いるま・風の善さん

中高年オジンの趣味と遊びの日記です。

東博 講演会(伊能忠敬の日本図)と台北故宮博物院、神品至宝展見学

2014年07月19日 | 講演会
 現在東京国立博物館(トーハク)では、特別展・台北国立故宮博物院の「神品至宝展」が開催されている(6/24~9/15日)。そして、同時期に企画展示されている 特集「伊能忠敬の日本図」に関連した月例講演会が行われたので、見学・聴講してきました。

 講師:田良島哲 東博課長
 伊能忠敬といえば、小学生でも、日本で最初の実測地図を作成した人として知られている。
伊能図は最終上程本「大日本沿海與地全図」として、幕府に提出され明治6年の火災により全部消失してしまったが、各地に副本・写本が伝来している。

(日本図の展示ポスター)

伊能図は縮尺によって、大図(36,000分の1)、中図(216,000分の1)、小図(432,000分の1)に分類される。

(中図・関東)

(九州沿海図・中図と大図、薩摩地方)

(日本沿海與地図、中図、中国・四国版)

「伊能忠敬測量日記」全28冊が、佐倉の記念館に所蔵され全文翻刻されていて、伊能図と照らし合わせていくと測量の状況がよく解るという。機会があれば伊能忠敬記念館のも訪れてみたい所です。

講演会の前に、トーハク平成館で開催されている『特別展・台北国立故宮博物院・神品至宝』を見学して帰りました。

 国立故宮博物院の文化財の多くは、中国の宋時代から元・明・清時代にわたる歴代皇帝のコレクションを受け継ぐもので、今回は台北故宮の収蔵品から、代表的な作品186点を紹介する日本初の展覧会です。(作品の写真はトーハクHPより)

(散氏盤さんしばん・西周時代前9~前8世紀)


(人と熊・清時代18~19世紀)

 台北の博物館の展示品でも人気の高い、ヒスイでできた 白菜 の展示は7/7日で終了したために、その映像しか確認できませんでした。

(翠玉白菜すいぎょくはくさい・清時代18~19世紀)

 古くからの中国の文化は、後に形成された日本文化の淵源となるものが多く、その文化を深く理解する必要を感じさせた展示会でありました。

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