福島県双葉郡楢葉町立楢葉中学校「絆プロジェクト」ホームページ

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ジャイアンツ杯~結果報告~

2011-08-04 13:57:16 | 楢葉中・絆project
楢葉中生や先生方、町の方々をはじめ多くの方々に応援していただいたジャイアンツ杯福島県中学野球大会が無事終了しました。

大会に参加したのは、県内各地区の予選を勝ち抜いた16チーム。
 
開会式では、矢吹町が生んだスーパースター
読売ジャイアンツOBの中畑清さんから熱く激励!!

楢葉中の初戦は「いわき市立植田中学校」
先日のいわき市中体連大会第1シード、県大会ベスト4の強豪です。

初回楢葉中は、ヒットと走塁で相手バッテリーや守備のミスを誘い1点を先制!!
渡邉隆也君や新妻太生君、楠研次郎君の安打などその後も攻撃の手をゆるめず!!
ランナーは、果敢に次の塁を狙うなど、昨年の秋以来の公式戦とは思えないほど積極的な戦いぶり。
しかし植田中の誇る2人の好投手の前に、なかなか追加点が奪えません。

一方の守備。楢葉中のマウンドは楠君。
相手打線をわずか2安打に抑える好投。
ベンチや各ポジションからも声を張り上げ、守備位置やシフトの確認を行います。
しかし守備連携の練習不足からミスが出て2失点。

迎えた最終回。
打席には代打の切り札、遠藤竜成君。
その遠藤君の気迫に、相手投手の手元が狂ったのかデッドボールで出塁!!!。
代走の宇佐見拓夢君がファーストランナーに入り、投手にプレッシャーをかけます!!。
その後代打の渡部太登君、それまで2安打の新妻君と続きましたが
ランナーを帰す事はできず・・。

結果は 植田2-1楢葉。

試合に勝つことはできませんでしたが
最後まで声を張り上げ
スタメンも控えもなく
ベンチが一丸となって戦う姿は
震災前のあの頃の姿でした。
本当に良くやったと思います。

試合終了後、植田中学校の監督の古内先生からは
「(楢葉中が)この状況であそこまで(の戦い方が)やれるとは、さすがだ・・・」
と、選手達の取り組みに対して、お褒めの言葉をいただきました。

大会2日目は、準決勝と決勝が行われました。
植田中学校はその後も2回戦、3回戦を突破。決勝も4-0と勝利し優勝。

楢葉中の選手達は、読売ジャイアンツのご厚意で野球教室に参加。
教室には、読売ジャイアンツコーチ福王さんと、Gアカデミー金屋さん。
 
打撃の実技では山下達也君が鋭い当たりを連発。
西尾潤也君も、金屋コーチのアドバイス後に打球の質が変わりました!さすがプロ!
  
投球では上田絢子さんや渡辺詩保乃さん、久保田直道君、猪狩弘樹君が基礎から丁寧に教えていただきました。
   
ベースランニング大会なども行われ、大いに盛り上がりました。
(速すぎてカメラが追いつきません・・・)
   
最後は栄養講座の講習会に参加して、盛りだくさんの2日間は閉幕。


楢葉中は県王者にはなれませんでした。

しかし困難を乗り越え
力を合わせ、必死になり、素晴らしいチームと堂々と渡り合えた自分たちに
誇りと自信を持って欲しいと思います。
そして負けた悔しさや今回の経験を、今後さらに自分を磨いていく原動力にして下さい。
それが、声援を下さり、力を届けて下さった方々への本当の恩返し。

試合に負けた悔し涙もあり・・・
2日間の共同生活での、笑いやハプニングもあり・・・
このメンバーでもうチームを結成できない別れの涙もあり・・・

ぎっしり思い出の詰まった夏休みの2日間。
仲間達との熱い熱い2日間。
あの日以来止まっていた時計の針を、自分たちの力で再び前に進めたこの2日間。
お父さん、お母さんをはじめ、多くの方々に支えていただいたありがたいありがたい2日間に
あらためて感謝しましょう。

ありがとうございました。


m.watanabe