猫は天下の回りモノ

右を向いても左を見ても、猫・ねこ・ネコ!いつの間にやら11ニャンコになってしまい毎日毎日大騒ぎ★

旅立ち

2007年02月09日 22時07分32秒 | ウカレポンチの部屋



     
                           

        今日…2007年2月9日金曜日 午後1時頃


        お外で暮らしている こぶちゃんが 虹の橋へ旅立ちました。


        交通事故でした。 (写真は去年の11月2日のものです)

        
        私は仕事だったので 帰宅してから知りました。


        
        うちは小さな工場の敷地内に住んでいます。
        駐車場には働いている人たちの車が止まっています。
        工場の人たちはみんな良い人たちで この子達をいじめるようなひとはいません。
        こぶちゃんを撥ねたのは 一番の猫好きのお兄ちゃんでした。
        血相を変えて うちの母を呼びに来たそうです。

        「どうしよう、動かないよー!」 と おろおろと泣きそうな顔をして。
        母が急いで外へ行ってみると もう息はなかったそうです。

        即死だったようです。

        泣きそうな顔でいるお兄ちゃんに、
        「大丈夫だから。ちゃんと霊園に連絡するから心配しないで。」
        母が言うと…
        「でも、お金かかるんでしょ?」と言ったそうです。
        「うん、かかるけどいいんだよ。」と母は言いました。 
        そして、「 箱を用意してくれる?」と言うと、
        すっ飛んでいって、綺麗な箱を作ってきました。
        母がこぶちゃんを抱き上げてタオルでくるみ、そっと箱へ寝かせてると、
        お兄ちゃんの姿が消えていました。
        やはり多少は出血があったので、顔を拭いて綺麗にしていると、
        お兄ちゃんは マタタビの木とお菓子を買って持ってきました。

        そして、「ごめんね、ごめんね…。」と、何度も何度も謝っていたそうです。

        母が動物霊園に電話をして、明日火葬してもらうことになりました。
        そのことをお兄ちゃんに告げると、あとで火葬の費用を持ってきたそうです。
        母はもらうつもりなんかなかったのですが、お兄ちゃんの気持ちを考えて、
        半分だけ貰うことにするそうです。

        
     
        こぶちゃんは、くろべえの娘でペンちゃんとチビクロちゃんの兄弟です。
        (慎太郎と龍太郎とも兄弟ってことですね)
        でも、とても臆病でまったく懐いてくれませんでした。

        ご飯を持っていっても、小屋の中に入ってこないしすぐに逃げちゃいました。

        だからきちんとご飯を食べているかどうか心配をしていましたが、

        抱き上げた時に ちゃんとお肉がついてて太ってたことで母は安心したそうです。

        懐いていなくたって、可愛いことに変わりはありません。


        私が帰宅してからすぐに、タオルを取り替えて顔をもう一度綺麗にしました。
        息をひきとって、初めてさわらせてくれたのです。
        外傷はほとんどなく、とても綺麗な顔をしていました。

        母が買ってきた綺麗なお花とたくさんのオヤツを持って、
        こぶちゃんは明日旅立ちます。

        正直言って、とても複雑な気持ちです。

        このまま大人になって、また赤ちゃんを産んで近所の人たちに疎まれるのか。
        いや、どこか別のところで車に撥ねられたりするよりは…。
        などと、様々なことが頭の中で回っています。
        
        もっともっと美味しい物をたくさん食べさせてあげれば良かった。
        みんな一緒におうちに入れてあげたかった。
        でも、できなかった…。
        

        私にできるのは、早く虹の橋に行って暖かい陽射しを身体いっぱいに浴びて、
        誰にも怯えることなく楽しく暮らしてくれることを願う事だけ。
        

     
      

        今年のお正月の写真です。(左はお母さんのくろべえちゃん)

        側に来てくれないので、写真がほとんどありません。
        でも、次の休みの日には写真を持って霊園に行ってきます。
        私は明日も仕事で、どうしてもお休みが取れないので霊園の方が
        家まで迎えに来てくれることになっています。

        
        ごめんね、こぶちゃん。
        もっともっと愛してあげればよかった。


        こぶちゃん 安らかに眠ってね。

        
        
        

        
        


     


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (なおきちどん)
2007-02-11 00:34:28
みなさまにまで悲しい思いをさせてしまって、ごめんなさい。
でも、私自身がこういうことを忘れない為にもこうして残しておきたかったのです。

こぶちゃんとのお別れは、私よりも母のほうが堪えています。
この子達が来た頃からは私も仕事をしてたので、母がほとんど世話をしているものですから。
昨日、雪の上から抱き上げた時に母の手の中で最後のオシッコをしたそうです。
最後の最後にぬくもりを残していってくれたんですね。
今日は昨日よりもずっとずっと悲しかったそうです。
昨日はちょっと気が動転していたんでしょう。
でも、みなさまの暖かい言葉に母も私も本当に救われています。
ありがとうございました。


★あずあずさんへ

ごめんね、いつも同じことの繰り返しばっかりの私で。
自分では目いっぱい頑張ってるつもりでも、現実ってこうなんですよね。
しょうがない…で、済ませることしかできないのかなぁ。
できるかどうかは分かんないけど、いつの日かもっともっとみんなが幸せに暮らせるようにできる日が来るって頑張るんだ
ありがとう。

★Tatsukiさんへ

私もTatsukiさんの記事を読んで、また泣いてしまいました。
なんという偶然かと。

本当にこぶちゃんは臆病だったので、この子は大丈夫だと思っていたんですよ。
駐車場の中はみんなノロノロ運転なので、普通ならぶつかっても即死なんてあり得ないんですよ。
だから、きっと雪の山の上で遊んでいて、ちょうど車の前に飛び降りてきたんじゃないかと、母と話していました。
運命っていうかなんていうか…。
でも、抱っこできてよかったです。
ナデナデできてよかったです。
ありがとう。

★ゆっきはっちさんへ

謝らないでくださいよ~!
私が自分で撒いた種なんですから。
たまたま、うちの回りは昔から野良猫ちゃんがいっぱいいたんです。
昔は空き地だらけだったからみんなそれなりに幸せそうだったんですけどね。
もう空き地はなく家だらけになってしまって、猫たちがいれるのはうちだけなもんですから。
ナゼなのかは分からないけど、うちを選んで来てくれてるのかなって思って諦めてます(笑)

ゆっきはっちさんはじめ、みなさんの暖かい思いはこぶちゃんにも伝わってると思います。
本当にありがとう。

★としへ

いいんだよ~。
せっかくネットデビューだったのに、悲しい記事ですまん
時間ある時また遊びにきてちょ!

★rinkoさんへ

ごめんね、また悲しい気持ちにさせちゃって。
しょうがないよ、同じ札幌でも状況やなんかが全然違うんだもんね。
資格なんて、誰にもないよ!
私だって、悲しいって思う資格もないかもしれないもん。
でも、人間だってさいつ命がなくなるかなんて分からないじゃない。
今は健康だって、事故もあるし。
みんな運命…寿命を持って生まれてきてるって言うじゃない。
それを受け入れることしかできないもんね。
私達にできるのは、忘れないことと、今一緒にいる命を大切にしてあげることだよね。
だから、また次からはいつものウカレポンチに戻るから!
rinkoさんのナイーブな心を傷つけないように面白い記事書くからさ!
(別の意味で痛めつけたりして
ありがとう。

★りおさんへ

お兄ちゃんも本当に優しい人なんですよ。
だから、本当に辛かっただろうと思います。
でもきっと、こぶちゃんは分かってくれてると思います。
もう、こぶちゃんは新しい世界で元気ですね!
ありがとう。

★ななみさんへ

わざわざ記事を読み直してくれたんですか。すみません。
いいんです、私も自分が何を言いたいのかよく分からなくなってますから
ななみさんの優しさもちゃんとこぶちゃんに伝わってると思います。
ありがとう。

★あきさんへ

本当に生まれてきてくれてありがとうです。
たとえ、一緒にいれた時間は短くても、会えて良かったです。
でも、次に会うときはもうちょっと仲良くして欲しいな~。
ありがとう。

★matatabiさんへ

そうなんです!
本当にそうなんです!!
こぶちゃんたちは、まだ誰からも苛められたことがないんですよ。
もっと大人になって、行動範囲が広がってくればいろんな所で苛められたりすることもあります。
うちの近所じゃ誰も歓迎はしてくれませんからね。
そんな辛いことを知らずに逝けたのも幸せかもしれない…母も同じことを言っていました。
そう言ってくれて嬉しいです。
ありがとう。
返信する
ご冥福をお祈りします (matatabi)
2007-02-10 21:41:50
人間に苛められた事がないこと(工場の方達)、
それと、意地悪されて亡くなったのではないのが、
せめてもの救いです。
こぶちゃんのご冥福を心からお祈りします。
返信する
ありがとう。 (あき)
2007-02-10 21:18:53
こぶちゃん、よくがんばったね。
生まれてきてくれてありがとう。
ゆっくり休んでね。
返信する
安らかに (ななみ)
2007-02-10 13:19:50
記事を読んで出直してきました。
時間をかけて考えてみましたが、うまく書けません。
どうか、こぶちゃん安らかに眠って下さいね。
返信する
ご冥福をお祈りしてます。 (りお)
2007-02-10 09:40:16
みとってくれた人たちの心が優しいんですもの、こぶちゃん、きっと天国で幸せに暮らしますよね。

返信する
こぶちゃん安らかに… (rinko)
2007-02-10 07:59:30
残念でしたね…
私も、近くにいながら何も出来ない一人です…
なおどんさんの記事を見るたびにいつも心が痛くなります。
何も言う資格はないけれど
なおどんさんやお母様、そして轢いてしまったお兄さんの気持ちを思うと…
こぶちゃんのご冥福をお祈りします
返信する
ありがとう。 (とし)
2007-02-10 00:08:26
ブログとは関係ないコメントでごめんね。これから、のんびり読ませてもらいます久々見たよ、空の写真。いいね。猫ちゃんたちもカワイイ。とりあえず、少し使えるようがんばる。また連絡するよ。おやすみなさい。
返信する
Unknown (ゆっきはっち)
2007-02-10 00:04:41
こんなことを言ってもいかたないと思いつつも…
同じ札幌に住んでいて、なおきちどんさんの日記を読んでこの子のことを知っていて、何もしてあげられないでいて、本当にごめんなさい。こぶちゃんごめんね。ごめん。
ただ、なおきちどんさんは自分を責めないでください。お兄さんも、どうか。
こぶちゃんがどうか今、幸せにいますように。
返信する
こぶちゃん・・・また会おうネ! (Tatsuki)
2007-02-09 23:24:36
偶然にも、昨夜の私の記事とオーバーラップしてしまい、
涙が溢れて、記事が読み辛かったです。。。
私が気になって仕方ない子もサビ猫さんなので、
写真のこぶちゃんとダブります。。。

辛い別れでしたネ・・・
お母さんにとっても、なおきちどんさんにとっても・・・
そして、そのお兄さんにとっても・・・

臆病な子ほど、不憫に思えてなりません。
みんなと一緒に、こっちに来てくれれれば、
温かい場所を提供してあげられるのに・・・。

息を引き取って、初めて知る彼女の身体の状態・・・
淋しいですが、最後に触れる事が出来て、
本当に良かったです。。。

こぶちゃんのご冥福をお祈りします。。。
返信する
Unknown (あずあず)
2007-02-09 22:41:02
なんて言ったらいいんでしょう。言葉がありません。
だって・・・なおきちどんさんちは、たくさんたくさん、おうちに入れてるじゃないですか・・。
全部の子を入れてあげるなんて出来ないし。たった一匹しか一緒に暮らしていない私なんかが知らない苦労をしてるはず。
大きくなって子供をたくさん生んで疎まれて・・・悲しいけど現実そういう面もありますよね。・・。
じゃあ、どうすればいいのでしょう。。
コメントするかどうか迷いました。やっぱり、何も言うべき言葉がみつからない。。。。
いったい、野良ニャンや野良ワンはどこで暮らせばいいんでしょう。。。
写真の中のこぶちゃんと目が合うと何も言えません。

でも、なおきちどんさんもお母上もいっぱい愛してあげたって思います。


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