、明るく朗らかな雰囲気で学校生活を送っております。

 さて、この度、「楢葉中学校『ニュース・ブログ』」のページを新たに開設いたしました。今後の楢葉中学校の日常的な教育活動の様子は、こちらに掲載することといたします。ぜひ、アクセスしてみてください。
http://blog.goo.ne.jp/narahachu/
 また、楢葉中学校の「学校経営方針」等の学校基本情報については、「楢葉町教育委員会だより」のページに掲載いたします。
http://naraha55.jimdo.com/
 なお、平成20年4月以来、学校ブログとして楢葉中学校の情報を発信し、東日本大震災以降は、楢葉中学校に関係するさまざまな皆様の絆を温める場として機能してきたこのページは、今後、「楢葉中学校『絆プロジェクト』ホームページ」として継続します。全国にいらっしゃる楢葉中学校に関係するあらゆる皆様のためのページです。人づてでも結構ですので、是非とも情報をお寄せください!

 平成23年12月の楢葉中学校に立ち入った際の写真を掲載します。あの日のまま、時が止まっています。


ふんばろう東日本 チャリティーブックプロジェクトより本が届きました。

2012-04-12 13:05:16 | 楢葉中・絆project
3月30日のブログ記事で紹介された本『人を助けるすんごい仕組み』『忘れない。』が楢葉小中学校に届きました。

『人を助けるすんごい仕組み』は、ボランティア経験のない早稲田大学大学院の講師 西條剛央さんが2011年4月に2人で立ち上げた「ふんばろう東日本支援プロジェクト」について書かれています。

被災者と支援者を直接つなぎ「必要なものを必要なだけ 必要なところへ直接送る」システムで避難所・仮設住宅・個人避難宅に物資を支援するなど精力的な活動を行う西條さん。

行政や日本赤十字社もできなかった支援の仕組みから、約2000人の組織を無給で運営する秘密、対人関係のトラブルを減らす7か条なども書かれています。

『忘れない。』は、被災地から届いた手紙を中心にまとめられています。

今、そこで生きている人たちの「生への渾身の言葉」が綴られており、読んでいる側も心が熱くなるような内容です。

「支援から始縁へ。」という印象的な言葉とともに、支援者と被災者の心温まるやりとりが「本当の支援」を考えさせる一冊となっています。


7冊ずつ届き、さっそく学習広報委員の生徒を中心に、本に「楢葉小中学校」のラベルを貼ります。





あっという間にラベルを貼り終えました。





心温まる本の支援に感激する学習広報委員。



二階のホールにある読書コーナーに『人を助けるすんごい仕組み』と『忘れない。』は並んでいます。

早稲田大学 西條先生、チャリティーブックプロジェクトの皆さん、本の支援をありがとうございました。


s.sawaide

対面式が行われました。

2012-04-12 11:59:49 | 日記
仮校舎では、10日火曜日に対面式が行われました。

毎年、2・3年生が1年生を迎える行事として行われていましたが、今年は1・2・3学年それぞれが初めて顔を合わせる場となりました。




新入生代表の言葉を紹介します。

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本日は、私たちにこのような会を開いていただき、ありがとうございます。
 
各専門委員会の活動を聞いて、どの委員会も特色があり活動をするのが楽しみです。学年を越えて先輩方と協力し、よりよい楢葉中学校にするために精一杯活動に取り組みたいと思います。

部活動は運動部と文化部があることがわかりました。どの部に入部をしても3年間を通して取り組み、技術の向上に努めたいと思います。
楢葉中学校は部活動で大変すばらしい成績をおさめたと聞いています。先輩方が築き上げたすばらしい伝統を引き継ぐことができるよう、日々の練習に一生懸命取り組みたいと思います。


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全校生で協力して、新しい楢葉中の伝統を築いてほしいと思います。


Scrum.kaz

朝の読書が始まりました。

2012-04-11 08:12:17 | 生活
楢葉中学校は、今年度も朝の読書に取り組んでいます。

入学式・始業式での学活で「朝の読書をするので一人一冊、好きな本を持ってきて下さい。」と担任の先生からお話がありました。
子どもたちはそれぞれに本を準備し、読書に励んでいます。







どのクラスも静かに読書をしていました。


楢葉中が毎年継続して取り組んできた朝の読書。この活動にはメリットがあります。

それは、

生徒たちの心が穏やかになる。学力向上に一役買っている。

ということです。

朝の読書は、読書量を推奨する場、内容が高度な本を読むことを勧める場ではありません。
子どもたちが自分で選んだ本を、心を落ち着けて読む時間です。
毎朝、10分間読書を続けること。これが習慣となり、読書に対する抵抗は減っていきます。
朝の短い時間ではありますが、読書を通して得た感動や知識、ものの見方は確実に生徒を成長させています。

教職員も一緒に読書活動に取り組んでいます。



玉澤校長先生は、一年生教室で一緒に読書中。



本を忘れてしまった場合は、学校にある本を借りて読むこともできます。



新しい学年でのスタート。
楢葉中では、ものの見方や考え方を広げる読書活動をこれからも推進していきたいと思います。

s.sawaide

卒業生から手紙がきました。

2012-04-10 17:07:26 | 楢葉中・絆project
平成22年度卒業生の古市春菜さんから、メッセージが届きました。

今日はその一部を紹介したいと思います。

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 みなさんこんにちは。富岡高校新2年の古市春菜です。
楢葉中のみなさん、そして先生方お元気でしょうか?

 私は、3月24日広島県で行われた「第40回記念 全国高等学校選抜バドミントン大会」に団体戦メンバーとして参加しました。昨年11月の県大会優勝、今年1月の東北大会3位という好成績を修め、全国大会入賞を目指していました。

 しかし、結果はベスト16。全国大会という大舞台で、緊張・焦り・不安などで自分のプレーをすることができませんでした。

 短い期間の活動でしたが、全国で活躍している強豪チームでバドミントンができたことは、一生の誇りです。すごくいい経験ができたと思います。楢中時代にバドミントンをやっていてよかったと改めて実感しました。

 4月からは「いわき明星大学サテライト」で新学期が始まります。2年生になり勉強も難しくなります。しかし、私は介護福祉士になるための専門の授業をやっているので、すごく楽しいです。新しい環境で、少しでも多くの楽しい思い出ができることを期待しています。

 楢葉中のみなさんも、新学期から学ぶ環境が変わる人も少なくないと思います。それでも一人ではないということを忘れないでください。
 そして、支えてくださっている人たちへの感謝のキモチを忘れないでください。大切なのは絆ですよ!笑顔を忘れず、お互い頑張りましょう!!

 明星大に楢中の仮設校舎ができると聞きました。その時には会いに行きます!!



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サテライト高校という環境ながら、夢に向かって努力している先輩からのメッセージでした。
夢や目標に向かって頑張っている姿は、それを応援している人の元気の源にもなります。
先輩の姿を見習って、楢中のみなさんも元気に頑張ってほしいと思います。

Scrum.kaz

JFAアカデミー1期生からのメッセージ

2012-04-10 14:09:14 | 楢葉中・絆project

お久しぶりです。
JFAアカデミー福島一期生の田口ひかりです。

進路は筑波大学体育専門学群に決まりました。

楢葉中学校の皆さんへ
震災の影響により、住み慣れた家、通い慣れた学校、毎日顔を合わせていた友達など、多くのものを手放して生活するのは、とても大変ですし、寂しさを感じることもあると思います。
しかしこの震災で気づけたこと、出会えた人、得たものもあると思います。
これらのものを大切にして、とにかく私達は前に進んでいくことが大切だと思います。
また楢葉町に戻れることを信じ、お互いに頑張っていきましょう!!


楢葉町のみなさんへ
私達アカデミーは、震災後、楢葉町を離れ静岡県で寮生活をはじめました。
アカデミーでサッカーを続けることはもう無理かもしれない、と思っていたので、活動再開が決まった時は、また大好きなサッカーを続けられることをとても喜びました。
しかし一方で迷いもありました。
楢葉町の方々は自分の家を離れ大変な思いをしているのに
私たちだけサッカーをしてていいのか、
サッカーなんてやっている場合ではないのだろうか、となかなかサッカーに心から打ち込むことができませんでした。
一度は与えられた環境に感謝し、頑張っていこうと決心したものの、やはりなかなか心から打ち込めない日々が続きました。
そんなとき、楢葉町の役場に行くことになりました。
楢葉町の方々にお会いできるのはとても嬉しかったのですが
福島を離れた私には皆さんに合わせる顔がなく、後ろめたい気持ちでいっぱいでした。
しかし楢葉町役場の方々は私達を軽蔑するわけでも、冷たい目で見るわけでもなく、ただただ無事を喜び歓迎してくださいました。
そして私達に「サッカー頑張るんだよ」と応援してくださいました。
私はこの言葉を聞いて再び決心しました。
私は私のできることをやらなくてはいけない。
サッカーを一生懸命やり、結果を残すことで楢葉にパワーを送るんだ。
と改めて本気で決意しました。

また2月にいわきに行く機会がありました。
その日はとても寒く、外で作業をしていた私は凍えてしまいそうでした。
そんなとき地元のおばあちゃんが大きな鍋を抱え、私を含めた40人全員にすいとんを差し入れてくださったのです。
見ず知らずの人間にも親切に接する温かさ、久々に食べたマミーすいとんの温かさに心と身体がポカポカになり、楢葉町にいたころの思い出が鮮明に浮かび上がりました。
楢葉町の皆さんは自転車で登校している私たちに
元気?と声をかけてくださったり、ホームステイではまるで本当の子供のようにかわいがってくださったりと、
よそから来た私たちを快く迎え入れ、暖かく見守ってくださいました。
親元を離れて生活をする私たちにとってそれがどれだけ支えになったことか。
見ず知らずの人にでも、まるで家族のように接してくださる
皆さんの暖かさ、優しさがあったからこそ今のわたしがいると思っています。
本当に楢葉町の方々にはたくさんのものを与えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
アカデミーを卒業したからには、これからも夢を諦めず、サッカー活動、勉強に一生懸命取り組み、またお世話になった楢葉町に少しでも恩返しできるように頑張りたいと思います!


田口ひかり(JFAアカデミー1期生)

いわき 泉中から  がんばっています!

2012-04-02 22:05:34 | 楢葉中・絆project
いわき市内で一番の生徒数を誇る泉中学校。

泉中学校では平成24年度前期生徒会役員選挙が行われ、2年生(現3年生)の松本さんが立候補をしました。

クラスや学年で信頼の厚かった松本さんは、周囲のすすめもあって生徒会長に立候補。

見事当選し、泉中生徒会長として活躍をしています。

そんな松本さんから、楢葉中のみなさんにメッセージを預かりました。


「みなさん、こんにちは!震災から一年余りが経ちました。
 大変な一年でしたね。
 四月から楢葉中がいわきで再開することを聞き、とてもうれしく感じました。
 私は、現在泉中学校の生徒会長として活動しています。転校して一年弱。
 多くの先生方や友人のすすめもあり、会長の仕事をやらせていただくことになりました。
 まだまだ力不足ですが、全校生徒八〇〇名を超える泉中学校を生徒会の仲間と協力しながら
 まとめていきたいと思います。
 楢葉中は再開しますが、私は泉中学校から皆さんを応援しています!
 また何かの機会に再会できることを楽しみにしています。
 そして、私も生徒会だけでなく駅伝大会やピアノ、受験勉強などにも一生懸命取り組みたいと思います。

 最後に、楢葉中二年生(新三年生)のみなさん、いよいよ中学校生活も残り一年となりました。
 お互い離れ離れですが、それぞれの中学校で進路の実現を目指してがんばりましょう!」







生徒会長として、駅伝のメンバーとして活躍している松本さん。

さらなる活躍を期待しています。

s.sawaide


新年度準備が始まりました。

2012-04-02 19:08:20 | 楢葉中・絆project
本日から、24年度楢葉中学校の開校準備が始まりました。
校長先生をはじめ、新しく着任された先生方と協力して新学期準備を行っています。


写真は職員室の様子です。教頭先生と遠藤先生が遅くまでパソコンと格闘していました。


仮校舎での開校となり、十分とは言えない環境ですが、少しでも良いスタートが切れるよう、教職員一同頑張っています。


Scrum.Kaz