田植えが終わり、品種ごとに生育調査が始まりました。
各営農組合の担当者が、「調査の仕方」の講習を終えて毎週火曜日の朝に調査しJAへ報告してきます。
今の生育ステージでは3項目の調査を行っています。
草丈:(調査対象12株)全ての葉を垂直に立て、地際から一番高い葉先までの長さを0.5cm単位で。
茎数:(調査対象12株)葉鞘から出る、分けつ葉に主桿の数を加えた茎の数。
葉令:(調査対象5株) 展開中の葉がひとつ前に展開した葉と同じ長さになった状態を0.8とし0.1単位で測定する。(古い葉が退化する場合があるので葉にマジックで数値を記入すること)
5月の連休に植えられた五百万石は現在、草丈20cm余り、茎数10本、葉令6.5くらいで平年並みの生育となっています。
特に茎数は分けつも始まり、田植え時に1株3本くらいであった茎が3倍以上に増えています。6月末の目標茎数が22本くらいなので、今後はそれに誘導すべく水管理を行っていきます。
農家を対象とした青田まわりも始まりました。営農指導員が朝5時半と夕方6時に各集落を回って今後の注意点を確認しています。
5月の夕方の風景です。
当地特有の散居村が、水田の中に浮かんだ島のように見えます。
4月から5月にかけて、稲が幼い時期までの水田は鏡のように夕焼けを写し出し、少し高い所へ登ればこのような風景が見られます。